1 / 1
捨てるのですね? 構いませんよ。こう見えて私、実は大人気ですから。
しおりを挟む
「悪いが婚約破棄してくれ」
告げてきたのは婚約者カイル。
彼は女好きで有名だ。いつもどこでも誰かを連れている、という評判が広まっているくらい、彼の近くにはいつも女がいる。そして、そんな彼は、慎ましい外見の私をダサい女と思い込んでいる。
でも実は私は人気者なのだ。
いくつもの国の地位ある人から、いつも、「妻になってほしい」と声をかけられている。
「あなたが地味なことにもう耐えられなくなった。ダサい女と一緒になるのはやはり無理だ。たとえ王女だとしても……それでも、どうしても耐えられない」
どこまでも呆れた人。
私を下にばかり見て。
「酷い言い方をするのですね」
「な? 酷い? 馬鹿なことを言わないでくれ。事実を言っただけだろう」
「……もう結構です」
「王女だから誰もが言いなりになると思わないことだな! ははっ!」
こうして私たちは婚約破棄し、別れた。
私が婚約破棄となったことを知るや否や、婚約希望者が殺到。その中には大国の要人も多く混ざっていた。だがこれもいつものことである。これまでにもこういうことはあった。
カイルが知ったら驚くだろうな……。
その後私は数人の男性と対面し、やがて、一人の青年と婚約することになった。
彼はいずれ大国の君主となる人物だ。
数年後。
国主催のパーティーにて。
「お、おい! 覚えてるか? 俺だよ、俺!」
「……カイルさん」
「元気にしてたか?」
「……知り合い面しないでください。確か……ダサい女には耐えられなかったのでは?」
このパーティーの最中、かつて彼が私に投げつけた失礼な言葉の数々が皆に知れ渡ることとなり、結果、カイルは恥をかくこととなった。
「さようなら。イケてる? カイルさん」
◆終わり◆
告げてきたのは婚約者カイル。
彼は女好きで有名だ。いつもどこでも誰かを連れている、という評判が広まっているくらい、彼の近くにはいつも女がいる。そして、そんな彼は、慎ましい外見の私をダサい女と思い込んでいる。
でも実は私は人気者なのだ。
いくつもの国の地位ある人から、いつも、「妻になってほしい」と声をかけられている。
「あなたが地味なことにもう耐えられなくなった。ダサい女と一緒になるのはやはり無理だ。たとえ王女だとしても……それでも、どうしても耐えられない」
どこまでも呆れた人。
私を下にばかり見て。
「酷い言い方をするのですね」
「な? 酷い? 馬鹿なことを言わないでくれ。事実を言っただけだろう」
「……もう結構です」
「王女だから誰もが言いなりになると思わないことだな! ははっ!」
こうして私たちは婚約破棄し、別れた。
私が婚約破棄となったことを知るや否や、婚約希望者が殺到。その中には大国の要人も多く混ざっていた。だがこれもいつものことである。これまでにもこういうことはあった。
カイルが知ったら驚くだろうな……。
その後私は数人の男性と対面し、やがて、一人の青年と婚約することになった。
彼はいずれ大国の君主となる人物だ。
数年後。
国主催のパーティーにて。
「お、おい! 覚えてるか? 俺だよ、俺!」
「……カイルさん」
「元気にしてたか?」
「……知り合い面しないでください。確か……ダサい女には耐えられなかったのでは?」
このパーティーの最中、かつて彼が私に投げつけた失礼な言葉の数々が皆に知れ渡ることとなり、結果、カイルは恥をかくこととなった。
「さようなら。イケてる? カイルさん」
◆終わり◆
10
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
お好きになさって下さい、私は一切気にしませんわ
Kouei
恋愛
婚約者のクレマンド様は、いつも私との約束を破ってばかり。
理由は決まって『従妹ライラ様との用事』
誕生日会にすら来なかった彼に、私はついに告げた。
「どうぞ、私以外のご令嬢をエスコートするなり、お出かけするなり、関係を持つなり、お好きになさって下さい。私は一切気にしませんわ」
二人の想いは、重なり合えるのだろうか ……
※他のサイトにも公開しています。
さようなら、あなたとはもうお別れです
四季
恋愛
十八の誕生日、親から告げられたアセインという青年と婚約した。
幸せになれると思っていた。
そう夢みていたのだ。
しかし、婚約から三ヶ月ほどが経った頃、異変が起こり始める。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
お前は要らない、ですか。そうですか、分かりました。では私は去りますね。あ、私、こう見えても人気があるので、次の相手もすぐに見つかりますよ。
四季
恋愛
お前は要らない、ですか。
そうですか、分かりました。
では私は去りますね。
もう好きと思えない? ならおしまいにしましょう。あ、一応言っておきますけど。後からやり直したいとか言っても……無駄ですからね?
四季
恋愛
もう好きと思えない? ならおしまいにしましょう。あ、一応言っておきますけど。後からやり直したいとか言っても……無駄ですからね?
晩餐会の会場に、ぱぁん、と乾いた音が響きました。どうやら友人でもある女性が婚約破棄されてしまったようです。
四季
恋愛
晩餐会の会場に、ぱぁん、と乾いた音が響きました。
どうやら友人でもある女性が婚約破棄されてしまったようです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる