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第82話 手のひら返し
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ルナール、マリア、メアリーの3人が抱き合って泣いている感動的な場面を見て、またヤベェことをしなきゃ良いなと考えてしまう。そんなゲスな考えを持ってしまう自分に嫌悪感で反吐が出る。
「3人とも前世では知り合いだったの?」
僕はそれとなく聞いてみた。
「私達、小学校からの友達だったの」
マリアはそう告げた。
「へぇ~ 3人とも友達だったのかぁ、ところで小学校ってなんだい?」
僕はどこまでもすっとぼける事に徹した。
ルナールが小学校とはこちらの世界で言うところの初等部にあたり、中学校は中等部、高校は高等部になると説明をしてくれた。
――うん、全部知ってる……
「クリスの前世はどうだったの?」
クリスについても聞いてみた。
「私は小学生だった。それ以上は言いたくない……」
クリスの前世は酷い思い出しかないのだろうか、前世についてはそれ以上は口を噤んだ。
「ミレーユは前世は何をしてたんだい?」
「お父様の会社でお父様の秘書してたわ」
「「「ミレーユは社長令嬢だったの!?」」」
「そうなるのかな?」
一同はミレーユの前世に驚き、ルナールがさらに追い詰める。
「そのお父様の会社って、一体どんな会社なの?」
「ハルタングール(株)!」
ミレーユはとんでもない会社の名前を言い出した。
「「「ハァ~ ハルタングール!って、一流ゲーム会社じゃない!」」」
一同驚愕! 僕も驚愕! まさかのゲーム会社! プリストの開発、販売したド鬼畜会社じゃねぇーか!
「ミレーユってお嬢様ってこと? お金持ちなんだよね? 私達友達だよね?」
マリアがガチのお金持ちお嬢様にすり寄り始めた。ミレーユは、
「お父様がお金持ちであって、私はお金持ちじゃないよ。娘だからって優遇されてなかったよ」
「あっそー」
マリアは即行で手の平を返した。マリア…… お金か? お金なのか? やっぱりお金が全てなのか? さすが、お金にガメつい汚嫁……
「ハルタングールって、プリストの作ったところだよね?」
フローラは僕が喉から出そうになっていた台詞を言った。僕の口から言い出すと転生者だとバレてしまうので、どうしても言い出せなかった。
「うん、そうだよ」
ミレーユは素っ気なく返す。
「じゃ、じゃあさー、アレク様の攻略とか知ってるんでしょ?」
マリアが目の色を変えてミレーユに絡む。そりゃ、販売元のお嬢様だったら内部事情は把握してるよな。
「お父様からお前は口が軽いから教えるわけにはいかん。って言われて、教えてもらえなかったんだよねぇ~」
「あっそー」
マリアの十八番の手の平返し炸裂!
――うん、うん。ミレーユのお父様の気持ちが良くわかる。コイツは前世でもド天然だつたんだな。お嬢様はド天然だったのかぁ、非常に質が悪いな……
「ところでフローラさんの前世は何をしてたの?」
ルナールがフローラの前世の秘密を暴こうとしていた。あのお姉様気質はどこから来るものなのか気になるところではある。
「私? 私は保育士だったわ。子供達に囲まれて楽しかったんだけど、まさか仕事帰りにバスが事故にあってしまうなんて、思ってもみなかったわ」
「「「――!? バス!?」」」
一同は大きな声で叫んでいた。因みに僕も叫んでいた。
叫んだ瞬間、僕は『ハァ』と気付き、咄嗟に
「バスってなに? バスって何なの教えて? バスって美味しいの?」
と、誤魔化すのに心に余裕が無くなっていた。
ルナールが呆れた顔で、バスというものを親切に教えてくれた。
――知ってるけど…… 僕、日本人だったし!
「私と沙希、紫音と一緒にバスに乗っていたら、大きな音がして気が付いたらこっちの世界にマリアとして生まれたの」
マリアは異世界転生に原因について語っていた。
「私が生まれた先は悪役令嬢だったわ。私の場合、処刑されるか国外追放のどちらかの未来しか無かったのよね。ざまぁを回避する方法を考えた結果がファンクラブ開設だったんだけど……」
ルナールは自分の生まれについて落ち込みを見せた。まぁ、悪役令嬢の末路はざまぁされる側だもんな…… でも、安心してくれ! 最近は悪役令嬢がいつの間にかメインヒロインになる場合もあるから。しかし、プリストの場合はヒロインも悪役令嬢もタブルで地獄の底に堕ちるけどな……
「3人とも前世では知り合いだったの?」
僕はそれとなく聞いてみた。
「私達、小学校からの友達だったの」
マリアはそう告げた。
「へぇ~ 3人とも友達だったのかぁ、ところで小学校ってなんだい?」
僕はどこまでもすっとぼける事に徹した。
ルナールが小学校とはこちらの世界で言うところの初等部にあたり、中学校は中等部、高校は高等部になると説明をしてくれた。
――うん、全部知ってる……
「クリスの前世はどうだったの?」
クリスについても聞いてみた。
「私は小学生だった。それ以上は言いたくない……」
クリスの前世は酷い思い出しかないのだろうか、前世についてはそれ以上は口を噤んだ。
「ミレーユは前世は何をしてたんだい?」
「お父様の会社でお父様の秘書してたわ」
「「「ミレーユは社長令嬢だったの!?」」」
「そうなるのかな?」
一同はミレーユの前世に驚き、ルナールがさらに追い詰める。
「そのお父様の会社って、一体どんな会社なの?」
「ハルタングール(株)!」
ミレーユはとんでもない会社の名前を言い出した。
「「「ハァ~ ハルタングール!って、一流ゲーム会社じゃない!」」」
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「あっそー」
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フローラは僕が喉から出そうになっていた台詞を言った。僕の口から言い出すと転生者だとバレてしまうので、どうしても言い出せなかった。
「うん、そうだよ」
ミレーユは素っ気なく返す。
「じゃ、じゃあさー、アレク様の攻略とか知ってるんでしょ?」
マリアが目の色を変えてミレーユに絡む。そりゃ、販売元のお嬢様だったら内部事情は把握してるよな。
「お父様からお前は口が軽いから教えるわけにはいかん。って言われて、教えてもらえなかったんだよねぇ~」
「あっそー」
マリアの十八番の手の平返し炸裂!
――うん、うん。ミレーユのお父様の気持ちが良くわかる。コイツは前世でもド天然だつたんだな。お嬢様はド天然だったのかぁ、非常に質が悪いな……
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ルナールがフローラの前世の秘密を暴こうとしていた。あのお姉様気質はどこから来るものなのか気になるところではある。
「私? 私は保育士だったわ。子供達に囲まれて楽しかったんだけど、まさか仕事帰りにバスが事故にあってしまうなんて、思ってもみなかったわ」
「「「――!? バス!?」」」
一同は大きな声で叫んでいた。因みに僕も叫んでいた。
叫んだ瞬間、僕は『ハァ』と気付き、咄嗟に
「バスってなに? バスって何なの教えて? バスって美味しいの?」
と、誤魔化すのに心に余裕が無くなっていた。
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――知ってるけど…… 僕、日本人だったし!
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