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後編
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◆
ダイアンとの婚約が破棄となってから数年。
今も私は実家で両親と暮らしています。
しかし、この暮らしに不自由はありません。
なぜなら毎日とても充実しているから。
この生き方に満足しているのです。
朝起きて身を整えたら、朝食をとり、その後花壇に水やり。そして、集まった鳥たちにパンの欠片を与えます。それから玄関先を軽くほうきではき、郵便受けの中を確認。そこからは趣味の時間です。過ごす場所は自室であったり食事の際の部屋であったりと様々ですが、その日の気分に合っている場所を選んで、楽器を演奏したり軽い体操のようなことをしたりします。それから昼食をとって、自室へ。そこからは書かなくてはならない手紙の返事を書いたり自作小説のようなものの制作などを進め、一人過ごします。
そうしているうちに徐々に日は暮れてゆくのです。
毎日とても楽しいですよ。
あ、そういえば。
ダイアンはというと、あの後、身分違いの恋を親族から強く批判されたことによって心を病んでしまったそうで……今では自分の部屋に引きこもることしかできなくなってしまったそうです。
人生って不思議。
誰が幸せになるか、分からないものですね。
◆終わり◆
ダイアンとの婚約が破棄となってから数年。
今も私は実家で両親と暮らしています。
しかし、この暮らしに不自由はありません。
なぜなら毎日とても充実しているから。
この生き方に満足しているのです。
朝起きて身を整えたら、朝食をとり、その後花壇に水やり。そして、集まった鳥たちにパンの欠片を与えます。それから玄関先を軽くほうきではき、郵便受けの中を確認。そこからは趣味の時間です。過ごす場所は自室であったり食事の際の部屋であったりと様々ですが、その日の気分に合っている場所を選んで、楽器を演奏したり軽い体操のようなことをしたりします。それから昼食をとって、自室へ。そこからは書かなくてはならない手紙の返事を書いたり自作小説のようなものの制作などを進め、一人過ごします。
そうしているうちに徐々に日は暮れてゆくのです。
毎日とても楽しいですよ。
あ、そういえば。
ダイアンはというと、あの後、身分違いの恋を親族から強く批判されたことによって心を病んでしまったそうで……今では自分の部屋に引きこもることしかできなくなってしまったそうです。
人生って不思議。
誰が幸せになるか、分からないものですね。
◆終わり◆
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