あなたとわたしと……

四季

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あなたとわたしと……

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あなたが見る世界は
いつも悲しげで
薄暗い空をしていたのでしょう
わたしはそれを知っている

あれはいつだったか
もう忘れてしまったけれど
あなたの脳に飛び込み
わたしはあなたの世界を見たの

噓みたいな話よね

自分でも思うわ
馬鹿げていると

噓にしか聞こえないわよね

自分でも思うわ
馬鹿げた話だと

あなたはいつも
路上の花のようにそっと微笑んでいたけれど
本当は笑ってなんかいなかったのでしょう
わたしはそれを知っている

あなたから
直接聞いたわけではないけれど

それでも

わたしはあなたの心を見た

あれはいつだったか

馬鹿げた話ばかりする
そう思われてもいい

だってわたしはわたしを信じられるから

他人から
嘘と思われても構わない
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