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紅の果実
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紅の果実を
指で触り
頬で撫でると
艶やかな物語が
どこからともなく
聞こえてくる
穢れ知らぬ
穏やかで無垢なる娘のように
純粋な硝子の瞳で
それを見つめる
紅の果実を
舌で撫で
歯で噛み締めると
迸る甘く酸い味
唇まで果実色に染まる
春夏秋の匂い
やがて雪が降りだすと
地表から果実は消え
すべてが銀に塗られる
甘く酸い匂い
嗅ぐこともない
舌で触れることも
指で触れることも
今はもうできはしない
ただ
冷ややかな隙間風に
身を
委ねるだけ
陰に身を潜め
やがて来る春を
待ち続ける
指で触り
頬で撫でると
艶やかな物語が
どこからともなく
聞こえてくる
穢れ知らぬ
穏やかで無垢なる娘のように
純粋な硝子の瞳で
それを見つめる
紅の果実を
舌で撫で
歯で噛み締めると
迸る甘く酸い味
唇まで果実色に染まる
春夏秋の匂い
やがて雪が降りだすと
地表から果実は消え
すべてが銀に塗られる
甘く酸い匂い
嗅ぐこともない
舌で触れることも
指で触れることも
今はもうできはしない
ただ
冷ややかな隙間風に
身を
委ねるだけ
陰に身を潜め
やがて来る春を
待ち続ける
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