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25話「戦う気力が蘇る」
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その時、背後から現れた女性の仲間たちが、声をかけてくれた。
「マリーさまはお一人ではありません!」
「そうですよ。わたしたちもいます。頼ってください」
「皆で戦いましょう」
彼女たちは口々に頼もしい言葉を投げてくれて。
「……そうね!」
それによって、戦う気力が蘇る。
もう駄目かもしれない、そんな風に思う部分も若干芽生えていて。心折れかけていた。このままでは駄目かもしれない、とか、もうどうにもならないかもしれない、とか、そんな風に思ってしまっている部分は確かにあったのだろう。
けれどもまだ諦めていない彼女たちの姿を見たら、こんなではいけないと思えてきた。
大切なものを護るために戦うんだ、と。
少しずつではあるけれど。
再びやる気が蘇ってくる。
「わたしたちも魔法で共に戦います」
「数で立ち向かえば怖いものなんてないですよ!」
「そうですよっ。大切なものを護りたい気持ちは全員同じですっ」
互いに励まし合い勇気を与え合う私たちの姿を目にしたミッシェルはその面に黒い笑みを滲ませながら「うっふ~。勇気とか、絆とか、無意味過ぎるぅ」なんて嫌みを言ってきていた。
けれども今の私たちにはそんな言葉など刺さりはしない。
悪意ある言葉くらいのものでは私たちの前向きな心は叩き壊せない。
「オポポン!」
「ロポポン!」
「メポポン!」
「リポポン!」
「ツポポン!」
女性の仲間たちがほぼ同時のタイミングで一斉に魔法を放つ。
呪文はそれぞれだがどれも目くらましの魔法。
少しずつ効果は違っているが放つ目的は似たようなもの。
「くっ……」
一瞬、ミッシェルはめまいに襲われたようだ。
奇跡的に隙が生まれた。
仕掛けるなら今。
「ウンタラ・ウンテラ・アンディア・ルシシピエーシェラ・アンディラッツ・エリシトシリアカリアランティラメクルシィク・ウンタラ!!」
今度こそ私の魔法をまともに受けたミッシェル。彼女は「うっふ~ぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」と甘ったるい悲鳴をあげて倒れ込む。そして数秒の間の後に塵となり消滅していく。その身はあっという間に無になった。
「「「やりましたね!」」」
仲間の女性たちが声をかけてくれる。
「協力してくれてありがとう!」
気づけば自然とお礼を述べていた。
「マリーさまのお力になれて嬉しいです」
「ここからも皆で乗り越えていきましょう!」
「わたしもやればできましたっ」
その後も私たちは力を合わせて敵に立ち向かった。
ミッシェルを倒した後すぐに襲いかかってきたのは、北の悪魔族長ノリース・ノース・ノノンス・ノンザ・ノリアンス。
銀細工のような繊細な美しさを持った長髪が印象的な二十代くらいの男性の姿をしている人物だった。
彼は大きな鎌を武器としていて、それを使って私たちの命を刈ろうとしてきた。しかしその鎌が私の身に触れる直前彼は急に転倒。というのも、近くに大きめの落ち葉が一枚落ちていたのだ。それをうっかり踏んでしまったようで、滑り、転んでしまった……というのが、その瞬間に起きたことのすべてであった。
実は少々ドジっ子系青年だったノリースは、転倒して起き上がれず困っていたところに私の魔法を浴びることとなり、そのまま塵と化すこととなった。
「美形でも行動がアレではダサいだけでしたね」
「あれじゃあまともに活躍できないですよっ。どうして長になれたのか謎でした。そこまで人材不足だったんですかねー」
「悪の魔族、人手足りてないんじゃないの……って感じです」
「マリーさまはお一人ではありません!」
「そうですよ。わたしたちもいます。頼ってください」
「皆で戦いましょう」
彼女たちは口々に頼もしい言葉を投げてくれて。
「……そうね!」
それによって、戦う気力が蘇る。
もう駄目かもしれない、そんな風に思う部分も若干芽生えていて。心折れかけていた。このままでは駄目かもしれない、とか、もうどうにもならないかもしれない、とか、そんな風に思ってしまっている部分は確かにあったのだろう。
けれどもまだ諦めていない彼女たちの姿を見たら、こんなではいけないと思えてきた。
大切なものを護るために戦うんだ、と。
少しずつではあるけれど。
再びやる気が蘇ってくる。
「わたしたちも魔法で共に戦います」
「数で立ち向かえば怖いものなんてないですよ!」
「そうですよっ。大切なものを護りたい気持ちは全員同じですっ」
互いに励まし合い勇気を与え合う私たちの姿を目にしたミッシェルはその面に黒い笑みを滲ませながら「うっふ~。勇気とか、絆とか、無意味過ぎるぅ」なんて嫌みを言ってきていた。
けれども今の私たちにはそんな言葉など刺さりはしない。
悪意ある言葉くらいのものでは私たちの前向きな心は叩き壊せない。
「オポポン!」
「ロポポン!」
「メポポン!」
「リポポン!」
「ツポポン!」
女性の仲間たちがほぼ同時のタイミングで一斉に魔法を放つ。
呪文はそれぞれだがどれも目くらましの魔法。
少しずつ効果は違っているが放つ目的は似たようなもの。
「くっ……」
一瞬、ミッシェルはめまいに襲われたようだ。
奇跡的に隙が生まれた。
仕掛けるなら今。
「ウンタラ・ウンテラ・アンディア・ルシシピエーシェラ・アンディラッツ・エリシトシリアカリアランティラメクルシィク・ウンタラ!!」
今度こそ私の魔法をまともに受けたミッシェル。彼女は「うっふ~ぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」と甘ったるい悲鳴をあげて倒れ込む。そして数秒の間の後に塵となり消滅していく。その身はあっという間に無になった。
「「「やりましたね!」」」
仲間の女性たちが声をかけてくれる。
「協力してくれてありがとう!」
気づけば自然とお礼を述べていた。
「マリーさまのお力になれて嬉しいです」
「ここからも皆で乗り越えていきましょう!」
「わたしもやればできましたっ」
その後も私たちは力を合わせて敵に立ち向かった。
ミッシェルを倒した後すぐに襲いかかってきたのは、北の悪魔族長ノリース・ノース・ノノンス・ノンザ・ノリアンス。
銀細工のような繊細な美しさを持った長髪が印象的な二十代くらいの男性の姿をしている人物だった。
彼は大きな鎌を武器としていて、それを使って私たちの命を刈ろうとしてきた。しかしその鎌が私の身に触れる直前彼は急に転倒。というのも、近くに大きめの落ち葉が一枚落ちていたのだ。それをうっかり踏んでしまったようで、滑り、転んでしまった……というのが、その瞬間に起きたことのすべてであった。
実は少々ドジっ子系青年だったノリースは、転倒して起き上がれず困っていたところに私の魔法を浴びることとなり、そのまま塵と化すこととなった。
「美形でも行動がアレではダサいだけでしたね」
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