悲しいね、婚約破棄だなんて。でも僕は僕で生きていくよ。

四季

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悲しいね、婚約破棄だなんて。でも僕は僕で生きていくよ。

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「あなたなんてもうどうでもいいんですの! ということで、婚約は破棄しますわ! あなたとはこれでおしまい! もう関わることはありませんわ!」

 婚約相手の女性からそう告げられて、僕と君の関係は終わってしまった。


 ◆


 悲しいね、婚約破棄だなんて。

 でもそれでもいいよ。
 君が心からそれを望んでいるのなら、ね。

 人の心を縛るなんてこと、僕にはできない。いや、人間にはできないことなんだ。たとえ婚約という名のもとに君をここに縛り付けたとしても、きっと、君の心まで支配することはできないだろうね。分かっているよ。人の心というのは何よりも手に入れられないものなんだって。

 だからさ、僕は僕で生きていくよ。

 君との時間は楽しかった。
 その思い出は消えない。
 だからその宝物を抱いてこれからは別々の人生を歩もうと思う。

 さようなら。

 お互い、幸せになれるといいよね。


◆終わり◆
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