未来から来た天才オメガ研究者に恋したアルファ高校生の話

豆ぱんダ

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126 癒やしの時間

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「勝手にして・・・・・・」

 南雲が目を逸らしコーヒーカップに口をつける。

「やった」

 ズボンを脱がせ、冬次は嬉しくて目を細めた。南雲の股間が半勃ちに反応していた。

「南雲さんもしたかったくせに」

 嫌がられるとわかっていても指摘せずにいられない。

「そういうこと言うならやめる」

 南雲にジロッと睨まれた。

「やめないよ」
 
 冬次は南雲の陰嚢を持ちあげてキスした。

「あっ」

 柔らかい袋を口で愛しながら、芯を固くしていく南雲のペニスを手でしごく。先端から垂れてきた先走りでヌルヌルになった愛しい熱のかたまりを手のひらと指全部を使ってこすりあげた。

「ん、ひっ、んぅっ、もダメ」

 南雲の膝がガクガク震える。

「ちゃんとコーヒーカップ持ってないとこぼしちゃうよ」

 冬次は口をペニスにもっていき、爆発しそうな先っぽを吸った。

「ああっ! バカ! わかってるなら加減しろ!」

 今にもイキそうに鼠蹊部をひきつらせているくせにコーヒーをこぼさないようにがんばっている姿が、冬次の男心に火をつけた。我慢できずコーヒーをひっくり返してしまうくらいに余裕をなくさせたくて、無駄な対抗心を燃やして張りつめたペニスを喉深くまで咥えた。途端にえずいて喉が異物を吐き出そうとするがこらえる。するとつるんとした丸い先端が喉を通った。口をすぼめた形にして喉をしめると、南雲がコーヒーの入ったカップを落とした。冬次は勝利が誇らしくて胸を膨らませる。

「ン——っっ!」

 南雲は冬次の髪を引っぱり暴れる。

「は、ぁっ、あっ、あっあっ、いやだぁ!」

 体格差のおかげで南雲に叩かれようが殴られようが冬次はびくともせず、喉を使ってペニスをしごき、しまいには南雲に足で蹴られながら射精させた。絶頂にのぼりつめた南雲は暴れるのをやめて肩で息をする。呼吸が落ち着くと、冬次を濡れた目で見下ろした。ドキッとさせられるエロい視線だった。

「僕がいつもやられる側なのは釈然としない」

 南雲は爪先で冬次の膨らんだ股間を突いた。恋人がやる気になってくれるのは大歓迎だ。冬次は行儀の悪い足を好きにさせる。勃起した男性器の盛りあがりを足の指に挟んで摩擦され、布ごしの刺激に焦ったさが高まっていく。

「ガチガチだね。立って」
 
 冬次は命令口調に従った。

「こっち座って」

 唾を呑みこみ南雲に覆いかぶさるようにソファに移動する。しかし南雲に「ちがう」と胸を指でさされ、非力な指に押されて体を起こす。このすきに南雲は立ち上がると、冬次の胸を指で押して誘導しソファに横たえさせた。
 南雲が冬次の上に乗ってくる。自分の腰にまたがった恋人はとても色っぽい表情をしており、冬次は南雲の尻を掴んで下から揺さぶった。

「待てもできないの?」

 意地悪な唇が、冬次をなじった。

「できないよ」
「駄目。今日は冬次くんは見てるだけ」
「後ろをほぐさなきゃ」
「自分でやる」

 うぐっ。喉が鳴る。魅惑的な誘惑だ。南雲が自分で後ろをいじるサービスシーンを見たくないわけがない。

「いい子。そのままじっとしてて」

 南雲は股をひらき品のない恰好で前準備の様子を見せつけた。冬次の股間は痛いほどに勃起しており、南雲が時間をかけて悠長に穴を慣らすのを見ているだけなのはつらかった。ゼリーで濡らした指が後孔にそろそろと差しこまれては出てくる。指を抜き挿しされる穴は刺激にわななき、体温で溶けたゼリーがナカでかき混ぜられて音を立て下半身にズキズキと響いた。
 いじられて赤みを帯びた穴から指が抜かれ、テラテラ光る肉壁が覗いた。穴はキュッと閉じてつつましやかな姿に戻る。バキバキの屹立をぶちこんだらどれほど気持ちいいだろうか。
 卑猥なパフォーマンスから目を離せなくなっていると、南雲が冬次のズボンに手をかけた。ゆるいスウェットパンツは簡単に脱がされる。下着をおろされた瞬間に押さえつけられていたペニスが勢いをつけてブルンと飛びだした。冬次は思わず紅潮し、南雲に笑われる。

「僕が動くから。冬次くんは動くの禁止ね」
「ん⋯⋯」

 南雲は照準を合わせ、腰を落としはじめた。長大な竿をおさめきるのは大変なようで、時折眉をひそめ吐息をこぼしながらジワジワと呑みこんでいく。

「はぁ⋯⋯はぁ、はいった」
「うん。気持ちいいよ」

 冬次は南雲の脇腹を撫であげ、キスしようと顔を寄せた。
 すかさず鼻を指で弾かれ叱られる。

「キスしていいなんて言ってない」

 南雲は突き放した言い方をしたが、冬次の上半身の服を脱がせ裸の胸を抱きしめ頬を寄せる。そして飾り同然の乳首を指でひっかいた。だが冬次は胸を触られても感じない。南雲は反応がないことに首をかしげ不満げな顔をした。
 その間、繋がったところは放置され、冬次はしだいに余裕がなくなっていく。馴染んでトロトロに絡みつくナカがペニスをじんわり愛撫する。気持ちいいことに変わりはないが、ゆるやかな刺激では射精まで到達できず、欲望のプールにドロリとしたものが溜まっていく一方でとてもしんどい。

「南雲さ、ん、お願いだから動いて・・・・・・!」
「どうしようかな~。冬次くんが可愛くてまだやめたくないな。いじめたくなる気持ちがよぉくわかって勉強になるんだ」
「お願いっ」

 南雲は唇に指を立て、冬次を黙らせた。再び冬次の胸板に顔をうずめ、反応を確かめつつ乳首をいろんな動きで舐めてくる。しかし冬次はやはり子猫にしゃぶられているような気持ちにしかならず、下半身ばかりに意識がいった。ズキズキ。頭が沸騰する。思いきり南雲のナカを突きたい。突きたい。突きたい。

「・・・・・・ふっ、もーいいや」

 南雲が軽く腰を揺すり、スローモーションに見えるスピードで腰をあげていく。

「あ、うぐっ」

 急にご褒美が与えられ、冬次は苦悶を洩らしてしまった。吸盤のように吸いつく内壁が限界まで我慢させられたペニスを締めつけるので、歯を食いしばっていないと震えてしまいそうなのだ。
 腰をおとす時も同じスピードだ。亀頭が前立腺に引っかかると南雲が動きをゆるめた。
 ペニスが呑みこまれるのろいスピードと反比例して冬次の息はあがった。呼吸も鼓動も加速する。冬次は未だに挿入に手間どっている南雲の腰を両手で掴むと、前立腺で止まっているペニスをドチュンと一気にねじ込んだ。
 南雲の喉がヒュッと鳴る。

「うぎゅっ、ぅ、あっ、あっ!」
「南雲さんが、悪い、よ。焦らすのも、ほどほどに、しないと」

 言葉が途切れるリズムに合わせて腰を突き上げると、南雲は喉をそらし、眼球をぐるんと上転させたまま喘ぐ。

「まっ、て・・・・・・、はげ・・・・・・し、いっ、止まっ、あうっ、ふぅぅっ!」

 時間をかけて焦らされた効果は南雲の体にも現れ、全身から汗をふき出して射精なしで絶頂した。冬次は痙攣するナカの搾りとろうとする締めつけにこらえ切れずあとを追うように吐精した。
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