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君を愛していた、何度でも言うよ。
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どうしてかな?
君とすれ違ってしまった。
君と愛し合えなかった。
僕はどこで道を誤ったのだろう?
自分では分からないから、その答えだけでも君に質問してみたいけれど、きっとそれももう叶わないよね。
だってもう君には会えないから。
質問を投げ掛けることさえできない、それがとても悲しくて、一人で笑ってしまうくらい切ないよ。
もっと君と分かり合いたかった。君が僕を捨てる前に。そうすれば一瞬に生きてゆけたのかな、なんて、毎日ぐるぐる考えてしまうよ。朝も、昼も、夜も、気づけばずっと君のことばかり考えているんだ。自分でも馬鹿みたいだと思うけど、でも、どうしてもやめられない。ほぼ無意識で。この脳はすぐに君のことを取り出してきて、どんな風にすれば君と上手く生きられたのかばかり思考するんだ。
でも、そんな思考だって、今はもう無意味で。
すべて出遅れ。
だけど……。
君を愛していた、何度でも言うよ。
そう告げれば良かったのかな?
ううんそうじゃない。
告げるだけでは意味なんてなかった?
きっとそうだろう。
だとしたら……。
君と生きてゆける道は僕にはなかったのかな。
そんなことを考えながら見上げた真昼の空には、風船が飛んでいた。
◆終わり◆
君とすれ違ってしまった。
君と愛し合えなかった。
僕はどこで道を誤ったのだろう?
自分では分からないから、その答えだけでも君に質問してみたいけれど、きっとそれももう叶わないよね。
だってもう君には会えないから。
質問を投げ掛けることさえできない、それがとても悲しくて、一人で笑ってしまうくらい切ないよ。
もっと君と分かり合いたかった。君が僕を捨てる前に。そうすれば一瞬に生きてゆけたのかな、なんて、毎日ぐるぐる考えてしまうよ。朝も、昼も、夜も、気づけばずっと君のことばかり考えているんだ。自分でも馬鹿みたいだと思うけど、でも、どうしてもやめられない。ほぼ無意識で。この脳はすぐに君のことを取り出してきて、どんな風にすれば君と上手く生きられたのかばかり思考するんだ。
でも、そんな思考だって、今はもう無意味で。
すべて出遅れ。
だけど……。
君を愛していた、何度でも言うよ。
そう告げれば良かったのかな?
ううんそうじゃない。
告げるだけでは意味なんてなかった?
きっとそうだろう。
だとしたら……。
君と生きてゆける道は僕にはなかったのかな。
そんなことを考えながら見上げた真昼の空には、風船が飛んでいた。
◆終わり◆
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