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後編
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◆
その後私は生まれ育った家を出た。
旅をすることにしたのだ。
それと、一人で暮らしてみたかった、というのも、一つの理由ではある。
初めて見る世界。
暗い場所、明るい場所、派手な地域、地味な地域、陽気な人々、静かな人々、真面目な人々、その地域の独自の文化。
これまで知らなかったが世界は私が思っていたよりずっと広いのだと実感した。
生まれ育ったあの家だけがすべてではない。
そう思えて。
次第に心に余裕が生まれていった。
あそこにいることだけが私の人生ではないのだと気づくことができた。
そして、ある国にて、私は剣士の男性と結婚した。
彼の家は歴史ある家だそうだが、皆旅人の私のことも受け入れてくれ、おかげで今は快適に過ごせている。
この国には独自の文化があるけれど、それにももう段々慣れてきた。
◆
結婚から七年ほどが経ったある日。
私は世界の事件をまとめた新聞にて、オブとミレニーが犯罪者として拘束され処刑されたことを知った。
書かれている記事によれば。
オブは自身が行っていた事業の大失敗によって借金だらけになってしまう。
そういう事情もあって食事に困ったオブとその妻であるミレニーは、物盗りをするようになっていったらしい。だが最初のうちは捕まらなかった。二人には物を盗る才能があって、証拠を何も残していなかったのだ。
しかし、ある時王子が持つ別荘に侵入して高級品を盗ろうとして失敗。
それにより二人が泥棒を重ねてきていたことが発覚した。
その後二人は『王子の所持物を盗もうとした』という大罪を犯したと認められ、正式に拘束され、やがて処刑されたそうだ。
オブの亡骸は熊の餌となり、ミレニーの亡骸は人々の玩具となったらしい。
◆終わり◆
その後私は生まれ育った家を出た。
旅をすることにしたのだ。
それと、一人で暮らしてみたかった、というのも、一つの理由ではある。
初めて見る世界。
暗い場所、明るい場所、派手な地域、地味な地域、陽気な人々、静かな人々、真面目な人々、その地域の独自の文化。
これまで知らなかったが世界は私が思っていたよりずっと広いのだと実感した。
生まれ育ったあの家だけがすべてではない。
そう思えて。
次第に心に余裕が生まれていった。
あそこにいることだけが私の人生ではないのだと気づくことができた。
そして、ある国にて、私は剣士の男性と結婚した。
彼の家は歴史ある家だそうだが、皆旅人の私のことも受け入れてくれ、おかげで今は快適に過ごせている。
この国には独自の文化があるけれど、それにももう段々慣れてきた。
◆
結婚から七年ほどが経ったある日。
私は世界の事件をまとめた新聞にて、オブとミレニーが犯罪者として拘束され処刑されたことを知った。
書かれている記事によれば。
オブは自身が行っていた事業の大失敗によって借金だらけになってしまう。
そういう事情もあって食事に困ったオブとその妻であるミレニーは、物盗りをするようになっていったらしい。だが最初のうちは捕まらなかった。二人には物を盗る才能があって、証拠を何も残していなかったのだ。
しかし、ある時王子が持つ別荘に侵入して高級品を盗ろうとして失敗。
それにより二人が泥棒を重ねてきていたことが発覚した。
その後二人は『王子の所持物を盗もうとした』という大罪を犯したと認められ、正式に拘束され、やがて処刑されたそうだ。
オブの亡骸は熊の餌となり、ミレニーの亡骸は人々の玩具となったらしい。
◆終わり◆
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