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前編
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私にはフォーカスという名の婚約者がいる。私たちは正式に婚約した関係、曖昧な関係では断じてない。が、彼はというと、私よりも幼馴染みの女性を可愛がり大切にしている。彼は婚約者はいる身だというのにいつも幼馴染みと遊んでいて、二人きりで会うことは普通、さらにはお泊まりまで繰り返している。
ある日、そのことについて触れると。
「大事な幼馴染みを傷つけるようなこと、できるわけがないだろう!」
急にキレられた。
さらに。
「君、本当に、いっつもそんなことを言うな! そんなに悔しいのか!? 嫉妬深い女とか最悪だな! 今すぐにでも離れたいくらい、いや、そもそも君がそんな嫉妬まみれのクソ女と知っていたら最初から婚約なんかしなかったのに! ああ不愉快不愉快だ! 今すぐにでも他人になりたい! でも無理なんだよな……ああ、幼馴染みを選んでおけば今ごろ薔薇色の人生だっただろうに……ああ! 今とても後悔している!」
驚くくらいの長文で、そんなことを言われてしまった。
「君みたいな性格最悪心狭すぎ女を妻にしなくてはならないなんて……ああ悲しき!!」
なぜそこまで言われなくてはならないのか。
お泊まりし放題、やりたい放題、それがどうかと少し意見を言っただけなのに。
「あの、私、婚約解消しても構いませんよ」
「なっ!?」
「幼馴染みの方と結婚なさってください、それがお互い一番良いのでは」
「本気か!?」
「はい、婚約破棄しても構いません」
「そうか! ありがとう! ではそうさせてもらう!」
ある日、そのことについて触れると。
「大事な幼馴染みを傷つけるようなこと、できるわけがないだろう!」
急にキレられた。
さらに。
「君、本当に、いっつもそんなことを言うな! そんなに悔しいのか!? 嫉妬深い女とか最悪だな! 今すぐにでも離れたいくらい、いや、そもそも君がそんな嫉妬まみれのクソ女と知っていたら最初から婚約なんかしなかったのに! ああ不愉快不愉快だ! 今すぐにでも他人になりたい! でも無理なんだよな……ああ、幼馴染みを選んでおけば今ごろ薔薇色の人生だっただろうに……ああ! 今とても後悔している!」
驚くくらいの長文で、そんなことを言われてしまった。
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なぜそこまで言われなくてはならないのか。
お泊まりし放題、やりたい放題、それがどうかと少し意見を言っただけなのに。
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「なっ!?」
「幼馴染みの方と結婚なさってください、それがお互い一番良いのでは」
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