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前編
しおりを挟む「貴女は何の才能もないのだからせめて家のために働きなさい!」
魔法使いの一族に生まれた私。
三姉妹の中で一人だけ魔法が使えず。
そのためプライドの高い母からはいつも見下され馬鹿にされてきた。
「あんたねぇ、通り道に立たないでよ! 邪魔なんだけど!」
少々乱暴に言ってくるのは次女。
「そうですわ。貴女のような人は他者の邪魔にならないところで家事をしておくべきですわ」
丁寧ながら心ないのは長女。
姉二人だってそうだ。
彼女らには魔法の才があり、それゆえ、いつだって私を下に見ていた。
彼女らの頭からは、私も同じ腹から生まれた妹なのだという理解が、とうに消え去ってしまっていたのだ。
「貴女みたいな娘を持って残念だわ、せっかくの血筋なのに。でもま、雑用を任せられるところは助かるけれど」
「あんたほーんと残念な娘よね! 魔法は使えないし、家事の出来もまぁまぁだし」
「まさにそれですわ。良いところなしですわね」
そんな風にして虐げられていた私だったが、ある時、家にやって来た王子の遣いによって見初められる。
「王子は貴女のような女性を求めていらっしゃるのです!」
「え、ええっ……?」
最初は理解できなかった。
何が起きたのかさっぱり分からなくて。
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