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前編
しおりを挟む妹レニは意地悪だった。
小さい時から私を馬鹿にすることが人生の楽しみで、私の物は必ず奪ったし、毎日のように嫌みを言ってきたし、周囲に偽りの悪口を言いふらす高位だって毎日のように行っていた。
それこそ「暇なのか?」と思ってしまうほどに、彼女は、私を虐めることばかりに気を向けていたのだ。
だが、そんな彼女も年頃になり、ガオスという青年と婚約。
「お姉様と違って玉の輿! だって、ガオス様は大金持ちなの! あたしの勝ちよお姉様! あーっはっはっはは!!」
その頃は珍しくご機嫌で。
私に意地悪をしてこない日もあった。
――しかしその救いのある日々もすぐに終わってしまう。
レニは婚約破棄されたのだ。
その理由は、レニが偽りの学歴を伝えていたから。
彼女は何と私のそれを勝手に使っていた。
レニは早くに学校に行かないことを選び家で気ままに暮らしていたが私は長く学校へ通っていた――彼女はこっそり学歴までも奪っていたのだ。
気づいていなかった……。
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