『鬼神の救済記』

影狼

文字の大きさ
15 / 81

夢のひとと月の女神さまのひみつの。

しおりを挟む




『皆様方』、当『劇場』にご来場いただきありがとう存じます。
「ありがとうございます!」
私達は恭しく『皆様方』に、お辞儀をしました。
『劇場』の【案内人】を務めます、『劇場のもの』でございます。

「同じく『劇場』の【案内人】を務めます、『劇場』のものでございます!よろしくお願いいたします!」
こんな所でお話するのもなんですし、席にお座りくださいませ。

「今回も私達が、ご案内いたしますね!
暗いので足元にご注意くださいますよう、よろしくお願い申し上げます!」

席にお座りになられた『皆様方』を見届けて、彼が言いました。

「それではご注意点を申し上げます。」

・全ての小説は二次創作対象になります。
・オリジナルキャラが出演する可能性がございます。
・キャラ崩壊にご注意くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
・今回は趣向を少し変えまして、番外編でありそうでないお話をします。
・話が脱線する可能性がありますので、ご注意くださいませ。
・脱線するのも勿論ですが、少ししたバトルシーンがお嫌な方は『劇場』から速やかにご退場していただければ、全額返却いたします。

それでは一ベルを鳴らさせていただきます。

リィィイイイイイィイイィイィン……。











それでは本ベルを鳴らさせていただきます。

リィィイイイィイイィイイイィン……。





「演目名を申し上げます。」
『夢のひとと月の女神さまのひみつの。』でございます。

之より、演じますは『月の女神さま』と
『夢のひと』が対話する物語になります。

それでは演じ(始め)させていただきます。

「開幕致しますー、開幕致しますー。」
ーーー演目開始。ーーー

ん?
あー、めんどくさい奴が来た。

『……めんどくさい、とは何です?』
や、ごめん。
冗談だから、その弓しまって……。
怖いんですけど……。
手を前に突き出して、このひとを抑える。
「そうですか?」
キレイなのだけれど、腹黒い笑顔が見える……。
このひと恐いね……。
(まあ、【案内人】よりはマシだけれど。
……あの人嫌悪感が凄まじいんだよなぁ……。
…………ああ、『クソガキ』も嫌悪感が凄まじいんだった……。)
そう目の前のひとに震えながら、考えていると音もなく上からゆるりと降りてきていたモノがいた。

『………………………………。』

『…………おや、『かの幽霊の面を被ったお方』。』
『………………………………。』
『なんも喋らないわけー?』
『………………………………。』
『…………ええ、この方は喋りませんよ。』
『………………………………。』
もういいか、と言うふうに『アレ』は蜻蛉のように、ゆらゆらと揺れて消えた。

『………………………………。』
すると手をゆるりと動かして黒いものを纏った雷を、僕の目にわざと落としてきたようだ。

『あっぶな!
わざとだろ、絶対!』
『………………………………。』
躱せたから良かったものの、直撃していたらめちゃくちゃ痛いと思わないわけ?!
「落ち着いてください。
『かの幽霊の面を被ったお方』はもう消えてしまわれましたよ。」
『あーもー!!
夢をこれから別のひとにもあげなきゃいけないのに!!」』
『…………それにしても、『あれ』はいつから此処に居るんだろーねー。
……あっぶな!だーかーらー!やめてって!』
『……まあ、どうでもいいか。
さあ、夢を届けに行こうかな。
またねー、『かの月の女神さま』。」
そう憤った後に笑って、彼が言った途端黒いものを纏った雷が落ちてきて彼は逃げるように、そそくさと消えました。
それから声が残り、ついには消えました。
「ええ、また。
『かの狂った夢の届け手さん』。」

(………………………………あのお方は『かの奥様』を護りたいがために、『あちら』側へと渡ってしまって女人と情事をしておられるとの『言付け』が…………。
…………それにしても、哀しいひとですね。
『かの幽霊の面を被ったお方』。
……さて、考え事は終わりにして仕事に行きますか……。)
後ろ髪を引かれる思いでしたが、如何ともし難いまま私も消えました。

ーーー演目終了いたします。ーーー

「お疲れ様でございました、【案内人】様。」
ええ、お疲れ様です。
『かの幽霊の面を被ったお方』は、『こちら』側に戻ることは不可能のようです。
「そうなのですか……。」
ええ、残念なことです。
さて、『皆様方』当『劇場』にご来場いただきありがとう存じます。
「またおいでくださいませー!」
(【案内人】が淡々と告げて、45度に腰を曲げてお辞儀いたします。
【もう一人の案内人】は対照的に元気に言いまして、【案内人】に倣いまして45度に腰を曲げてお辞儀いたします。)
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

処理中です...