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中編
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その日の晩、私はセインにそのことを述べた。
幾人もいる愛人のうちの一人がセインの子を宿していると言ってきたこと、それをそのまま伝える。
「これまでは我慢してきました。けれども、愛人の方の話が事実であるのなら、もう許すことはできません。一線を超えてしまった以上、見逃すことはできません」
「えー? 何言ってんのー? イミフー」
「こんな時くらい真面目に話して下さい!」
「何それ知らぬぇー」
セインはいつもこんな感じだ。
こちらが何か言っても、真面目に対応してくれない。
「離婚を希望します」
「あーうるせうるーせー。あんまーりうるさいと親呼ぶぞー」
彼はいつもこうだ。少し不利な立場になるとすぐに親を呼び話に参加させようとしてくる。父親も母親も自分の言いなりだから、なのだろう。多分これまでもそうやって問題を解決し続けてきたのだと思う。
「分かりました。それでも構いません。私からご両親に事情を説明します」
「はいはーい、分かりましたよー」
その後私はセインの両親に事情を説明。最初はセインを擁護する気満々なようだった二人だが、話を聞いて、さすがに何も言えなくなってしまっていた。息子を護る気満々であるとはいえ、さすがに「これはまずい」と思ったのだろう。
「そういうことですので、離婚を希望したく考えております」
はっきりと思いを告げさせてもらう。
幾人もいる愛人のうちの一人がセインの子を宿していると言ってきたこと、それをそのまま伝える。
「これまでは我慢してきました。けれども、愛人の方の話が事実であるのなら、もう許すことはできません。一線を超えてしまった以上、見逃すことはできません」
「えー? 何言ってんのー? イミフー」
「こんな時くらい真面目に話して下さい!」
「何それ知らぬぇー」
セインはいつもこんな感じだ。
こちらが何か言っても、真面目に対応してくれない。
「離婚を希望します」
「あーうるせうるーせー。あんまーりうるさいと親呼ぶぞー」
彼はいつもこうだ。少し不利な立場になるとすぐに親を呼び話に参加させようとしてくる。父親も母親も自分の言いなりだから、なのだろう。多分これまでもそうやって問題を解決し続けてきたのだと思う。
「分かりました。それでも構いません。私からご両親に事情を説明します」
「はいはーい、分かりましたよー」
その後私はセインの両親に事情を説明。最初はセインを擁護する気満々なようだった二人だが、話を聞いて、さすがに何も言えなくなってしまっていた。息子を護る気満々であるとはいえ、さすがに「これはまずい」と思ったのだろう。
「そういうことですので、離婚を希望したく考えております」
はっきりと思いを告げさせてもらう。
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