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後編
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あれから十五年。
私は今、伯父の紹介によって知り合った領地持ちの家の次男である男性と結婚し、二人で一つの家に住んでのんびりと暮らしている。
領地の管理はしなくてはならないからやはり日々苦労はあるけれど。それでも私はこの人生を後悔はしていないし、むしろ、この道を選んだことを良かったと考えている。
穏やかな夫と共に生きられる、それが何より幸せだ。
そういえば。
これは先日私の父から聞いた話なのだが。
元婚約者の彼は私と別れた後一人の女性と結婚したらしい。
しかし結婚した直後に女性側に問題があったことが判明。
家族間での喧嘩にまで発展し、結局、二人は離婚に至ってしまったそうだ。
◆終わり◆
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