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〇〇大会
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街に出た僕たちは馴染みのない街並みを、ぶらぶらと散策してみました。
やはり新鮮な景色や人々を眺めるのは気持ちが良いですね。
そういえば、さっきからやたらと目につく張り紙が、街のあちらこちらで見うけられます。
どうやら、何かの大会の告知のようですね。
興味本位で見てみると、様々な大会が開催されているみたいです。
「どうしたの、ピート。」
サーシャ様も興味があるようで、張り紙を物色するように見ました。
「サーシャ様、これに出てみては?」
僕がお勧めしたのは、剣技大会です。
どうやら魔法剣は駄目みたいですが、純粋に剣の腕を上げるには、持ってこいです。
ここ最近は、僕がサーシャ様の稽古相手をしているので、随分とレベルアップしたはずです。
「剣の大会ね。そういえば最近、こういう大会に出てないわね。」
以前の大会では、優勝できませんでしたからね。
これは腕試しには丁度よいかもしれません。
何なら僕も出場してもいいかもしれませんね。
「よし。じゃあピートは、この大会に出なさい。」
「僕が出るのは構いませんが、サーシャ様はどうするんです?」
「私はもちろん――これに出る!」
そういってサーシャ様が指したビラには、こう書いてありました。
『ブレイズで一番の胃袋を持つ女は誰だ!集え最強のフードファイターよ。』
「……あの、これは?」
「私はこれで優勝する。だからピートも頑張って絶対に優勝してきなさいよ。」
僕が優勝するのは当然ですが、サーシャ様の優勝は望めないでしょう。
彼女は、言うほど大食いではありませんから。
そんなサーシャ様が何故、この大会を選んだのでしょう?
僕は、その大会の概要欄に目を通しました。
どうやら、そこに記されていたメニューがサーシャ様の胃袋を刺激したのだと理解しました。
そのメニューは当然、お肉です。
料理名はステーキと記されていました。
僕はステーキがどんなものなのか知りませんが、きっとサーシャ様も知らないでしょう。
これは、僕でもちょっと興味が出てきますね。
お肉好きのサーシャ様なら仕方ありませんか。
「じゃあ私は、これに出ようっと。」
シエルさんが見つけてきたのは、『魔法アートコンテスト』でした。
魔法で何かをクリエイトするのでしょうね。
というか、それはシエルさんの優勝で間違いないのではないでしょうか。
仮にも三魔人と称えらる、お方なのですから。
優勝以外あり得ません。
「じ、じゃあ俺は、これで。」
ローラスが選んだのは、『歌自慢コンテスト。』でした。
僕は無言で、その紙を破って丸めて捨てました。
そして、剣技大会の張り紙をローラスに渡しました。
「や、やっぱりこれに出場しよう。」
僕はまたしても無言で、今度は力強く頷きました。
それにしても、この国はお祭り騒ぎが好きみたいでですね。
街の人々たちは、あちらこちらで大会話しに花を咲かせていました。
――数日後。
今日は大会が目白押しの一日です。
偶然にも僕たちメンバーは同じ日に大会を迎えました。
「それじゃあ私、あっちだから行ってくるね。」
シエルさんの参加する大会は会場が少し離れたいるため、僕たちと別れました。
「頑張ってね、シエル。」
僕とローラスが出場する大会の会場、そのすぐ側にサーシャ様が出る、大食い大会の会場があります。
「それではサーシャ様、僕たちはこっちなので。」
「ピート。絶対に優勝してくるのよ。私も勝ってくるから。」
その言葉の真意は、ずばり賞金でしょう。
サーシャ様は強い闘志を、その瞳に宿していました。
まあ、まずサーシャ様の優勝は無いと考えています。
僕が頑張って旅の資金を稼いできますからね。
会場に着いた僕とローラスは、その規模に度肝を抜かれました。
「こ、これ全部出場者なのか!?」
広い会場に溢れる人の数は、ざっと見渡しただけで二百人はいます。
僕もこれまで、数々の大会に出てきましたが、この規模の剣技大会は、そうそうお目にかかりません。
しかも日程は、今日の一日だけと記載してありました。
この数から、どうやって振るいにかけていくのでしょう。
「お集まりの皆様。さあ、いよいよ始まりますよ。最強の剣士を決める恒例のブレイズ剣技大会!ここからは、このベンが進行役を務めさせて頂きます。」
会場の隅にある檀上には恰幅のいい男が、よく通る声で参加者に開始の挨拶をしました。
「それでは時間も、あまりないので早速始めたいと思います。今回の予選は、こちら。」
ベンの背後から、すっと現れたのは八人のブレイズの剣士でした。
ピカピカと光る鎧には白鳥を象った彫り物が施されています。
どうやらブレイズの正規兵のようですね。
「ここに姿を見せたのは、ブレイズの誇る剣士隊の強者八名。注目はここ!」
そう言ってベンは一人の兵士の胸辺りを指しました。
そこには、小さな箱状のものが、くっついている様に見えます。
「これはガラスで、できたボックスです。これにダメージを与えれば簡単に破壊できます。つまりこれより、この箱を壊した八名が本選へと進める訳です。もちろん剣士たちは箱を破壊されないように阻止してきます。命の危険もありますので、自信がない方は今のうちに棄権してくださいね。」
早い者勝ち、という訳ですか。
これは面白そうですね。
僕は、この時既にターゲットを絞っていました。
どの人が強いのかは知りませんが、とりあえず一番近くにいる体格のよい男に決定です。
「さあ始めましょうか。尚、魔法の類いは全て禁止となっておりますので、あしからず。では――レディ、ゴー!」
スタートの合図と共に……いえ、号令よりほんの少しだけ早く動いて僕は一番乗りで目的の獲物へと襲いかかりました。
「もらいました!」
完全に不意打ちでしたので、成功を確信していました。
カキン!
しかし、ガラスの箱の寸前のところで剣士の剣が邪魔をしてきました。
「これは、ちょっと冗談きついですね。」
今の攻撃を止められるとは思ってもみませんでした。
他に目をやると、この八人の剣士はまだ誰も討たれていない様子でした。
相当に剣の腕がたつ者たちのようですね。
僕は一旦下がって、機会を伺います。
「やった!」
どうやら一人目の突破者が出たようですね。
「な、なんですと!?」
その声の主に僕は驚きを隠せません。
そうです、最初に予選を通過したのは、ローラスでした。
僕は焦りとショックで変な汗をかきました。
「次で決める。」
その時でした。
僕の目の前にターゲットではない剣士が、数人の参加者に襲われながら、こちらへフラフラとやって来ました。
「こ、これは隙だらけ。」
しかも僕の位置がちょうど死角に入っているようで気づいていません。
僕の心の中で二択の迷いが生じました。
ひとつは、最初のターゲットを計画通り力でねじ伏せる。
もうひとつは、楽に倒せる相手を倒し漁夫の利を得るか。
――答えは後者だ!
僕はそーっと近寄り、背後からガラスボックスを簡単に破壊しました。
「よし!」
その剣士を追い詰めていた他の参加者は、そんな僕を軽蔑した目で見ていましたが、そんなものは気にしません。
これも戦略です。勝った者が強いのですよ。
皆さんも覚えておいてください。
こうして、僕とローラスは無事に予選を通過することができました。
その頃サーシャ様が、「ギブアップ」と、口にしていようとは全く、知るよしもありませんでした。
やはり新鮮な景色や人々を眺めるのは気持ちが良いですね。
そういえば、さっきからやたらと目につく張り紙が、街のあちらこちらで見うけられます。
どうやら、何かの大会の告知のようですね。
興味本位で見てみると、様々な大会が開催されているみたいです。
「どうしたの、ピート。」
サーシャ様も興味があるようで、張り紙を物色するように見ました。
「サーシャ様、これに出てみては?」
僕がお勧めしたのは、剣技大会です。
どうやら魔法剣は駄目みたいですが、純粋に剣の腕を上げるには、持ってこいです。
ここ最近は、僕がサーシャ様の稽古相手をしているので、随分とレベルアップしたはずです。
「剣の大会ね。そういえば最近、こういう大会に出てないわね。」
以前の大会では、優勝できませんでしたからね。
これは腕試しには丁度よいかもしれません。
何なら僕も出場してもいいかもしれませんね。
「よし。じゃあピートは、この大会に出なさい。」
「僕が出るのは構いませんが、サーシャ様はどうするんです?」
「私はもちろん――これに出る!」
そういってサーシャ様が指したビラには、こう書いてありました。
『ブレイズで一番の胃袋を持つ女は誰だ!集え最強のフードファイターよ。』
「……あの、これは?」
「私はこれで優勝する。だからピートも頑張って絶対に優勝してきなさいよ。」
僕が優勝するのは当然ですが、サーシャ様の優勝は望めないでしょう。
彼女は、言うほど大食いではありませんから。
そんなサーシャ様が何故、この大会を選んだのでしょう?
僕は、その大会の概要欄に目を通しました。
どうやら、そこに記されていたメニューがサーシャ様の胃袋を刺激したのだと理解しました。
そのメニューは当然、お肉です。
料理名はステーキと記されていました。
僕はステーキがどんなものなのか知りませんが、きっとサーシャ様も知らないでしょう。
これは、僕でもちょっと興味が出てきますね。
お肉好きのサーシャ様なら仕方ありませんか。
「じゃあ私は、これに出ようっと。」
シエルさんが見つけてきたのは、『魔法アートコンテスト』でした。
魔法で何かをクリエイトするのでしょうね。
というか、それはシエルさんの優勝で間違いないのではないでしょうか。
仮にも三魔人と称えらる、お方なのですから。
優勝以外あり得ません。
「じ、じゃあ俺は、これで。」
ローラスが選んだのは、『歌自慢コンテスト。』でした。
僕は無言で、その紙を破って丸めて捨てました。
そして、剣技大会の張り紙をローラスに渡しました。
「や、やっぱりこれに出場しよう。」
僕はまたしても無言で、今度は力強く頷きました。
それにしても、この国はお祭り騒ぎが好きみたいでですね。
街の人々たちは、あちらこちらで大会話しに花を咲かせていました。
――数日後。
今日は大会が目白押しの一日です。
偶然にも僕たちメンバーは同じ日に大会を迎えました。
「それじゃあ私、あっちだから行ってくるね。」
シエルさんの参加する大会は会場が少し離れたいるため、僕たちと別れました。
「頑張ってね、シエル。」
僕とローラスが出場する大会の会場、そのすぐ側にサーシャ様が出る、大食い大会の会場があります。
「それではサーシャ様、僕たちはこっちなので。」
「ピート。絶対に優勝してくるのよ。私も勝ってくるから。」
その言葉の真意は、ずばり賞金でしょう。
サーシャ様は強い闘志を、その瞳に宿していました。
まあ、まずサーシャ様の優勝は無いと考えています。
僕が頑張って旅の資金を稼いできますからね。
会場に着いた僕とローラスは、その規模に度肝を抜かれました。
「こ、これ全部出場者なのか!?」
広い会場に溢れる人の数は、ざっと見渡しただけで二百人はいます。
僕もこれまで、数々の大会に出てきましたが、この規模の剣技大会は、そうそうお目にかかりません。
しかも日程は、今日の一日だけと記載してありました。
この数から、どうやって振るいにかけていくのでしょう。
「お集まりの皆様。さあ、いよいよ始まりますよ。最強の剣士を決める恒例のブレイズ剣技大会!ここからは、このベンが進行役を務めさせて頂きます。」
会場の隅にある檀上には恰幅のいい男が、よく通る声で参加者に開始の挨拶をしました。
「それでは時間も、あまりないので早速始めたいと思います。今回の予選は、こちら。」
ベンの背後から、すっと現れたのは八人のブレイズの剣士でした。
ピカピカと光る鎧には白鳥を象った彫り物が施されています。
どうやらブレイズの正規兵のようですね。
「ここに姿を見せたのは、ブレイズの誇る剣士隊の強者八名。注目はここ!」
そう言ってベンは一人の兵士の胸辺りを指しました。
そこには、小さな箱状のものが、くっついている様に見えます。
「これはガラスで、できたボックスです。これにダメージを与えれば簡単に破壊できます。つまりこれより、この箱を壊した八名が本選へと進める訳です。もちろん剣士たちは箱を破壊されないように阻止してきます。命の危険もありますので、自信がない方は今のうちに棄権してくださいね。」
早い者勝ち、という訳ですか。
これは面白そうですね。
僕は、この時既にターゲットを絞っていました。
どの人が強いのかは知りませんが、とりあえず一番近くにいる体格のよい男に決定です。
「さあ始めましょうか。尚、魔法の類いは全て禁止となっておりますので、あしからず。では――レディ、ゴー!」
スタートの合図と共に……いえ、号令よりほんの少しだけ早く動いて僕は一番乗りで目的の獲物へと襲いかかりました。
「もらいました!」
完全に不意打ちでしたので、成功を確信していました。
カキン!
しかし、ガラスの箱の寸前のところで剣士の剣が邪魔をしてきました。
「これは、ちょっと冗談きついですね。」
今の攻撃を止められるとは思ってもみませんでした。
他に目をやると、この八人の剣士はまだ誰も討たれていない様子でした。
相当に剣の腕がたつ者たちのようですね。
僕は一旦下がって、機会を伺います。
「やった!」
どうやら一人目の突破者が出たようですね。
「な、なんですと!?」
その声の主に僕は驚きを隠せません。
そうです、最初に予選を通過したのは、ローラスでした。
僕は焦りとショックで変な汗をかきました。
「次で決める。」
その時でした。
僕の目の前にターゲットではない剣士が、数人の参加者に襲われながら、こちらへフラフラとやって来ました。
「こ、これは隙だらけ。」
しかも僕の位置がちょうど死角に入っているようで気づいていません。
僕の心の中で二択の迷いが生じました。
ひとつは、最初のターゲットを計画通り力でねじ伏せる。
もうひとつは、楽に倒せる相手を倒し漁夫の利を得るか。
――答えは後者だ!
僕はそーっと近寄り、背後からガラスボックスを簡単に破壊しました。
「よし!」
その剣士を追い詰めていた他の参加者は、そんな僕を軽蔑した目で見ていましたが、そんなものは気にしません。
これも戦略です。勝った者が強いのですよ。
皆さんも覚えておいてください。
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