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乾坤一擲
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キリエスの総攻撃は、フェイトフル・リアルムの城壁へと到達したようです。
このまま策を講じずにいればそのうち、ここジャスティス城にまで敵兵が押し寄せてくることになるでしょう。
「それはそうとレジェス、お前はソルディウスへと行ってきたのだろ?そちらの様子はどうだった?援軍は期待してよいのか?」
パークさんの質問への答えを僕は、レジェスから既に聞いていました。
正直、期待は出来ません。
「ピーター・ドレイク王に会ってきました。しかし、ソルディウスとキリエスの国境、フード平原にキリエスが兵を展開しているのでソルディウスも、迂闊に大軍を差し向けることができないでいる。一応、援軍は送ると約束はしてきましたが、恐らく大した軍勢は送れないでしょう。」
もしもソルディウスが大軍を援軍としてフェイトフル・リアルム
へ送ろうものなら、手薄になったソルディウスには必ずキリエスが進軍するでしょう。
そうなってしまえば本末転倒です。
先にフード平原のキリエス軍を叩くとしても、それには時間を要するでしょう。
どのみち、すぐの援軍は難しい。
ここは、何とか城壁で頑張ってもらうしかありません。
しかしその翌日、希望はすぐに絶望へと変わりました。
「申し上げます!国王様、城壁が陥落しました。守備隊も大打撃を受け、やむなく退却致しました。」
報告を受けたオベリンさんは、天を仰ぎました。
そして、決心したように言いました。
「こうなった以上、儂らは討って出るしかあるまい。儂らが時間を稼いでおる間に、お主らはこの国を出るのじゃ。そしてゼロ――いや、パークよ主として最後の命を伝える。お主はフェイトフル・リアルムの民を出来るだけ船に乗せてソルディウスへ避難してくれ。」
「オベリン……陛下、かしこまりました。」
「出撃は明日の明朝だ。それまでに皆、支度をしておくのじゃ。」
こんな展開になるとは予想だにしていませんでした。
ですが僕たちは、ここで死ぬわけにはいきません。
アイスを倒すことが僕らの本来の目的です。
オベリンさんを残していくのは気が引けますが、この国の王が決めたことですから、仕方ありません。
その夜、城は不気味な静寂と慌ただしさが共存しているような、異様な雰囲気に包まれていました。
「ねえ、ピート。こんな戦いに意味なんてあるのかな。」
サーシャ様は呟くように僕に訊ねました。
その真意は分かりませんが、おそらくアイスと同族のサーシャ様は変な罪悪感を感じているのかもしれません。
確かに、この戦は人間同士の領土争いとは性質が異なります。
たった一人の人間……いや、魔物によって起こされている戦です。
「僕たちが出来ることを、やればいいのでは?」
それは、すなわちアイスを討伐することです。
「……そうね、それしかないわね。」
もうじき夜が明けます。
そうすれば、きっと事態が大きく動くことになるでしょう。
この広い部屋にはすでに、パークさんをはじめレジェス、ジャクリンさん、シエルさん、ローラス、サーシャ様が待機しています。
きっと誰もが一睡もできなかったのでしょう。
僕は、きっちり睡眠はとりました。
寝不足では、いざというときに力を発揮できませからね。
「諸君、おはよう。清々しい朝、というわけではないが皆に幸運が訪れることを願おう。」
部屋に入ってきたのは、オベリンさんでした。
彼もまた、よく眠れなかったのでしょう。
顔には疲労の色が見えます。
「陛下、本当に行かれるつもりなのですね。」
パークさんは、祈りを込めて最後の確認をしているように思えました。
「ああ、無論だ。」
オベリンさんの答えには、迷いはなさそうでした。
「そろそろ準備に取りかからねばならん。パーク、後を頼んだぞ。それでは皆、達者でな。」
「陛下……いや、オベリン。さらばだ。」
オベリンさんは、にっこりと微笑んで頷きました。
二人には、再会の約束など不要のようです。
潔いというか、何か――格好いいと僕は感じました。
ドンッ!
その時でした。突然、地響きのような音が鳴り響いたのです。
いったい何事でしょう。
まさか、もうキリエスが攻めてきたのでしょうか?
「この大筒の音は、海の方からか!?」
「ば、ばかな!なぜだ?」
この時のオベリンさんとパークさんが言ったことが、重大な事だというのを僕らは、すぐに理解しました。
もしも海側からもキリエスが攻撃を仕掛けたのだとすれば、このジャスティス城付近に居る者は逃げ場を無くしたと言ってもよいでしょう。
つまり、挟み撃ちにあってしまったということです。
当然、僕らも海からの脱出を予定していましたので、大変な事態だと、言葉をなくしました。
ドン!ドン!ドン!
「この音は!?」
今度は、どうやら太鼓のような音です。
そういえば、最初の大砲は発射の音は聞こえましたが着弾音は聞こえませんでした。空包ということでしょうか?
「ま、まさか!?」
パークさんは、慌てて部屋を飛び出しました。
それに、オベリンさんと僕らも続きました。
やって来たのは、城の見張り台です。
まだ、薄暗かった辺りは少しづつ明るさを増していきます。
そして、高台から見下ろした海には、おびただしい数の船がひしめいていました。
まさに大艦隊です。
「陛下、あの旗印をご覧ください。」
パークさんは、船を指差しながら言いました。
「旗印……あれは……白鳥の旗――ブレイズか!」
ブレイズ!?
なぜブレイズの艦隊がフェイトフル・リアルムに現れたのでしょうか?
「そうか、まさか本当に来てくれるとは。」
「ゼロ――いや、パークよ。お前の言った通りになりおったな。」
ブレイズに援軍の要請を出したのはパークさんでした。
それはちょうど僕らがブレイズに滞在していた時だったと、後から聞きました。
そして、ブレイズがフェイト・リアルムに援軍を出したメリットは、キリエスが滅んだ場合、ザラスの領土を渡すという密約がなされていた。
なかなか大胆な策だと言わざるを得ませんね。
この話しに乗ったのは、ブレイズのカモミール姫だそうです。
彼女は、姫というより王様のようですね。
何はともあれ、これでフェイトフル・リアルムには大きな援軍を得ました。
「ブレイズが来たということは――。」
パークさんは今度は、城壁側へと走り辺りを見回しました。
「おお!やはりだ!あれを見てくれ。」
パークさんは興奮してキリエス兵が陣を敷く背後の小高い山を指しました。
「あの軍勢はいったい?」
これには、オベリンさんも心当たりがないようです。
しかし、レジェスとジャクリンさんは、すぐに思い当たる節があったようです。
そして、二人同時に声を上げました。
「グリフォンブルー!?」
「グリフォンブルー!?」
このまま策を講じずにいればそのうち、ここジャスティス城にまで敵兵が押し寄せてくることになるでしょう。
「それはそうとレジェス、お前はソルディウスへと行ってきたのだろ?そちらの様子はどうだった?援軍は期待してよいのか?」
パークさんの質問への答えを僕は、レジェスから既に聞いていました。
正直、期待は出来ません。
「ピーター・ドレイク王に会ってきました。しかし、ソルディウスとキリエスの国境、フード平原にキリエスが兵を展開しているのでソルディウスも、迂闊に大軍を差し向けることができないでいる。一応、援軍は送ると約束はしてきましたが、恐らく大した軍勢は送れないでしょう。」
もしもソルディウスが大軍を援軍としてフェイトフル・リアルム
へ送ろうものなら、手薄になったソルディウスには必ずキリエスが進軍するでしょう。
そうなってしまえば本末転倒です。
先にフード平原のキリエス軍を叩くとしても、それには時間を要するでしょう。
どのみち、すぐの援軍は難しい。
ここは、何とか城壁で頑張ってもらうしかありません。
しかしその翌日、希望はすぐに絶望へと変わりました。
「申し上げます!国王様、城壁が陥落しました。守備隊も大打撃を受け、やむなく退却致しました。」
報告を受けたオベリンさんは、天を仰ぎました。
そして、決心したように言いました。
「こうなった以上、儂らは討って出るしかあるまい。儂らが時間を稼いでおる間に、お主らはこの国を出るのじゃ。そしてゼロ――いや、パークよ主として最後の命を伝える。お主はフェイトフル・リアルムの民を出来るだけ船に乗せてソルディウスへ避難してくれ。」
「オベリン……陛下、かしこまりました。」
「出撃は明日の明朝だ。それまでに皆、支度をしておくのじゃ。」
こんな展開になるとは予想だにしていませんでした。
ですが僕たちは、ここで死ぬわけにはいきません。
アイスを倒すことが僕らの本来の目的です。
オベリンさんを残していくのは気が引けますが、この国の王が決めたことですから、仕方ありません。
その夜、城は不気味な静寂と慌ただしさが共存しているような、異様な雰囲気に包まれていました。
「ねえ、ピート。こんな戦いに意味なんてあるのかな。」
サーシャ様は呟くように僕に訊ねました。
その真意は分かりませんが、おそらくアイスと同族のサーシャ様は変な罪悪感を感じているのかもしれません。
確かに、この戦は人間同士の領土争いとは性質が異なります。
たった一人の人間……いや、魔物によって起こされている戦です。
「僕たちが出来ることを、やればいいのでは?」
それは、すなわちアイスを討伐することです。
「……そうね、それしかないわね。」
もうじき夜が明けます。
そうすれば、きっと事態が大きく動くことになるでしょう。
この広い部屋にはすでに、パークさんをはじめレジェス、ジャクリンさん、シエルさん、ローラス、サーシャ様が待機しています。
きっと誰もが一睡もできなかったのでしょう。
僕は、きっちり睡眠はとりました。
寝不足では、いざというときに力を発揮できませからね。
「諸君、おはよう。清々しい朝、というわけではないが皆に幸運が訪れることを願おう。」
部屋に入ってきたのは、オベリンさんでした。
彼もまた、よく眠れなかったのでしょう。
顔には疲労の色が見えます。
「陛下、本当に行かれるつもりなのですね。」
パークさんは、祈りを込めて最後の確認をしているように思えました。
「ああ、無論だ。」
オベリンさんの答えには、迷いはなさそうでした。
「そろそろ準備に取りかからねばならん。パーク、後を頼んだぞ。それでは皆、達者でな。」
「陛下……いや、オベリン。さらばだ。」
オベリンさんは、にっこりと微笑んで頷きました。
二人には、再会の約束など不要のようです。
潔いというか、何か――格好いいと僕は感じました。
ドンッ!
その時でした。突然、地響きのような音が鳴り響いたのです。
いったい何事でしょう。
まさか、もうキリエスが攻めてきたのでしょうか?
「この大筒の音は、海の方からか!?」
「ば、ばかな!なぜだ?」
この時のオベリンさんとパークさんが言ったことが、重大な事だというのを僕らは、すぐに理解しました。
もしも海側からもキリエスが攻撃を仕掛けたのだとすれば、このジャスティス城付近に居る者は逃げ場を無くしたと言ってもよいでしょう。
つまり、挟み撃ちにあってしまったということです。
当然、僕らも海からの脱出を予定していましたので、大変な事態だと、言葉をなくしました。
ドン!ドン!ドン!
「この音は!?」
今度は、どうやら太鼓のような音です。
そういえば、最初の大砲は発射の音は聞こえましたが着弾音は聞こえませんでした。空包ということでしょうか?
「ま、まさか!?」
パークさんは、慌てて部屋を飛び出しました。
それに、オベリンさんと僕らも続きました。
やって来たのは、城の見張り台です。
まだ、薄暗かった辺りは少しづつ明るさを増していきます。
そして、高台から見下ろした海には、おびただしい数の船がひしめいていました。
まさに大艦隊です。
「陛下、あの旗印をご覧ください。」
パークさんは、船を指差しながら言いました。
「旗印……あれは……白鳥の旗――ブレイズか!」
ブレイズ!?
なぜブレイズの艦隊がフェイトフル・リアルムに現れたのでしょうか?
「そうか、まさか本当に来てくれるとは。」
「ゼロ――いや、パークよ。お前の言った通りになりおったな。」
ブレイズに援軍の要請を出したのはパークさんでした。
それはちょうど僕らがブレイズに滞在していた時だったと、後から聞きました。
そして、ブレイズがフェイト・リアルムに援軍を出したメリットは、キリエスが滅んだ場合、ザラスの領土を渡すという密約がなされていた。
なかなか大胆な策だと言わざるを得ませんね。
この話しに乗ったのは、ブレイズのカモミール姫だそうです。
彼女は、姫というより王様のようですね。
何はともあれ、これでフェイトフル・リアルムには大きな援軍を得ました。
「ブレイズが来たということは――。」
パークさんは今度は、城壁側へと走り辺りを見回しました。
「おお!やはりだ!あれを見てくれ。」
パークさんは興奮してキリエス兵が陣を敷く背後の小高い山を指しました。
「あの軍勢はいったい?」
これには、オベリンさんも心当たりがないようです。
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