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ちょっぴりひとやすみ? 詩のコーナー
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『人生は春夏秋冬』
春はいつだって
心躍りながら始まる
軽やかなステップを踏む女神が
長い金髪を風に揺らすように
初々しい春の風が
今年もまた恋を連れてくる
笑わせてくれるのね
小さな芽吹きは確かに
心を潤してくれる
軽やかに歩ける力を与えてくれる
女神が背をそっと押してくれる
人生は春夏秋冬
夏は汗が飛び散るほどに
情熱的な愛を交わす
唇触れさせるだけでも
心は溶け合って
甘い匂いに包まれながら
紅い花を胸に咲かせる
歌わせてくれるのね
燃え上がる二人は確かに
指を絡めていた
力強さという匂いをまとわせて
紅い花を手で包むの
人生は春夏秋冬
秋はいつも唐突に
訪れる終焉の風
燃え盛っていたはずの愛は
気づけば徐々に勢いを弱め
少しずつ遠ざかり
手の内の花を握り潰した
「婚約破棄」
貴方の唇が発する
氷のような言葉は
胸を貫き紅に染め上げる
冬は涙さえも凍り付く
心も感情も
全部が冷たさに覆われて
固まってしまえば
苦痛すらも消える
絡めた指先の温もりも
過ぎ去ったものとなり
貴方と交わした愛の熱すらも
遠ざかり消えゆく
記憶という広大な海に沈めば
二度と戻らない
人生は春夏秋冬
泣いても笑っても
明日は来るもの
泣いても笑っても
一年は巡るもの
そしてまたいずれ来る春を待ち続ける――
人生は春夏秋冬
『花のように生きる。』
そうよわたし
たとえどんなことに出会ってしまったとしても
それでも前を向いて進むわ
そうよわたし
たとえどんな辛さに心潰されたとしても
それでも負けたりはしないわ
婚約破棄された苦しみ
それすらも
必ず希望に変えてみせる
いつも笑うの
いつも歌うの
咲き乱れる花のように
あの楽園で
誰よりも煌めく花のように
わたしは生きるわ
花のように生きる。
生きている限り
痛みも
苦しみも
時に出会う
巡り会うことでしょう
けれども未来を
光ある明日を諦めない
闇の中でも光を求め続ける
決して負けはしない
どんな絶望に見舞われたとしても
たとえ心折れても
いつかまた立ち上がって
必ず希望へと至り
そして楽園の舞台のど真ん中に立って
歌い踊る
あの美しい伝説の女神のように
花のように生きる。
春はいつだって
心躍りながら始まる
軽やかなステップを踏む女神が
長い金髪を風に揺らすように
初々しい春の風が
今年もまた恋を連れてくる
笑わせてくれるのね
小さな芽吹きは確かに
心を潤してくれる
軽やかに歩ける力を与えてくれる
女神が背をそっと押してくれる
人生は春夏秋冬
夏は汗が飛び散るほどに
情熱的な愛を交わす
唇触れさせるだけでも
心は溶け合って
甘い匂いに包まれながら
紅い花を胸に咲かせる
歌わせてくれるのね
燃え上がる二人は確かに
指を絡めていた
力強さという匂いをまとわせて
紅い花を手で包むの
人生は春夏秋冬
秋はいつも唐突に
訪れる終焉の風
燃え盛っていたはずの愛は
気づけば徐々に勢いを弱め
少しずつ遠ざかり
手の内の花を握り潰した
「婚約破棄」
貴方の唇が発する
氷のような言葉は
胸を貫き紅に染め上げる
冬は涙さえも凍り付く
心も感情も
全部が冷たさに覆われて
固まってしまえば
苦痛すらも消える
絡めた指先の温もりも
過ぎ去ったものとなり
貴方と交わした愛の熱すらも
遠ざかり消えゆく
記憶という広大な海に沈めば
二度と戻らない
人生は春夏秋冬
泣いても笑っても
明日は来るもの
泣いても笑っても
一年は巡るもの
そしてまたいずれ来る春を待ち続ける――
人生は春夏秋冬
『花のように生きる。』
そうよわたし
たとえどんなことに出会ってしまったとしても
それでも前を向いて進むわ
そうよわたし
たとえどんな辛さに心潰されたとしても
それでも負けたりはしないわ
婚約破棄された苦しみ
それすらも
必ず希望に変えてみせる
いつも笑うの
いつも歌うの
咲き乱れる花のように
あの楽園で
誰よりも煌めく花のように
わたしは生きるわ
花のように生きる。
生きている限り
痛みも
苦しみも
時に出会う
巡り会うことでしょう
けれども未来を
光ある明日を諦めない
闇の中でも光を求め続ける
決して負けはしない
どんな絶望に見舞われたとしても
たとえ心折れても
いつかまた立ち上がって
必ず希望へと至り
そして楽園の舞台のど真ん中に立って
歌い踊る
あの美しい伝説の女神のように
花のように生きる。
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