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第53話 的確過ぎるディスり
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一番前の席に座るヤベェ二人に冤罪一人の計三人で黒板を見る。
そこにはデカデカと書かれた『孕ませ方』の文字。黒板の前に立つのはマジギレ天才軍師様のメアリー嬢。そして、教室の後ろには参観日の保護者のようにたたずむ廃人。カオスなり。
開口一番にマジギレ天才軍師様は、
「『正しい孕ませ方とその責任について』の講義を行います。拍手!」
『『『パチパチパチパチ』』』
教室に虚しく響く、強制された拍手の音。
――軍師様の講義のテーマがヤバすぎる。ここまでマジギレさせたミレーユ・デストロイヤーとヤベェヤツグランプリ覇者のクリス嬢コンビが一番ヤベェ!
そんな事を考えながらも講義は続く、始めは初歩的な性教育だったが、後半はここでは言えないドキツイ内容だった。ヘタレな僕は恥ずかしさに目を背ける。デンジャラスコンビの二人は、次第に顔が赤くなり、こちらをチラチラと見てくる。その目は、異性を意識したものではなく、憎悪の目を向けている。
ガチギレ天才軍師様の講義は続く。
「このように男は危険な生き物であり、浄化対象として対応していくのが妥当でしょう。気を付けねばならないのは、イケメンはクズが多いと言うことでしょうか。イケメンのクズの割合が非常に高いのでみなさん注意しましょう。特にアレク様」
「ハイッ!」
マジギレ天才軍師様は急に話を振ってきた。
「アレク様はイケメンだからと言って調子に乗ってクズ以下に成らないように」
「ハイッ! 心得ました!」
――僕がクズ以下に成る訳がない。何故ならヘタレだから…… 悲しい……
「これで、正しい孕ませ方とその責任についての講義は終わりです。続いて『正しいビッチといただけないビッチ』について講義を始めます。拍手」
『『『パチパチ パチパチ』』』
乾いた拍手の音が教室内に響く。
講義内容の殆んどが、ビッチに対する辛辣な言葉のオンパレードだった。
「では、ビッチの定義を理解して頂けたと思いますが、次は、より具体的な実例を出してみましょう」
――実例ビッチ!?
「まずはマリアちゃんからですね」
後ろを振り向くと、マリア嬢は突然、自分の名前が呼ばれたことによって正気に戻ったようだ。その顔は私はビッチじゃないとでも言いたげな表情だった。
「マリアちゃんは典型的なギャル系ビッチです。彼女を見れば分かると思いますが、行動原理、仕草はもはやギャルであり、イノシシです! 皆さんはギャル系ビッチにならないよう気を付けましょうね。因みにギャル系ビッチを『ギャルビッチ』と言います。では、私のあとに続いて唱和しましょう」
「ギャルビッチ!」
「「「ギャルビッチ!!」」」
「みなさん大変良くできました。拍手!」
『『『パチパチ パチパチ』』』
――実例が的確過ぎて笑えない……
マリア嬢を見ると、また廃人と化していた。廃人を廃人の闇に落とすのは如何なものだろう……
「続いて、フローラさんですね」
名前を呼ばれたフローラお姉様は口をワナワナさせていた。
「フローラさんはハッキリ言いますが、女の敵です。あのドでかオパー、キュッと締まったウエスト、プリンプリンのヒップ! これは全女性に対する挑戦状だと考えても良いでしょう」
フローラお姉様以外の者が一同に頷く、その頷きをオロオロしながら戸惑うフローラお姉様。シュール過ぎる……
「それに加えて清楚で可憐。殿方が放っとけないでしょう。まさに清楚系ビッチ! 略して清楚ビッチ! さあ、みなさんご一緒に」
「「「清楚ビッチ!!」」」
「みなさん良く出来ました。拍手!」
『『『パチパチ パチパチ』』』
――多少、私怨も入っているように感じるが、これも的確過ぎてぐぅの音も出ない…… 的確なディスり過ぎて、フローラ嬢は涙の廃人となってるじゃないか!
「え~と 次はルナールさんね」
ルナール嬢はまさか自分の名前が呼ばれるとは思わなかったようで辺りを『えっ!?私?』みたいな顔でキョロキョロして挙動不審者のようだった。
「ルナールさんはやはり公爵令嬢としての品位に加えて上に立つ者としての素質も十分兼ね備えているわ。まさに『キング・オブ・お嬢』と言っても良いわ。家柄、人柄についても問題はないわ」
――その、お嬢様はガチのストーカーだけどな……
そこにはデカデカと書かれた『孕ませ方』の文字。黒板の前に立つのはマジギレ天才軍師様のメアリー嬢。そして、教室の後ろには参観日の保護者のようにたたずむ廃人。カオスなり。
開口一番にマジギレ天才軍師様は、
「『正しい孕ませ方とその責任について』の講義を行います。拍手!」
『『『パチパチパチパチ』』』
教室に虚しく響く、強制された拍手の音。
――軍師様の講義のテーマがヤバすぎる。ここまでマジギレさせたミレーユ・デストロイヤーとヤベェヤツグランプリ覇者のクリス嬢コンビが一番ヤベェ!
そんな事を考えながらも講義は続く、始めは初歩的な性教育だったが、後半はここでは言えないドキツイ内容だった。ヘタレな僕は恥ずかしさに目を背ける。デンジャラスコンビの二人は、次第に顔が赤くなり、こちらをチラチラと見てくる。その目は、異性を意識したものではなく、憎悪の目を向けている。
ガチギレ天才軍師様の講義は続く。
「このように男は危険な生き物であり、浄化対象として対応していくのが妥当でしょう。気を付けねばならないのは、イケメンはクズが多いと言うことでしょうか。イケメンのクズの割合が非常に高いのでみなさん注意しましょう。特にアレク様」
「ハイッ!」
マジギレ天才軍師様は急に話を振ってきた。
「アレク様はイケメンだからと言って調子に乗ってクズ以下に成らないように」
「ハイッ! 心得ました!」
――僕がクズ以下に成る訳がない。何故ならヘタレだから…… 悲しい……
「これで、正しい孕ませ方とその責任についての講義は終わりです。続いて『正しいビッチといただけないビッチ』について講義を始めます。拍手」
『『『パチパチ パチパチ』』』
乾いた拍手の音が教室内に響く。
講義内容の殆んどが、ビッチに対する辛辣な言葉のオンパレードだった。
「では、ビッチの定義を理解して頂けたと思いますが、次は、より具体的な実例を出してみましょう」
――実例ビッチ!?
「まずはマリアちゃんからですね」
後ろを振り向くと、マリア嬢は突然、自分の名前が呼ばれたことによって正気に戻ったようだ。その顔は私はビッチじゃないとでも言いたげな表情だった。
「マリアちゃんは典型的なギャル系ビッチです。彼女を見れば分かると思いますが、行動原理、仕草はもはやギャルであり、イノシシです! 皆さんはギャル系ビッチにならないよう気を付けましょうね。因みにギャル系ビッチを『ギャルビッチ』と言います。では、私のあとに続いて唱和しましょう」
「ギャルビッチ!」
「「「ギャルビッチ!!」」」
「みなさん大変良くできました。拍手!」
『『『パチパチ パチパチ』』』
――実例が的確過ぎて笑えない……
マリア嬢を見ると、また廃人と化していた。廃人を廃人の闇に落とすのは如何なものだろう……
「続いて、フローラさんですね」
名前を呼ばれたフローラお姉様は口をワナワナさせていた。
「フローラさんはハッキリ言いますが、女の敵です。あのドでかオパー、キュッと締まったウエスト、プリンプリンのヒップ! これは全女性に対する挑戦状だと考えても良いでしょう」
フローラお姉様以外の者が一同に頷く、その頷きをオロオロしながら戸惑うフローラお姉様。シュール過ぎる……
「それに加えて清楚で可憐。殿方が放っとけないでしょう。まさに清楚系ビッチ! 略して清楚ビッチ! さあ、みなさんご一緒に」
「「「清楚ビッチ!!」」」
「みなさん良く出来ました。拍手!」
『『『パチパチ パチパチ』』』
――多少、私怨も入っているように感じるが、これも的確過ぎてぐぅの音も出ない…… 的確なディスり過ぎて、フローラ嬢は涙の廃人となってるじゃないか!
「え~と 次はルナールさんね」
ルナール嬢はまさか自分の名前が呼ばれるとは思わなかったようで辺りを『えっ!?私?』みたいな顔でキョロキョロして挙動不審者のようだった。
「ルナールさんはやはり公爵令嬢としての品位に加えて上に立つ者としての素質も十分兼ね備えているわ。まさに『キング・オブ・お嬢』と言っても良いわ。家柄、人柄についても問題はないわ」
――その、お嬢様はガチのストーカーだけどな……
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