ある朝、家に手紙が届きました。それは、婚約者からの手紙で、その内容は婚約破棄だったのです。

四季

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後編

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「男の力も必要じゃないか?」
「え。ああ……まぁ、確かに、それはそうね」
「ゴミ袋を持つくらいならできるからさ」
「じゃあ、一緒に行く?」
「ああ! やった! ……実はさ、行ってみたかったんだ」

 実は行ってみたかった、か。
 何となく可愛らしいような気がする。

 でも、彼が私の行動に興味を持ってくれているなら、嬉しい。

「でも……恥ずかしくて、邪魔しても悪いし、なかなか言い出せなかったんだ……」
「そうだったの! なら言ってくれれば良かったのに」
「ああそうだよな……ごめん」
「じゃ、行きましょ!」
「よっし! ありがとう!」

 ちなみに、かつて私を捨てたプルトネットは、惚れ込んでいた女性と結婚する気で話を進めていたが途中で女性が他の男性とも親しくなっていたことが発覚したために結婚話は消えることとなってしまったそうだ。

 彼は私を捨ててまでその女性を選んだ。
 けれど彼は女性に選ばれず。
 それどころかただ遊ばれているだけでしかなかったのだ。

 その件で絶望したプルトネットは、自殺未遂を繰り返した後に、親の意向で施設に入ることとなったらしい。

 今は一応施設内で生きることはできているようだ。
 けれども昔の彼は消えてしまった。
 彼はもう相手が誰であっても女性とは話せない状態となってしまっているそうなのである。


◆終わり◆
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