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ねぇ あなたは覚えている?
しおりを挟むねぇ あなたは覚えている?
わたしたち
隣り合って
笑い合えていた頃もあったのよ
あの頃は楽しかったわね
もう遠い過去になってしまったけれど
あの頃はそれが続くものと
そう思っていたの
ねぇ あなたは覚えている?
わたしたち
お互いの
初めての誕生日のこと
二人でお祝いしたわね
一年に二回
それは二人にとって特別な二日間
美味しいものを食べたり
贈り物を渡したりして
楽しいの絶頂にいたような気がするわ
けれどもそれも
もう遠い過去のことなの
すべては去った
過ぎ去ってしまった
終わったのよ
あなたが「婚約を破棄する」と言った瞬間に
ああどうして
こんなことになってしまったの
それがわたしの気持ちで
でもあなたは
少しも気にしていなかったでしょう?
きっと
どうでもよかったのよね
応援ありがとうございます!
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