『お零れ話』

影狼

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番外編

此処に来るは誰の禱り?ーただの人間さんがおいでになられますよ。ー

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『皆様方』、こんな辺鄙な『劇場』に真においでくださりありがとう存じます。
ここ『劇場』の【案内人】を務めさせていただきます、『かの劇場のモノ』で御座います。
同じく、ここ『劇場』の【もう一人の案内人】を務めさせていただきます、『かの劇場のモノ』です!
そう元気に言った様子の、隣にいる彼は怪訝に思い最後尾の方に近づいて、屈んで耳元で囁きますね。
それから、納得した様子で囁きますね。
…………『貴女方』は誰ですか?
僭越ながらここら一帯では、感じたことの無い『気配』でしたのでね……?
ふむ。
……『今』はまだ、『かの不思議なあちらの人間』さん……と。」
もちろん、未だ種族を見抜かれたことも何故此処に居るのかも分からぬまま、状況を飲み込めていないのか『かの不思議な彼女』は困ったように、首を傾げるばかりでございます。

であるならば席にお座り下さいませ。
……私達が今回もご案内しますね。
暗いので足元にご注意くださいませ。
私たちはランタンを灯しつつ、それぞれの席にご案内します。
カツ、カツ、カツ、カツ、カツ……。
コツン、コツン、コツン、コツン……。
……カツン……カツン……カツン……。
こつ、こつ、こつ、こつ、こつ……。
……こつ……コツカツ、……カッカツ。
……カツ、こつ、……カッカッ……。
ひとつは、相変わらず大股で落ち着きなくこの劇場に響きます。
みっつは、規則正しくそれでいて静かに響きますね。
ひとつは、動揺しているのか不規則に足音が響きますね。
ひとつは、さらに不規則に足音が響きますね。
……ようこそ、『かのあちらの人間さん』。
「…………ここはどこや?」
…………真に失礼ながらもう【二度】は説明しませんよ、『かの不思議なあちらの人間さん』?
「ヒッ……。」
貴女も同じ質問をするつもりであるなら、私たちは容赦しませんよ。
「ひっ……ほんまに物騒な、奴さんやな……。
分かった、あんさん方のお気の済むままにしーや。
………おお、けったいな奴さん方や。」
私がそう言って、『かのもう一人の不思議なあちらの人間』さんも首を傾げながらも怯えたところで、【もう一人の案内人】が怪しく笑い声をあげると恭しく接するような雰囲気を漂わせながら、何時もよりワントーン低い声で妖しく言いましたね。
……全く、何時もそうしていれば私も頭を抱えず、気を揉まずに済むのですがね……。
ははっ……善処します。

それぞれの席にご案内したあと、私たちはステージの上に上がります。
それでは、僭越ながらご注意点を申し上げます。
・全ての小説は二次創作対象になります。
・オリジナルキャラが出演いたします。
・キャラ崩壊がある可能性がございますので、何卒ご注意くださいませ。
え?……はあ、…………はい、分かりました。
失礼いたしました。
・これより、コラボ相手様のご紹介に参ります。
・シーンの切り替えや唐突な挿入シーンがございますが、その際にもアナウンスでご案内致します。
・微グロシーンがありますのでお嫌な方は、『劇場』から速やかにご退場していただければ、全額返却いたします。

ご注意点はこれで、以上になります。

それでは、お待たせ致しました。

一ベルを鳴らさせていただきます。

リィイイィイイイイイィィィィン……。










本ベルを鳴らさせていただきます。

リィイイィイイイイイィィィィン……。





之より、演じますは『コラボ相手』様と『かのあれら』が舞闘する物語となります。
演目名を告げさせていただきます。

『此処に来るは誰かの禱り。ーただの人間さんがおいでになられますよ。ー』で御座います。

どうぞ、お愉しみくださいませ。
どうぞ、楽しんでいってください!
それでは開幕いたしますー、開幕いたしますー。

ーーー演目開始ーーー

「ふぃー……やっとこれで、わいらが出演できるわ……!!
つか速いわ。
こっちに来るのが目で追えんぞ、流石にびっくりしたわ!
『作者』さんありがとな。」
溜息をつきながら、密かに喜びますと『Codename.作者』が来たことに驚いたようにすかさず飛び退き、顔を綻ばせて感謝を告げますね。
『いえいえ、御二方に『これ』を渡しておきますね。』
「『これ』は?」
「うーむ……。」
御二方が興味津々の顔で、キラキラとした眼をしつつ訊きますね。
色々な材料で作られたであろう、色とりどりの小さなお二人を象った、人形が15体ございます。
『見ての通り、『人形』ですよ。
ただし呪文で作られたもの、ですけどね。
さて、紹介させていただいても?』
「「ええでー!」」
『感謝します。』

同時に笑顔で頷いたお二人に、淡々と感謝を告げた『Codename.作者』でございます。
『改めて、ご紹介させていただきます。
今回光栄なことにコラボさせて頂きましたのは、ゆっくり系YouTubeであらせられる『羊好きのマルシェ/ラヴィ』様です。
89本の動画を投稿しており、358人の登録者様がいらっしゃいます。

ゲーム実況や、ゆっくり茶番がメインの凄い方でございます。
小説も投稿していらっしゃったので、小説好きな私は飛びつくように見てしまって……。
はは、私は趣味として小説を投稿しているのにもかかわらず、お恥ずかしいことで。
……さて、こんな趣味で投稿しているだけの底辺小説家とコラボして頂き、誠にありがとうございます。
どうか、私たちの世界で楽しんでいってくださいませ。
『皆様方』もお楽しみくださいますようにと、私は願っています。』

小説を執筆しているのにもかかわらず、お恥ずかしい限りだと自嘲気味に笑った後は少々嬉しそうに語り、楽しんでくださるようにと静かに言って締めました。

それから、人形を改めて触らせた様子です。
どれもこれも、まるで人形ではなく人間のように精緻に造られ、血も巡っているようでほんのりとひとの体温を感じられているのか、それらをやさしい笑顔で見つめ撫でる御二方です。

『さて、『ハイメーセ・ヴィフリート』。』
『『ズィネーセ・ツヂシクレ』。』
『このお二人の警備を頼めますか?』
『……いいな?』

「『作者』さん、一瞬声変わったね。
なんか怖いよ。」
「ああ、さっきまでの穏やかな声じゃなくなってるわ…。
…………なんやろな。」
離れたところで話すお二人は、怯えたように『Codename.作者』に聞こえないような囁き声で、話しましたか。
……賢明な判断でございますよ、お二人共。
さて、この判断が幸と出るか凶と出るか……僭越ながら私達は観させてもらいますね。

「……分かった。」
「…………『Codename.作者』の、仰せの通りに。」
「分かったよ、そちらの可愛らしいお嬢さん方の護衛は任せてよー?」
影のように、はたまた紛れ込むかのように霧となって現れるものが、二名とも『Codename.作者』のそばに控えていました。
『ああ、頼む。』
それから了承したと言うように、影のようなものと霧となったものは消えてお二方のお傍に気配を消し密かに、控えました。
「よろしくねー、お嬢さん方?」
「よろしくなー!『ハイメっちゃん』!」
「よろしくね、『ズィネレ』ちゃん。」
「…………………………。」
影のようなものは徐々に、人の形になります。

ーーー人の形になりつつある影の容姿説明に入ります。ーーー
黒いフードを被って、両側に大きな赤黒い蜘蛛が蠢いているような模様が彫ってある白い面を着けた、女性型になって現れますね。
黒いローブと面の外からちらりと覗く髪色は、爽やかそうな水色と蒼が混ざった……そう、まるでターコイズブルーのようなはたまた……。
大まかな三色の、ご説明をいたします。
ティファニーブルー(薄い緑が混ざったような青色をしております)とライトシアン(ほぼ水色になります)や、ターコイズブルー(青と緑が混ざった青色になります)の髪色がちらりと見えます。
それらがインナーカラーになっており、綺麗に一つ縛りで纏められています。
黒い手袋を、着けてらっしゃいます。

ーーー女性の容姿説明を終了いたします。ーーー

「何も喋らないねー、『ズィネレ』ちゃん。」
「…………………………。」

ーーー人の形になりつつある霧の容姿説明に入ります。ーーー

ほぼ同時に、霧となったものが徐々に人の形になりますね。
これも黒いローブでもう一人と被っており、両側に凍りかけのような凍ったような水色と白色が、美麗に混ざった氷の結晶の模様が彫ってある中に、ひとつのピンポン玉より一回り大きく、目立つ赤い宝石のように精緻な血が描かれております。

この方も手に黒い手袋がはめられており、同色のフードからこれまたちらりと見える髪色は、銀色でございます。
身長は、197cmほどになります。
獣耳が生えており、しっぽも出しています。

ーーー男性の容姿説明を終了いたします。ーーー

「ねーねー、ハイメっちゃんの種族は何や?」
「種族はねー、今はひとつだけいいかい?」
興味津々の目を向ける、『かの不思議なあちらの人間』さんでした。
「うん!」
そのような面を着けた男性が手を一度振ると、鎌が出現致します。
「すごーぃ凄い!今のどうやったんや?!」
「ん~?秘密だよ、企業秘密ってやつだねー。」
「見ての通り、獣神さ。」
楽しそうに言ってダンスするように回り、自身のことを証明してみせました。
「えー?そうなん?」
「だけど気になるから教えて?」
「ハイメっちゃん!」
「教えることはあるよー?」
「だけど今はひとつだけ、って約束だったでしょー?」
「めっ。」
「えー!そ、そんなぁ……。」
悪戯な声を耳元で、楽しそうに仰った後に『かの不思議なあちらの人間』さんが驚いたように声をあげて、しょんぼりと肩を落としますね。
『『マルシェ』さん、ようこそ。』
『『ラヴィ』さん、コラボを承諾していただきありがとうございます。』
『今回はよろしくお願い致します。』
『って……『ハイメーセ』、何してるのです?』
『………………。』

「え?ただ種族をひとつ教えたのと鎌を取り出してみただけで、このこが見てくるからさ。』
『鎌振ってみるかい?」
「え?いいの?」

最後の方は呟いた『かの作者』に向かって困ったように笑ったのか、小さな笑い声を出した『ハイメーセ』はそう言って、『かの不思議なあちらの人間』さんに鎌を渡しました。

『かの不思議なあちらの人間』さんは驚いて、頷いた『かの放浪する獣神』に向けてお礼を言いつつ手を差し出して、遠慮がちに受け取り掴んでみました。
「おっっもー!!!!!」

私たちは影に潜み、笑いました。

『かの不思議なあちらの人間』さんは、片手では持ち上げられないので仕方なくと言った感じで、両手を使いよろよろとふらつきながら持ち上げました。

すると、鎌から出た黒いものが『かの不思議なあちらの人間』さんの腕に、あっという間に絡みつきますね。

『かの不思議なあちらの人間』さんは、悲鳴をあげました。

そして、何故か離すことも能わず黒いものはぞわぞわと『かの不思議なあちらの人間』さんの身体にゆっくりながら、蠢き入り込みつつ枝分かれになりました。

その一部の黒いものは、まるで恐怖を植え付けるように苛烈に蠢きながら、にじり寄ります。

どれもこれも行動が恐怖を植え付けるようなものなので、『かの不思議なあちらの人間』さんは我慢できず鳥肌が出ると同時に、顔を青褪めさせつつ大いに恐れ戦きますね。

「「ぎゃああああぁぁああ!!」」

『………………『かの救いのない宵の中に蠢く人の性を求める神様』、そのお戯れをやめていただけると。』
『非常に助かるのですが……。』
『それと貴方の行いを僭越ながら、少々諌める必要がありそうですね?』
『それとも、貴方を唆したのは『かの鬼共に魅入られ魅せられたモノ』ですかね?』

『…………答えて頂かなくて結構、ですが。』
『……私のコラボ相手様に、しかも『かの達観した簌蔌と花が落ちるような儚いお方』に向かって、驚かせた挙句攻撃しかけるとは……。』
『…………お覚悟はできていましょう?勿論でしょうが。』
『『かの救いのない宵の中に蠢く人の性を求める神様』方?』

そんな中『Code.name作者』だけは、戦々恐々とした雰囲気の中で御二方の悲鳴の響き渡る『劇場』で淡々と、そして朗々と語りながら冷酷に言葉を吐き捨てました。

「は、はは、は、ははは。』
『は、はは、流石、『Co、de.nam、e、作者』だ、な。』
『で、今回、は『かの、舞手、様』もい、らっし、ゃる、ことだ、し。』
『存分に、舞い、踊ろう、ぞ、『か、の舞手、様』。」
『ええ、ダンスのリードは貴方方にお委ねいたします。』
『どうぞ、お手柔らかに。』
『『かの救いのない宵の中に蠢く人の性を求める神様』や『かの舞手様』方。』

そういうと、『かの作者』は流れるような動きでカーテシーをしました。

それから一瞬で、服装が質素なドレスから動きやすいパーカーに変わり、相変わらず白い面を着けていました。

両側には白い雲がたなびくように、曲線が僅かにある模様が彫ってありました。

それからは、『かの護衛』と共に『かの不思議なあちらの人間』さん方の近くに走り出し、迫り来る攻撃を軽々と躱したりバックステップや、回転を駆使し剣で弾き返したりしつつ傍に近寄りました。

御二方のうちお一人をお姫様抱っこをしつつ木で囲むような籠を丁寧に造り、もう一方の方を丁重に移動させて入れると浮遊させ、『かの護衛』を傍に付かせて守りながら空間を裂いて中に入りました。

そして、その白い空間も手刀で裂きながらこう呟きました。

『空間崩壊と共に再構築せよ、我の望む空間へと。』
『そして穴も塞げ、『コラボ相手様方』を護るバリアも張れ。』
『さあ、闘争という名のダンスを始めようか。』
『どうぞ、お手柔らかに頼むぞ。』

指を鳴らしながら、刹那の間に入ってきた『かの舞手様』と『かの救いのない宵の中に蠢く人の性を求める神様』や『かの鬼共に魅入られ魅せられたモノ』を、静かに見据えつつ空間が崩壊し、はたまた再構築し、バリアも御二方の周りに張られますね。

『ちいっとおいたが過ぎないかい?『かの救いのない宵の中に蠢く人の性を求める神様』と『かの舞手様』と、ついでに『かの鬼共に魅入られ魅せられたモノ』さんや。』
「おお、おお、怖、い怖い。』
『流石、『Co、de.na、me作、者』だ。」
「それで、も本気、を、出す、に値、しない、と判断、してい、る、んだ、ろう?』
『ハハ、ハハハ、ハ、ハハ、ハハハ、ハハハ!」
「そ、れでこ、そ、闘い、が、いがあ、るっ、ても、のよ。』
『まずは、俺か、ら行、かせて、貰うぞ?」
面白そうに笑って、戦闘態勢に入りますね。
『まずは、僭越ながらそのハスキーボイスをやめていただければ、と思いますがいかがでしょう。』
『……そ、れは、出来、ない相、談だな。』
『……そうですか、残念です。』
『がっ、か、りさせ、てす、まんな、だが、愉し、ま、せるこ、と、を約束、し、よう。』
『これはこれは、感謝致します。
その返礼に少々本気を出させていただきますね。』
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