愛も恋もすべて

四季

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愛も恋もすべて

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愛も恋もすべてまやかしだと

遠い昔誰かは言ったけど

私はそうは思わない

だってこの胸に確かに存在しているから

愛も恋もすべてまやかしなら

何を求めて生きてゆけばいいの?

この胸に在る感情は

捨ててしまった方がいいの?

あなたは覚えていないかもしれないけれど

遥か昔

遠い遠い過去から

人々は違いを愛し合ってきた

時に恋をして

時に愛を芽生えさせ

そうやって未来を作り出してきた

もしそれが間違いなら

人が築いてきた歴史は一体何なの?

そう問いかけたくなる

愛も恋もすべて

必要ないものではない

それを必要としない人はいるかもしれないけれど

すべての人に不必要なものではないと

そう信じたい
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