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3話「魔王城での暮らしと彼らの末路」
◆
以降、私は魔王城にて、穏やかな毎日を手に入れた。
そこはとても環境が良い場所で。
戸惑ったのは数日だけ、あっという間にそこでの暮らしに慣れた。
魔王城で働く者たちは皆少々個性的な容姿の持ち主ではあるけれど、見た目が厳つくとも悪質なところはなく、むしろ純粋な心の持ち主が多い。そのため、人な私に出会っても酷いことはしないし、温かく接してくれた。
優しいな、魔族。
魔王城へ入ってすぐ、そう思った。
現在は魔族の国と我が国との関係は良好であり、互いに足りない部分を補い合って、共により良い国を作り上げている。
ちなみにオルクスの国はというと、資源欲しさに近くの国に一方的に攻め込んだことで近隣諸国から強い批判を受けて孤立、その後疲弊しつつあったところを周辺国から一気に叩かれて滅んだそうだ。
今はもうあの国はない。
その国があった場所は、周辺国が分けて占領している。
ということらしい。
ちなみに、オルクスを含む王家の者たちは、その多くが処刑されるか裏商人に売り飛ばされたそうだ。
オルクスを含む国王の直の子孫らは国民の前で処刑。
一応王族に含まれてはいるものの関係が遠い者たちは、男性は処刑あるいは強制労働を強いられ、女性は売り飛ばされたとのことである。
ま、戦争を始めたのは彼の国なのだし、理不尽に攻め込まれたというわけではないから自業自得だろう。
私はこれからも穏やかに魔王城で暮らす。
戦争なんて気にせず。
穏やかに満ちた世界で温かな者たちと共に生きていくのだ。
◆終わり◆
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