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13話「愛されて」
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その後正式に話し合いの場が設けられることとなった。
そしてその場においてスオカとリリアニカは悪しき行いについて追及されることとなったのだった。
二人の悪事は明るみに出て。
私だけが被害者であるということが明確になった。
録音魔法を使って残しておいたリリアニカの暴言データも役に立った。
そうして私ラララとスオカの婚約は破棄となる。
私はスオカとリリアニカ双方から慰謝料を支払ってもらえることとなり、思わぬ形で大金持ちになったのだった。
「まさかこんなことになるなんてねぇ……ラララちゃん、大変だったわねぇ」
幼い頃から可愛がってくれていた近所のおばさんは私のことを心配してくれていた。
「でも良かったです。ややこしい方々から離れられたので」
「あらそう。強いのねぇ。尊敬するわぁ」
「これが運命なら仕方がないことだったのだろうと思いますし。私は切り替えてまたここから歩み始めようと考えています」
「強いし、前向きだし、凄いわねぇ。スオカくんだっけ? こんな魅力的なラララちゃんを手放すだなんて……分かってないわぁ」
小さい頃からよく遊んでくれたおばさん。血の繋がりはないけれども、ある意味唯一無二、特別な存在。優しい人だからこそ心配させたくはない。
こうしてややこしい婚約者らから解放された私は妖精族としての力を使い人助けをする道へと歩みを進めた。
あの後スオカは処刑された。浮気を知り激怒した私の父が妖精族の王にそのことを話し、結果、スオカは処刑されることとなったのだ。これはさすがに想定外の展開ではあったけれど。ただ、父としては、彼の身勝手な行いは絶対に許せないものだったのだろう。
そしてそれから少ししてリリアニカも処刑となる。というのも、彼女が私へ吐いた暴言が大きな問題になったのだ。発言があまりにも酷い、ということで。救いようがないと判断され、リリアニカもスオカと同じく処刑されることとなってしまったのであった。
一方私はというと、妖精族の王の長男と結婚。
「見て! ラララ・シフォン・ティアラーンさまよ! ラララ・シフォン・ティアラーンさまがいらっしゃるわ!」
「ああ……お美しい……ああ、もう、完璧な女神……」
「同性でも惚れてしまうわね」
「あの方がラララ・シフォン・ティアラーンさまなのね……! 初めて実際に目にしたけれど美しすぎるお方だわ。もう、もう、もう……泣きそうッ!!」
多くの民に愛されながら生涯を終えた。
「ラララさまあああああああ! い、いやあああああああああ! 亡くなってしまわれるなんて……そんな、いくら寿命とはいえ、そんな……耐えられ、ないっ……寂しいですううううううう! 偉大なるラララさまああああああああ!」
「っ、ひ、っく……ぅ、ううっ……ぁ、ぅ……っ、ぐすっ……っ、っく、ぅ、ううう……っ、う、ううっ……」
「ああ……ラララさま、ラララさま、どうか……どうか、戻ってきてください……! この国にはラララさまが必要ですっ……! 皆泣いています……ですからどうか、どう、か……っ、ラララさま……! 帰ってきてください……! 聞こえていますか……? ラララさまっ……!」
これまでは中途半端なところで落命してしまうことが多かった。
けれども今回は生き延びた。
ある程度の年齢まで無事で生きられたのは初めてだ。
こんなに幸せな人生――否、妖精生かもしれないが――経験するのは初めてのこと。
もちろん苦労だってあった。王の子と共に生きてゆくのだから。勉強しなくてはならないことはたくさんあったし、乗り越えなくてはならない壁も少なくはなかった。でも、それでも、そこには苦労以上の幸福があって。だからこそ、どんな時も前向きに生きられた。
そしてその場においてスオカとリリアニカは悪しき行いについて追及されることとなったのだった。
二人の悪事は明るみに出て。
私だけが被害者であるということが明確になった。
録音魔法を使って残しておいたリリアニカの暴言データも役に立った。
そうして私ラララとスオカの婚約は破棄となる。
私はスオカとリリアニカ双方から慰謝料を支払ってもらえることとなり、思わぬ形で大金持ちになったのだった。
「まさかこんなことになるなんてねぇ……ラララちゃん、大変だったわねぇ」
幼い頃から可愛がってくれていた近所のおばさんは私のことを心配してくれていた。
「でも良かったです。ややこしい方々から離れられたので」
「あらそう。強いのねぇ。尊敬するわぁ」
「これが運命なら仕方がないことだったのだろうと思いますし。私は切り替えてまたここから歩み始めようと考えています」
「強いし、前向きだし、凄いわねぇ。スオカくんだっけ? こんな魅力的なラララちゃんを手放すだなんて……分かってないわぁ」
小さい頃からよく遊んでくれたおばさん。血の繋がりはないけれども、ある意味唯一無二、特別な存在。優しい人だからこそ心配させたくはない。
こうしてややこしい婚約者らから解放された私は妖精族としての力を使い人助けをする道へと歩みを進めた。
あの後スオカは処刑された。浮気を知り激怒した私の父が妖精族の王にそのことを話し、結果、スオカは処刑されることとなったのだ。これはさすがに想定外の展開ではあったけれど。ただ、父としては、彼の身勝手な行いは絶対に許せないものだったのだろう。
そしてそれから少ししてリリアニカも処刑となる。というのも、彼女が私へ吐いた暴言が大きな問題になったのだ。発言があまりにも酷い、ということで。救いようがないと判断され、リリアニカもスオカと同じく処刑されることとなってしまったのであった。
一方私はというと、妖精族の王の長男と結婚。
「見て! ラララ・シフォン・ティアラーンさまよ! ラララ・シフォン・ティアラーンさまがいらっしゃるわ!」
「ああ……お美しい……ああ、もう、完璧な女神……」
「同性でも惚れてしまうわね」
「あの方がラララ・シフォン・ティアラーンさまなのね……! 初めて実際に目にしたけれど美しすぎるお方だわ。もう、もう、もう……泣きそうッ!!」
多くの民に愛されながら生涯を終えた。
「ラララさまあああああああ! い、いやあああああああああ! 亡くなってしまわれるなんて……そんな、いくら寿命とはいえ、そんな……耐えられ、ないっ……寂しいですううううううう! 偉大なるラララさまああああああああ!」
「っ、ひ、っく……ぅ、ううっ……ぁ、ぅ……っ、ぐすっ……っ、っく、ぅ、ううう……っ、う、ううっ……」
「ああ……ラララさま、ラララさま、どうか……どうか、戻ってきてください……! この国にはラララさまが必要ですっ……! 皆泣いています……ですからどうか、どう、か……っ、ラララさま……! 帰ってきてください……! 聞こえていますか……? ラララさまっ……!」
これまでは中途半端なところで落命してしまうことが多かった。
けれども今回は生き延びた。
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もちろん苦労だってあった。王の子と共に生きてゆくのだから。勉強しなくてはならないことはたくさんあったし、乗り越えなくてはならない壁も少なくはなかった。でも、それでも、そこには苦労以上の幸福があって。だからこそ、どんな時も前向きに生きられた。
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