婚約破棄されました、が、今は幸せです。~殺されたくないのなら殺そうとしないでください~

四季

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前編

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「君みたいなぱっとしない女性は僕には相応しくない。僕の妻となりたいならもっと麗しく忠実でなければね。ということで、君との婚約は破棄するよ」

 婚約者ルリエはへらへらふざけたような笑みを撒きながらそう告げてきた。

「そういうことだから、君は消えてよね」
「あの、かなり急ですが、理由があるのですか?」
「何なのかな、それ。いいから去ってよ。鬱陶しいよ」
「気になるのです」
「うるさい!! いいから去れよ!!」

 こうして、私とルリエの関係は終わった。

「ばいばい。ばっとしない女。さよなら」

 一緒にいたかった。
 でも無理だった。
 共にあれる時間は既に過ぎ去ってしまったのだ。

 その後実家へ戻った私は昔からよくしていたアクセサリー作りに打ち込むようになった。

 しばらく結婚うんぬんの話はしたくない。
 そんな気持ちだったから。


 ◆


 ルリエに婚約破棄されてからちょうど一年となる日、私は、都で開催される手作りアクセサリー販売イベントに参加した。
 すると私が作ったアクセサリーが人気になり。
 持ってきていた商品は半日も経たず売れきった。

 ここまで人気になるとは、と、驚いていた。

 だがそれで終わりではなかった。
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