婚約者がやたらと幼馴染みと比べて下げてくるので、彼の前から去ることにしました。

四季

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前編

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「レレイはさぁ、お前と違って可愛いんだよなぁ。いちいち行動が可愛くてさぁ、お前みたいなクズ地味女とは一線を画す存在なんだよ」

 私の婚約者アズレイは幼馴染みレレイのことを愛している。

「レレイはさぁ、お前みたいに無愛想じゃないんだよなぁ。いっつも俺のところへ来てうさぎみたいに振る舞ってくれるしさぁ。あー、会いたい」

 そんなに好きなら彼女と婚約すれば良かったのに。
 敢えて他の女を婚約者に選ぶ必要なんてなかっただろうに。

「レレイはさぁ、お前と違って可愛いんだよなー。しかも昔からだぞ? 純粋過ぎて最高だわー」

 ある日、さすがに耐えられなくなったので、私は彼の前から去ることにした。

 これまでに集めたアズレイとレレイが過剰に仲良しな証拠をばらまいて、彼の前から消えた。直接婚約破棄を告げるというパターンも一時は考えてみていたのだけれど、ややこしいことになりそうなのでそれはやめた。
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