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くだらないことばかり言って 笑っていたよね
しおりを挟むくだらないことばかり言って
笑っていたよね
いつも隣合って歩いて
笑っていたよね
あの頃は良かったな
あの頃は楽しかったな
でももう過ぎてしまった
あの日々は過去に溶けて消え
もう二度と戻らない
もはや顔を見ることすら叶わない
どうしてかな
上手くいかなかった
どうしてかな
婚約までしたのに
運命なんて言葉
信じてはいなかったけれど
もしこれが運命なら
それはきっと棘のある植物みたいなものね
くだらないことばかり言って
笑っていたよね
いつも隣合って歩いて
笑っていたよね
あの頃は良かったな
あの頃は楽しかったな
いつまでも変わらずにいられたら
きっと幸せだっただろうに
でも今さら何を言っても無駄ね
だってそこに意味なんてないから
何をどうあがいても
きっと未来はなくて
それが定めだったのでしょう?
それが運命だったのでしょう?
二人でよく通った道
今はもう通らない
だってすべて捨ててゆくから
未来へ進むから
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