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2話
しおりを挟む妖精の酷い行いをどうしても見ていられなくて。
私は隠れることをやめてしまった。
「ちょっと! 何しているの!」
声を出し、二人の前へ出てしまう。
「え、エリザ!?」
「あーうっぜェー」
オーウィンの瞳には不思議な紋章が映り込んでいる。
まさか……妖精に何か術でもかけられているのだろうか?
もしそうだとしたら。
やりようはある。
まだオーウィンとやっていける可能性はある。
私は一気に駆け寄って、片手で妖精の女性を掴む。
「ふぎゃ! は、は、離しなさいヨォッ!」
「貴女、オーウィンに術でもかけている?」
「う、うっさいわネェ! 何でもいいでしょ、放っておいてヨ!」
言わないなら簡単なこと。
彼女を掴む手に力を加えるだけ。
「死にたくないなら話しなさい」
「う――うるさいわネェ! ちょこっと魔術をかけただけ! べつにどうってことなイワ! ただ少し寿命が縮むだ――」
刹那、彼女を握り潰した。
「あ……あれ? どうしてここに……」
「オーウィン、気がついた?」
「エリザ、どうしてこんなところにいるんだろう。何か知ってる?」
「貴方は妖精に術をかけられていたのよ」
「ええ!? 何それ!?」
「この森には妖精が住んでいるのよ」
「ああ、そうだよね、それは聞いたことあるよ」
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