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第四章 残暑の告白と、共犯者たちの宴
第30話 逃避の代償と、優しき業務命令
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8月下旬。病棟の処置室。
「ふぅ。お疲れ様でした」
「お疲れ様。晴瑠ちゃん、包帯巻くの上手になったね」
入院患者の処置を終えた皐月と晴瑠は、汗を拭っていた。
手袋を外し、ゴミ箱へ捨てる。
「ありがとうございます」
晴瑠とはまだ少しぎくしゃくしていたが、業務上のやり取りは驚くほどスムーズになってきていた。
処置カートを押しながらナースステーションへ戻る途中、晴瑠がボソッと呟いた。
「……さっきの水疱性類天疱瘡の患者さん、治療の効果がでてきて、新しい水疱ができなくなってきましたね」
「そうだね。このままお薬の量を調整できたら、退院も近そう」
「……よかったです」
晴瑠は、ふっと表情を緩めた。
「最初入院してきた時、全身水疱だらけで痛々しかったのに。こうやってきれいになっていく人をみると……なんだか素直に嬉しい気持ちになりますね」
その言葉には、嘘偽りのない医師としての喜びが滲んでいた。
納涼会の日の彼女とは違う、純粋な横顔。
皐月は優しく頷いた。
「うん。皮膚ってさ、治療効果が一目でわかる病気が多いから、患者さんもよくなってくるとすごく喜んでくれて……やりがいを感じるよね」
「……そうですね」
二人は顔を見合わせて、小さく笑った。
わだかまりが完全に消えたわけではない。
けれど、同じ現場で命と向き合う「同僚」として、確かな信頼関係が芽生え始めていた。
「じゃ、私研修医室に寄ってから医局に戻りますね!お疲れ様でした!」
そう言って晴瑠は、去っていった。
*
処置を終えた皐月は、皮膚科医局で書類仕事をしていた。
診療情報提供書。退院時サマリー。手術記録。
仕事に生きると決めた今こそ、こういった仕事を一気に終わらせたい。
そう気合いを入れていたその時ーー。
「天野先生、ちょっといい?」
「はい!佐伯先生」
医局長の佐伯が皐月の横に立ち、手元のファイルを指した。
「11月の地方会だけど、うちの医局から天野先生に演題を出してもらおうと思って」
「えっ、私がですか?」
「そうよ。例の『菌状息肉症』の患者さん、綺麗に診断つけてたでしょ? あれをまとめて発表して。専攻医1年目のデビュー戦ね」
地方会ーー学会発表。
医師として避けて通れない壁。
皮膚科専門医に認定されるには、7回前後の学会発表が必須だ。
なので皐月も、学会発表をする必要がある。
学会発表の準備は、日々の診療の合間を縫って行う。
医学論文を読み漁り、論理的な考察を組み立て、スライドという形に落とし込む作業が必要になる。
多くの医師は、日中の業務終了後などにこれらの作業を行うが、それは残業ではなく、「自己研鑽」として扱われ、無給での活動にされてしまう。
本番前の予演会では、教授や医局長などの上層部から厳しい指摘を受け、それに基づいてスライドの修正を行う。
以前、横浜で開催された学会の予演会でも、雪村が佐伯から厳しい指摘を受けていた。
『悪いけど、構成から作り直した方がいいかもしれないわ……できるわよね?首席卒業の雪村先生なら』
その後、雪村は必死で修正し、3日後の提出期限に間に合わせた。
そうやって準備を重ねて迎える本番では、大勢の皮膚科医の視線に晒されながら一人でステージ上で発表し、鋭い、時には意地悪とも取れるベテラン医師たちからの質問に耐えなければならない。
学会発表は、まさに若手医師にとっての登竜門であり、精神と時間を削り取られる修行の場だ。
本来ならば、プレッシャーで胃が痛くなるところだろう。
だが、皐月にはそれ以上に胸の奥がむしろ軽くなるような感覚があった。
「……やります。やらせてください!」
皐月は力強く返事をした。
忙しくなりたかった。
余計なことを考える暇もないほど、仕事で自分の頭を埋め尽くしたかった。
*
それからの数日間、皐月は憑かれたように仕事に没頭した。
ある夕方。
参考文献の山と格闘していると、霜田が通りかかった。
「あら、根詰めてるわねぇ」
「スライドの構成が決まらなくて……」
「医局の奥にある共用PC、知ってる?過去の発表スライドが入ってるの。参考にしてみたら?」
「えっ、いいんですか?」
「型を真似るのが一番よ。使えるものは使いなさい」
霜田のアドバイスに従い、皐月は共用PCを開いた。
膨大なデータの中にある名前を見つけ、指が止まった。
『20xx年 天野 早織』
母の名だった。
日付は皐月が高校生の頃。
震える手で開いたスライドには、古いフォントで作られた、しかし情熱のこもった報告が並んでいた。
(お母さん、本当にここで頑張ってたんだ……)
目頭が熱くなる。
さらにスクロールすると、別の名が目に入る。
『20xx年 雨宮潤一』
専攻医時代の雨宮のスライドだった。開くと、息を呑むほど洗練された内容が並んでいた。
レイアウト、論理構成、情報の整理。
若い頃からすでに『本物』のオーラを放っていた。
(すごい……私も、こんなふうにできたら)
二人の背中を追うように、皐月は再び机に戻った。
*
「……見にくいスライドだな」
必死にキーボードを叩いていると、雪村の冷たい声が背後から落ちた。
彼は皐月のモニターを覗き、眉をひそめる。
「一枚に文字を詰め込みすぎだ。読む気が失せる。フォントは最低24pt。言いたいことを絞れ。……ここ、配色のコントラストが悪い」
雪村はモニターを指さしながら説明した。
皐月は言われた通りにスライドを修正する。
「……すごく見やすくなった。ありがとう、雪村」
「礼はいらん。うちの医局のスライドが低レベルだと俺が恥をかく。どんなに内容がよかったとしても、スライドが見づらかったら台無しだぞ」
憎まれ口を叩いて席に戻る雪村。
その背中を見送りながら、皐月はふと気づいた。
(最近、『私立卒』って嫌味、言わなくなったな……)
厳しい言葉ではあったが、そこには以前のような見下しではなく、同僚としての助言があった。
わずかに胸が温かくなる。
*
さらに数日後。夜22時過ぎ。
広い医局に残っているのは皐月ひとり。
モニターの青白い光だけが、疲れ切った横顔を照らしていた。
お腹が鳴ったが、彼女は無視してコーヒーを喉へ流し込む。
(大丈夫。まだやれる……)
彼女にはもう、仕事しかなかった。
婚約者に裏切られ、初恋の相手にも見限られた。
それでも医師としてなら必要とされるーーそう信じたかった。
カチカチカチッ。
クリック音が虚しく響く。
その時、視界がぐらりと揺れた。
「……っ?」
床が傾くような浮遊感。
崩れ落ちるーーそう思った時、強い腕が皐月の身体を支えた。
「……おい。何をしている」
呆れと焦りを含んだ低い声。
顔を上げると、雨宮が真剣な表情で皐月を支えていた。
「あ、あまみや、せんせ……?」
「いつまで残っているつもりだ。他の人間はとっくに帰ったぞ」
「すみません……スライドの構成が……」
身体がうまく起き上がらない。
雨宮は舌打ちし、自分の椅子に皐月を座らせた。
「顔色が悪い。……夕食は?」
「えっと……お昼にパンを……」
「食べてないのと同じだ」
彼は自席からウィダーインゼリーとカフェインレスの缶コーヒーを取り、皐月の手に押し付けた。
「飲め。低血糖だ」
「ありがとうございます……」
甘さが身体に染み渡り、視界が少し澄んだ。
雨宮はデスクに腰を預け、腕を組んで皐月を見下ろした。
「まだ本番まで2ヶ月以上ある。最初から飛ばしすぎだ」
「……でも、完璧にしたくて」
「……天野」
彼の低い声が問いかける。
「お前は何のために仕事をしている?」
皐月はすぐに答えられなかった。
そしてぽつりと、本音が漏れた。
「……忘れたいからです」
「何を」
「自分が、惨めだっていうことを」
雨宮は黙って聞いていた。
やがて、深く息を吐いた。
「……馬鹿か、お前は」
罵倒の温度ではない。呆れと、どこか優しさを含んだ声。
雨宮は立ち上がり、皐月の頭に手を置いた。
大きくて、温かい手だった。
「自分を粗末にする奴が、他人を救えるわけがない」
乱れた前髪を、彼は指先でそっと整えた。
その指先の熱に、皐月は息を呑んだ。
彼女の様子を見て、雨宮は自分の行動に驚き、すぐに何事もなかったかのように手を引いた。
「無理して倒れたら、俺が困る。……俺の前でくらい、力を抜け」
『俺が困る』
『俺の前でくらい』
いつも「私」なのに。
(なんで……?)
皐月が顔を上げると、雨宮と目が合った。
眼鏡の奥の雨宮の瞳が、熱を帯びて揺れている。
「帰るぞ。送っていく」
「えっ、でも……」
「反論は聞かん。業務命令だ」
ふらつく足で立ち上がり、皐月は彼を追う。
触れられた前髪が、少しくすぐったく感じた。
「ふぅ。お疲れ様でした」
「お疲れ様。晴瑠ちゃん、包帯巻くの上手になったね」
入院患者の処置を終えた皐月と晴瑠は、汗を拭っていた。
手袋を外し、ゴミ箱へ捨てる。
「ありがとうございます」
晴瑠とはまだ少しぎくしゃくしていたが、業務上のやり取りは驚くほどスムーズになってきていた。
処置カートを押しながらナースステーションへ戻る途中、晴瑠がボソッと呟いた。
「……さっきの水疱性類天疱瘡の患者さん、治療の効果がでてきて、新しい水疱ができなくなってきましたね」
「そうだね。このままお薬の量を調整できたら、退院も近そう」
「……よかったです」
晴瑠は、ふっと表情を緩めた。
「最初入院してきた時、全身水疱だらけで痛々しかったのに。こうやってきれいになっていく人をみると……なんだか素直に嬉しい気持ちになりますね」
その言葉には、嘘偽りのない医師としての喜びが滲んでいた。
納涼会の日の彼女とは違う、純粋な横顔。
皐月は優しく頷いた。
「うん。皮膚ってさ、治療効果が一目でわかる病気が多いから、患者さんもよくなってくるとすごく喜んでくれて……やりがいを感じるよね」
「……そうですね」
二人は顔を見合わせて、小さく笑った。
わだかまりが完全に消えたわけではない。
けれど、同じ現場で命と向き合う「同僚」として、確かな信頼関係が芽生え始めていた。
「じゃ、私研修医室に寄ってから医局に戻りますね!お疲れ様でした!」
そう言って晴瑠は、去っていった。
*
処置を終えた皐月は、皮膚科医局で書類仕事をしていた。
診療情報提供書。退院時サマリー。手術記録。
仕事に生きると決めた今こそ、こういった仕事を一気に終わらせたい。
そう気合いを入れていたその時ーー。
「天野先生、ちょっといい?」
「はい!佐伯先生」
医局長の佐伯が皐月の横に立ち、手元のファイルを指した。
「11月の地方会だけど、うちの医局から天野先生に演題を出してもらおうと思って」
「えっ、私がですか?」
「そうよ。例の『菌状息肉症』の患者さん、綺麗に診断つけてたでしょ? あれをまとめて発表して。専攻医1年目のデビュー戦ね」
地方会ーー学会発表。
医師として避けて通れない壁。
皮膚科専門医に認定されるには、7回前後の学会発表が必須だ。
なので皐月も、学会発表をする必要がある。
学会発表の準備は、日々の診療の合間を縫って行う。
医学論文を読み漁り、論理的な考察を組み立て、スライドという形に落とし込む作業が必要になる。
多くの医師は、日中の業務終了後などにこれらの作業を行うが、それは残業ではなく、「自己研鑽」として扱われ、無給での活動にされてしまう。
本番前の予演会では、教授や医局長などの上層部から厳しい指摘を受け、それに基づいてスライドの修正を行う。
以前、横浜で開催された学会の予演会でも、雪村が佐伯から厳しい指摘を受けていた。
『悪いけど、構成から作り直した方がいいかもしれないわ……できるわよね?首席卒業の雪村先生なら』
その後、雪村は必死で修正し、3日後の提出期限に間に合わせた。
そうやって準備を重ねて迎える本番では、大勢の皮膚科医の視線に晒されながら一人でステージ上で発表し、鋭い、時には意地悪とも取れるベテラン医師たちからの質問に耐えなければならない。
学会発表は、まさに若手医師にとっての登竜門であり、精神と時間を削り取られる修行の場だ。
本来ならば、プレッシャーで胃が痛くなるところだろう。
だが、皐月にはそれ以上に胸の奥がむしろ軽くなるような感覚があった。
「……やります。やらせてください!」
皐月は力強く返事をした。
忙しくなりたかった。
余計なことを考える暇もないほど、仕事で自分の頭を埋め尽くしたかった。
*
それからの数日間、皐月は憑かれたように仕事に没頭した。
ある夕方。
参考文献の山と格闘していると、霜田が通りかかった。
「あら、根詰めてるわねぇ」
「スライドの構成が決まらなくて……」
「医局の奥にある共用PC、知ってる?過去の発表スライドが入ってるの。参考にしてみたら?」
「えっ、いいんですか?」
「型を真似るのが一番よ。使えるものは使いなさい」
霜田のアドバイスに従い、皐月は共用PCを開いた。
膨大なデータの中にある名前を見つけ、指が止まった。
『20xx年 天野 早織』
母の名だった。
日付は皐月が高校生の頃。
震える手で開いたスライドには、古いフォントで作られた、しかし情熱のこもった報告が並んでいた。
(お母さん、本当にここで頑張ってたんだ……)
目頭が熱くなる。
さらにスクロールすると、別の名が目に入る。
『20xx年 雨宮潤一』
専攻医時代の雨宮のスライドだった。開くと、息を呑むほど洗練された内容が並んでいた。
レイアウト、論理構成、情報の整理。
若い頃からすでに『本物』のオーラを放っていた。
(すごい……私も、こんなふうにできたら)
二人の背中を追うように、皐月は再び机に戻った。
*
「……見にくいスライドだな」
必死にキーボードを叩いていると、雪村の冷たい声が背後から落ちた。
彼は皐月のモニターを覗き、眉をひそめる。
「一枚に文字を詰め込みすぎだ。読む気が失せる。フォントは最低24pt。言いたいことを絞れ。……ここ、配色のコントラストが悪い」
雪村はモニターを指さしながら説明した。
皐月は言われた通りにスライドを修正する。
「……すごく見やすくなった。ありがとう、雪村」
「礼はいらん。うちの医局のスライドが低レベルだと俺が恥をかく。どんなに内容がよかったとしても、スライドが見づらかったら台無しだぞ」
憎まれ口を叩いて席に戻る雪村。
その背中を見送りながら、皐月はふと気づいた。
(最近、『私立卒』って嫌味、言わなくなったな……)
厳しい言葉ではあったが、そこには以前のような見下しではなく、同僚としての助言があった。
わずかに胸が温かくなる。
*
さらに数日後。夜22時過ぎ。
広い医局に残っているのは皐月ひとり。
モニターの青白い光だけが、疲れ切った横顔を照らしていた。
お腹が鳴ったが、彼女は無視してコーヒーを喉へ流し込む。
(大丈夫。まだやれる……)
彼女にはもう、仕事しかなかった。
婚約者に裏切られ、初恋の相手にも見限られた。
それでも医師としてなら必要とされるーーそう信じたかった。
カチカチカチッ。
クリック音が虚しく響く。
その時、視界がぐらりと揺れた。
「……っ?」
床が傾くような浮遊感。
崩れ落ちるーーそう思った時、強い腕が皐月の身体を支えた。
「……おい。何をしている」
呆れと焦りを含んだ低い声。
顔を上げると、雨宮が真剣な表情で皐月を支えていた。
「あ、あまみや、せんせ……?」
「いつまで残っているつもりだ。他の人間はとっくに帰ったぞ」
「すみません……スライドの構成が……」
身体がうまく起き上がらない。
雨宮は舌打ちし、自分の椅子に皐月を座らせた。
「顔色が悪い。……夕食は?」
「えっと……お昼にパンを……」
「食べてないのと同じだ」
彼は自席からウィダーインゼリーとカフェインレスの缶コーヒーを取り、皐月の手に押し付けた。
「飲め。低血糖だ」
「ありがとうございます……」
甘さが身体に染み渡り、視界が少し澄んだ。
雨宮はデスクに腰を預け、腕を組んで皐月を見下ろした。
「まだ本番まで2ヶ月以上ある。最初から飛ばしすぎだ」
「……でも、完璧にしたくて」
「……天野」
彼の低い声が問いかける。
「お前は何のために仕事をしている?」
皐月はすぐに答えられなかった。
そしてぽつりと、本音が漏れた。
「……忘れたいからです」
「何を」
「自分が、惨めだっていうことを」
雨宮は黙って聞いていた。
やがて、深く息を吐いた。
「……馬鹿か、お前は」
罵倒の温度ではない。呆れと、どこか優しさを含んだ声。
雨宮は立ち上がり、皐月の頭に手を置いた。
大きくて、温かい手だった。
「自分を粗末にする奴が、他人を救えるわけがない」
乱れた前髪を、彼は指先でそっと整えた。
その指先の熱に、皐月は息を呑んだ。
彼女の様子を見て、雨宮は自分の行動に驚き、すぐに何事もなかったかのように手を引いた。
「無理して倒れたら、俺が困る。……俺の前でくらい、力を抜け」
『俺が困る』
『俺の前でくらい』
いつも「私」なのに。
(なんで……?)
皐月が顔を上げると、雨宮と目が合った。
眼鏡の奥の雨宮の瞳が、熱を帯びて揺れている。
「帰るぞ。送っていく」
「えっ、でも……」
「反論は聞かん。業務命令だ」
ふらつく足で立ち上がり、皐月は彼を追う。
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