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2話
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実際には、私たちは順調だ。
関係性は良好。
それにロロもリージェラと過剰な接触はしないようにしてくれている。
「ロロ、リージェラがまた絡んできていたわよ」
「えっ!」
私はロロを信じている。
でもリージェラがやたらとロロにすり寄っていることも知っている。
だから時折不安になることもある。
人の心なんてそういうものだ。
安定した基礎があったとしても時には揺れることもある。
「自分の方が愛されているとか何とか言っていたわ」
「ええ! そうなの!? もう嫌だなぁ……僕、言ってないよそんなこと!」
でもそれでも前を向いていたい。
だから真っ直ぐな心で周囲と意思疎通をしつつ歩みたい。
「そうだったのね」
「文句言ってくる!」
「いいわよそこまでしなくても」
「言いたいんだ!」
「そう……でも、貴方と彼女が二人で会うのはちょっと嫌だわ」
「じゃあ一緒に行ってくれないかな?」
「分かったわ。貴方と一緒になら……あの人に会うのだって平気よ」
「よし! じゃあそうしよう!」
「今度こそ諦めてくれればいいのだけど」
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