ギルド職員がはっちゃける時ではございません〜ただの御令嬢、語ります。〜

影狼

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まだ早く、遠い。-焦燥に苛まれて。-

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どうしてこうなったのか見当もつかない、とでも言いたそうな声音だ。

相手が業火に包ませながら淡々と、まるでつまらない赤子を相手取っているような口ぶりですげなく告げてゆく。

包まれていくそれは、苦悶の声をあげるが相手の口ぶりが。

あまりにも淡々としすぎていて、嘘か本当かわからない話術も相まって事実だなんてそのうち分からなくなっていく。

『これが人相手でよかったな、妖怪なんて相手取っていたらそちらがつかれてしまう。』

朗々と語っていた相手が、そのまま抑揚のない声音で絞める。

『用はこれでしまいだ、次の生で覚えているようだったら殺しにおいで。』

優しく聞こえるが淡々と、朗々としているままで。

業火で燃やし尽くされた様子、これでは次の生もへったくれもなさそうだ。

『人、魔物』

『厄介ではないのですが莫迦の相手をするのは疲れますね、そちらはしんどくないでしょうか?』

『まごうことなき師弟だな、お前らは』

『?誰がですか?』

『大丈夫かよ、こんなぽわーんとした奴が師匠で』

『誰にも俺らが師弟だってばれてないが、万が一の場合を想定して警戒は継続する』

『大人びた口調の子供、世界からつまはじきにされた怪物達』

『賢い棒ですね、まだ使いつぶせそうで私はうれしいです』

『怖えーな、要はお前にとってこれはネンネかよ』

『?ネンネってなんだ?』

『本来赤子という意味でな、取るに足らないガキだと思ってるんだとそれから未経験だ』

『そうでしたね、全く奥深いものです』

『な、こいつは不思議だろ』

『口車に乗せられたようで悔しいが師匠を認めよう、不思議だと』

『焦りを感じさせない冷静さは勿論、歌うような嘘と真実を判別させない話術』
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