複雑なSTORY

四季

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複雑なSTORY

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揃えた指を見せつけるように



そっと胸の前で手を重ねる



その意味を君はまだ知らない



いや



誰もまだ知らない



言葉で伝えられるなら



きっととても簡単なことなのでしょう



言葉だけでは伝えられない



だからこそこの世は難しい



ぴんと伸ばした指先に桜色が散って



また新しい季節を想わせる



ぴんと伸ばした指先に可憐な色が散って



また新たな日を想わせる



いつか恋をした記憶



胸の奥に消え去ったもの



もう二度と蘇らない



そう思っていたけど



意味もない果てしない暗闇



真夜中の湖で



また



いつの日か会いましょう
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