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黒い刃の覚悟
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僕が自ら戦いにいくことを宣言したことに、皆が驚きを隠せない様子でした。
「ピート、たぶんあいつはお前より遥かに強いぞ。」
「サーシャ様、お気遣いはありがたいですが、そんなことは百も承知ですよ。」
サーシャ様が仰ったことは真実です。
だからこそ燃え上がる炎があるのですよ。
「ピート――いや、師匠よ、下手すれば命まで落とすことになるぞ。私が代わってやってもよいのだぞ。」
「レジェス、君に譲る気はさらさらありませんよ。」
「ならば、勝算はあるのか?」
「あるわけないでしょ。気合いのみですよ……でも、戦いなんてやってみないと、どうなるかなんて分からないでしょ。」
僕の言葉に皆、不安そうな顔を見せました。
そんなに僕のことが心配なんでしょうか。
仕方ありませんね、皆僕のことを愛しているのでしょう。
「じゃあそろそろ行ってきます。」
「待ちなさい、ピート。」
「サーシャ様もしつこいですね。僕はもう戦うテンションになっているんですよ。」
「止めはしない。止めはしないけど――死ぬんじゃないわよ。これは主人としての命令だからね。」
「――かしこまりました、ご主人様。」
これは従者冥利につきますね。
主人から死ぬなと命令されれば、どうやったって生きて戻るしかないですからね。
「お前が俺の相手か。役不足だな。しかし、すぐに終わらせてくれよう。」
ゼインは色黒の大男です。
背中に巨大な大剣を背負っています。
それを悠々と片手で抜き軽々と振り回しました。
「すごい腕力ですね。ちょっとひきます。」
「ピート君、気をつけろゼインは力だけじゃないぞ。スピードもある。」
ディミトリさんの助言が終わると同時にゼインが動きました。
「ち、ちょっと反則でしょ、その速度。」
ゼインは僕との間合いを瞬時に詰めてきました。
「かわせるか、俺の斬撃!」
ゼインは剣を振りかぶり、そして一気に振り下ろしてきました。
「甘くみないほうがいいですよ。」
僕は、その攻撃を完全に見切り、少しだけ後ろに下がって避けました。
剣は空を斬りましたが、その衝撃が僕の体を貫いていきました。
「なんという剣撃。」
今のをもろにくらっていたら、恐らく僕の体は真っ二つに斬り裂かれていたことでしょう。
「ですが、これくらいなら――隼ファルコン!」
少し後方に飛んだ僕は、その反動を利用して今度は前に飛びました。
僕の剣技の一つ、高速の突きをお見舞いするためです。
「いい見切りだ。だが俺も剣筋を見切るのは得意でね。」
その言葉通り、ゼインは僕の突きを必要最小限の動きでかわしました。
「やりますね。」
僕は内心冷や汗をかいていました。
この男はれっきとした剣士ではありませんか。
しかも、その技量はもはや達人クラスです。
こんな戦いを僕は待っていました。
闘争心に火がついた僕はこの時、大変な失態を犯していたことに気づいていませんでした。
「こちらもスピードでは負けませんよ。超音速スーパーソニック!」
僕の自慢のスピードでゼインに突撃していきました。
ところが、ゼインはこの速度にもついてくるではありませんか。
いや、むしろまだ余裕さえありそうです。
これはスピード勝負を続けては、こちらが分が悪そうです。
「黒い稲妻ブラックサンダー!」
ならば変則的な動きで相手を惑わしてやるだけです。
この技は稲妻のようにジグザグな動きを取り入れて仕掛ける高速と変則の合わせ技です。
緩急をつければ簡単には見切れないでしょう。
「そんな子供だましの技は俺には通用しない。」
ゼインの言った通り僕の攻撃は全て見切られてしまいました。
これはちょっとまずいですね。
「そろそろ、この茶番も終わりにしよう。」
なんと、ゼインは剣を放り投げてしまったではありませんか。
そして代わりに今度は腰に差していた細い剣を抜き出しました。
僕の黒銅と形状がどことなく似ていますね。
「それは、どういうつもりですか?」
「お前は俺のことを単純に剣士だと思っているようだが、思い出せ。俺はフルガイアの民だ。」
その言葉の意味を僕は瞬時に悟りました。
彼には特殊能力がある、ということ。
ゼインは目を瞑り集中力を高めているようでした。
そして次の瞬間でした。ゼインの体が急激にしぼみ始めたのです。
体格の良かった体つきはスマートな体に変化しました。
しかし、なんだかさっきより弱そうに感じますが……。
「ゆくぞ!」
ゼインが僕に向かって真っ直ぐに突っ込んできます。
これは僕にとってチャンスです。
このパターンならば僕の必殺の剣技の効果が絶大なはずです。
「こ、これは――。」
ところがゼインは僕の予想を遥かに越えたスピードでした。
僕の剣技は先に敵の攻撃を完璧に見切らなければなりません。
ですが、この早さではとてもじゃありませんが見切れません。
「ならば仕方ない。」
僕はゼインの攻撃を見切ることのみに全集中を注ぎ込みました。
そして、ほんの微かならがら剣筋が見えてきました。
とはいえ、それは濃霧の中を手探りで進むような微かなものでした。
殆んどが勘だといってもよいでしょう。
僕はそこに自分の左腕を差し出しました。
この攻撃を見切って避けることなど不可能です。
僕が何の犠牲もなしにゼインに勝つことなど絶対にあり得ない状況だということを強く認識していたため、咄嗟に出た行動でした。
「これで終わりだ。」
ゼインの容赦ない攻撃が僕の左腕を吹き飛ばしました。
そしてそこにつけ入る隙が生まれたのです。
「剣技、鴉からす!」
僕はしなやかに体をひねり、その回転を剣に乗せゼインの腹部を斬りました。
「ぐわっ!」
しかし、斬ったのはよいですが左腕が切り落とされた箇所に強い痛みが走り、上手く力を剣に伝えれませんでした。
「――浅かったか。」
「今のは良かったぞ、小僧。だが惜しかったな、お前の左腕に比べれば俺の傷など大したものではない。最大のチャンスを逃してしまったな。」
やはり致命傷には至りませんでしたか。
僕の方はかなりやばい状況です。
意識が朦朧としてきました。
血を流しすぎました。
「ピート!もういい負けを認めなさい!」
サーシャ様の声が聞こえてきました。
ですが僕には彼女の声がこう聞こえていました。
「ピート!それくらいの傷で弱気になってんじゃないわよ。絶対に勝ちなさい。」と。
勝つためには短時間で勝敗を決しなければなりません。
全てをぶつけるしか手立てはありません。
「さて、次はどこを犠牲にするつもりだ。」
ゼインはまだ余裕を見せながら再び凄まじいスピードで突っ込んできました。
さすがに右腕までもっていかれると剣すら振れなくなってしまいます。
「――ならば。」
ゼインの攻撃が当たるであろう瞬間を瞬時に見切り宙へと飛び上がります。
そして、そのままの勢いでゼインへと斬りかかりました。
完全に虚をつかれたゼインは防御態勢をとりました。
僕は剣を渾身の力で振りました。
「――なっ!?」
ここで再びゼインは僕のトリックに見事に引っ掛かってくれます。
実は最初の一撃の時、僕は剣を振ってはいませんでした。
しかし、本気の殺気と剣気を発し、本当に剣を振ったように見せかけたのです。
「――鴉は二羽、羽ばたくんですよ。」
二撃目に本当の攻撃を加えます。
完全にその刃はゼインの首を落とした――かのように見えました。
しかし、その時に襲ってきたのは僕の左足に走った激痛でした。
「ば、ばかな。」
着地した時には僕は体のバランスをきちんととれませんでした。
そして、自分の左足を確認し、絶句しました。
膝から下が綺麗に切り落とされていたからです。
「ぐっ!いつの間に――。」
一方のゼインは首はおろか、なんの損傷もない無傷だったのです。
「ピート、たぶんあいつはお前より遥かに強いぞ。」
「サーシャ様、お気遣いはありがたいですが、そんなことは百も承知ですよ。」
サーシャ様が仰ったことは真実です。
だからこそ燃え上がる炎があるのですよ。
「ピート――いや、師匠よ、下手すれば命まで落とすことになるぞ。私が代わってやってもよいのだぞ。」
「レジェス、君に譲る気はさらさらありませんよ。」
「ならば、勝算はあるのか?」
「あるわけないでしょ。気合いのみですよ……でも、戦いなんてやってみないと、どうなるかなんて分からないでしょ。」
僕の言葉に皆、不安そうな顔を見せました。
そんなに僕のことが心配なんでしょうか。
仕方ありませんね、皆僕のことを愛しているのでしょう。
「じゃあそろそろ行ってきます。」
「待ちなさい、ピート。」
「サーシャ様もしつこいですね。僕はもう戦うテンションになっているんですよ。」
「止めはしない。止めはしないけど――死ぬんじゃないわよ。これは主人としての命令だからね。」
「――かしこまりました、ご主人様。」
これは従者冥利につきますね。
主人から死ぬなと命令されれば、どうやったって生きて戻るしかないですからね。
「お前が俺の相手か。役不足だな。しかし、すぐに終わらせてくれよう。」
ゼインは色黒の大男です。
背中に巨大な大剣を背負っています。
それを悠々と片手で抜き軽々と振り回しました。
「すごい腕力ですね。ちょっとひきます。」
「ピート君、気をつけろゼインは力だけじゃないぞ。スピードもある。」
ディミトリさんの助言が終わると同時にゼインが動きました。
「ち、ちょっと反則でしょ、その速度。」
ゼインは僕との間合いを瞬時に詰めてきました。
「かわせるか、俺の斬撃!」
ゼインは剣を振りかぶり、そして一気に振り下ろしてきました。
「甘くみないほうがいいですよ。」
僕は、その攻撃を完全に見切り、少しだけ後ろに下がって避けました。
剣は空を斬りましたが、その衝撃が僕の体を貫いていきました。
「なんという剣撃。」
今のをもろにくらっていたら、恐らく僕の体は真っ二つに斬り裂かれていたことでしょう。
「ですが、これくらいなら――隼ファルコン!」
少し後方に飛んだ僕は、その反動を利用して今度は前に飛びました。
僕の剣技の一つ、高速の突きをお見舞いするためです。
「いい見切りだ。だが俺も剣筋を見切るのは得意でね。」
その言葉通り、ゼインは僕の突きを必要最小限の動きでかわしました。
「やりますね。」
僕は内心冷や汗をかいていました。
この男はれっきとした剣士ではありませんか。
しかも、その技量はもはや達人クラスです。
こんな戦いを僕は待っていました。
闘争心に火がついた僕はこの時、大変な失態を犯していたことに気づいていませんでした。
「こちらもスピードでは負けませんよ。超音速スーパーソニック!」
僕の自慢のスピードでゼインに突撃していきました。
ところが、ゼインはこの速度にもついてくるではありませんか。
いや、むしろまだ余裕さえありそうです。
これはスピード勝負を続けては、こちらが分が悪そうです。
「黒い稲妻ブラックサンダー!」
ならば変則的な動きで相手を惑わしてやるだけです。
この技は稲妻のようにジグザグな動きを取り入れて仕掛ける高速と変則の合わせ技です。
緩急をつければ簡単には見切れないでしょう。
「そんな子供だましの技は俺には通用しない。」
ゼインの言った通り僕の攻撃は全て見切られてしまいました。
これはちょっとまずいですね。
「そろそろ、この茶番も終わりにしよう。」
なんと、ゼインは剣を放り投げてしまったではありませんか。
そして代わりに今度は腰に差していた細い剣を抜き出しました。
僕の黒銅と形状がどことなく似ていますね。
「それは、どういうつもりですか?」
「お前は俺のことを単純に剣士だと思っているようだが、思い出せ。俺はフルガイアの民だ。」
その言葉の意味を僕は瞬時に悟りました。
彼には特殊能力がある、ということ。
ゼインは目を瞑り集中力を高めているようでした。
そして次の瞬間でした。ゼインの体が急激にしぼみ始めたのです。
体格の良かった体つきはスマートな体に変化しました。
しかし、なんだかさっきより弱そうに感じますが……。
「ゆくぞ!」
ゼインが僕に向かって真っ直ぐに突っ込んできます。
これは僕にとってチャンスです。
このパターンならば僕の必殺の剣技の効果が絶大なはずです。
「こ、これは――。」
ところがゼインは僕の予想を遥かに越えたスピードでした。
僕の剣技は先に敵の攻撃を完璧に見切らなければなりません。
ですが、この早さではとてもじゃありませんが見切れません。
「ならば仕方ない。」
僕はゼインの攻撃を見切ることのみに全集中を注ぎ込みました。
そして、ほんの微かならがら剣筋が見えてきました。
とはいえ、それは濃霧の中を手探りで進むような微かなものでした。
殆んどが勘だといってもよいでしょう。
僕はそこに自分の左腕を差し出しました。
この攻撃を見切って避けることなど不可能です。
僕が何の犠牲もなしにゼインに勝つことなど絶対にあり得ない状況だということを強く認識していたため、咄嗟に出た行動でした。
「これで終わりだ。」
ゼインの容赦ない攻撃が僕の左腕を吹き飛ばしました。
そしてそこにつけ入る隙が生まれたのです。
「剣技、鴉からす!」
僕はしなやかに体をひねり、その回転を剣に乗せゼインの腹部を斬りました。
「ぐわっ!」
しかし、斬ったのはよいですが左腕が切り落とされた箇所に強い痛みが走り、上手く力を剣に伝えれませんでした。
「――浅かったか。」
「今のは良かったぞ、小僧。だが惜しかったな、お前の左腕に比べれば俺の傷など大したものではない。最大のチャンスを逃してしまったな。」
やはり致命傷には至りませんでしたか。
僕の方はかなりやばい状況です。
意識が朦朧としてきました。
血を流しすぎました。
「ピート!もういい負けを認めなさい!」
サーシャ様の声が聞こえてきました。
ですが僕には彼女の声がこう聞こえていました。
「ピート!それくらいの傷で弱気になってんじゃないわよ。絶対に勝ちなさい。」と。
勝つためには短時間で勝敗を決しなければなりません。
全てをぶつけるしか手立てはありません。
「さて、次はどこを犠牲にするつもりだ。」
ゼインはまだ余裕を見せながら再び凄まじいスピードで突っ込んできました。
さすがに右腕までもっていかれると剣すら振れなくなってしまいます。
「――ならば。」
ゼインの攻撃が当たるであろう瞬間を瞬時に見切り宙へと飛び上がります。
そして、そのままの勢いでゼインへと斬りかかりました。
完全に虚をつかれたゼインは防御態勢をとりました。
僕は剣を渾身の力で振りました。
「――なっ!?」
ここで再びゼインは僕のトリックに見事に引っ掛かってくれます。
実は最初の一撃の時、僕は剣を振ってはいませんでした。
しかし、本気の殺気と剣気を発し、本当に剣を振ったように見せかけたのです。
「――鴉は二羽、羽ばたくんですよ。」
二撃目に本当の攻撃を加えます。
完全にその刃はゼインの首を落とした――かのように見えました。
しかし、その時に襲ってきたのは僕の左足に走った激痛でした。
「ば、ばかな。」
着地した時には僕は体のバランスをきちんととれませんでした。
そして、自分の左足を確認し、絶句しました。
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