婚約者の妹である王女が私を犯罪者に仕立てました。しかしその後私が仕掛けた罠にはまった彼女はその行いを皆に知られ地獄へ落ちました。

四季

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後編

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「ま、自作自演だなんて誰も気づかないでしょうし? せいぜい貴女が犯罪者として処刑されるといいわ」
「……酷いことを言うのですね」
「はぁ? なーによ! 今さら何言ってるのよ! あっはははは!」

 彼女は罠にかかった。
 仕掛けられたそれにすら気づかず、彼女はもってこいな言葉を並べてくれる。

 これさえあれば私の勝ち。
 もう負けはない。
 彼女に天罰を――この手で下してみせる。


 ◆


 後日、私は、映像を公開した。

 まずは国民向けに。

 すると国は大騒ぎになった。
 無理もあるまい。
 王女が兄の婚約者に偽りの罪を着せていたのだから。

 それによって世は荒れ、その中で国民の王族への不満が噴出。そこから一気に国をひっくり返すような流れになってゆき、やがて、王族による統治は終わりを迎えた。王族はその多くが拘束され処刑され、数少ない見逃された者も資産も地位もすべてを奪い取られることとなった。

 レリアイズも、リーザも、その嵐の中で拘束され。
 国民の怒りの剣によって。
 その首を斬り落とされたのだった。

 そして私は、後に、新しい統治者となった男性と結婚した。

 レリアイズとやり直すことはできなかった。
 でも幸福を手に入れることはできて。
 おかげで今も穏やかに幸福に生きられているし人々からも愛されている。

 私はここで生きてゆく。

 馴染みある地で、温かな人たちと、まだ見ぬ未来へと進んでゆくのだ。


◆終わり◆
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