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後編
しおりを挟むその後、ネレレはリリの知人の男性によって拘束され、山小屋に運び込まれて数ヶ月にわたって拷問のような行為を受けた。彼女は最初のうちは「オレビレスさんが誘ってきたのよぉ」とか責任を彼だけに押し付けるようなことを言っていたそうだが、次第にそういうことは考えられなくなってゆき、いつしか「死なせてぇ」しか言わなくなっていったそうだ。で、やがて命を落としたそうだ。
ちなみに、オレビレスはというと、痴漢に連れ去られてその人の家に監禁されたそうで。
朝から晩まで酷い目に遭わされ続けているそうだ。
愛、という名のもとに。
拷問に近いような心を壊す行為を繰り返されているらしい。
ちなみに、オレビレスは既に精神崩壊しており、今は人形かというくらい何も言わず目も死んでいるという噂だ。
私はその後、オレビレスではない男性と巡り会い、その人と共に生きてゆく道を選ぶことができた。
今の生活に不満は一切ない。
むしろ喜びに満ちた日々。
邪魔してきそうなネレレもいなくなったことだし、もはや心配することは何もない。
ちなみに、リリとは今も関係良好で、定期的に会って喋っている。
◆終わり◆
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※小説家になろうにも投稿しています
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