ただ一つ

四季

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ただ一つ

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今日もまた眠たい

目覚めはまぁまぁ

楽しいことなんて

そうそう落ちていない

それでもなお

生きようとするのは

ただ一つ

信ずるべきものがあるから

眠たくて辛い朝を

乗り越えてでも

生きていこうと思えるのは

ただ一つ

護るべきものがあるから

そのためなら

きっと

この最悪な寝起きも

乗り越えてゆける

まだ寝ぼけている目もと

擦って

瞼開いた先に

何が見えるのか

夢を見れるのか

それすらも分からなくても

この道の先に

幸せがあると

希望があると

信じてみる
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