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私たちの未来に 光があると信じられた頃は
しおりを挟む私たちの未来に
光があると信じられた頃は
ずっとずっと先の未来まで
貴方と共に歩いてゆくものだと
それが当たり前であるかのように
そう思っていた
私にとって貴方は
世界であり
色であり
光だった
だからこそ貴方を愛していたし
貴方以外にはいないとすら
思うほどだった
貴方に出会った時のことを
今も確かに思い出せる
稲妻のように
閃光のように
現れた貴方は私に確かな一つの色を
刻んだのだから
――でもそれももう遠い過去の話ね
私たちは
きっともう二度と会えない
貴方が告げた終わりが
それを確かなものとした
だからすべては終わったの
もう隣で笑うことはできないの
私たちの未来に
光があると信じられた頃は
ずっとずっと先の未来まで
貴方と共に歩いてゆくものだと
それが当たり前であるかのように
そう思っていた
でも今は
もう
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