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第一章『放り込まれてきた堕天使』
34 ほっぺたとドーナツ
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問うた時には顔が間近に迫っていた。
これはキスだ。ジョエルが動かなければ唇が重なる。
しかし琥太郎は直前でハッとしたように顔の位置を移動させ、ほっぺたに口づけた。チュッと頬に触れた唇は猫の素早さで離れる。
ジョエルは呆然とする。
「びっくりした・・・・・・」
「俺も」
「え、君からしたんだよ?」
「ごめん。マジで無意識。部屋に戻ってきてジョエルの・・・なんて言うか。あー、わかんねぇわ、何言ってんだろ」
本気で混乱している様子にジョエルは胸が疼いて傷んだ。心をかき混ぜられる。甘い香りが匂い立つ。いけないことなのに、手を当てた胸の下で、その疼きにあたたかく火が灯った。覚えたての欲望だが、この前までは漠然としていた心が今ははっきりしている。抱きしめたいと望む感情は、こうして生まれるのかと傍観者のような目線で己れの心を見つめる。
こちらも無意識だ。
ジョエルは琥太郎を抱きしめる・・・のは気恥ずかしくて、頭を撫でるに留めた。あまり上手じゃなかっただろう、手を頭頂部にぺたりと乗せただけの仕草に琥太郎が目を見開いたのは五秒後。
「は?」
「可愛いなって思って」
「っ、子どもじゃねぇから。やめろよ」
ツンと目を逸らした琥太郎はジョエルの瞳にやっぱり可愛く映る。
「でもコタローも僕にしてくれたことある」
「キッ、・・・・スはしてないだろ、いつした?」
「キスじゃない。僕に泣かないでくれって、ギュッてしてぽんぽんってしてくれた」
覚えてるでしょと首を傾げると、近い距離にいた彼は——かくも寝食を共にしているルームメイトが、ささいな動作に耳まで顔を赤く染める。
しかし羞恥に溺れて慌てふためくような行いだったかと訊かれると明確な相違だ。
爽やかな友情の付き合いに、ジョエルはどろどろしたものを混在させた。
(きっかけを作ったのはコタローなのにな・・・・・・)
その代償は高くつき、琥太郎に思いきり距離を取られてしまう。
「そうだったかもな。なら安心しろ、もうしないっ、だからお前もするな! 変なことするなよ! 話は終わりだ飯を食え」
「テーブルの上にいつの間にトレーを。ありがとう」
ジョエルは皿に載ったドーナツをつまんだ。
でこぼこの丸い菓子。茶色い地表に白い雪のような粉砂糖。
ドーナツメニューの中でも一番甘い、ジョエルの好物だ。
琥太郎こそわかってやっているのか、このドーナツは今日は出ないメニュー。ジョエルのために厨房に頼んで作ってもらったのだろう。まったく神妙な面持ちで指先についた粉砂糖を舐めたのだった。
それから数日、周期時計の針が一から十に変わった。再テストは無事に終わり、四の針の日にジョエルの体に前倒しでヒートが来た。積み重なった疲れのせいで狂ったのでしょうと言われたが、ジョエルはそうじゃないことを自覚していた。
医務室の隔離部屋で過ごしている間、苦しい熱を慰めてくれたのは脳裏に浮かべた琥太郎だった。
誰かひとりを思い浮かべるのは初めて。他人を想って過ごすことすら初めてだ。
早く寮室に戻りたいなと願って六日目、ようやく医務官のオーケーが出た。
支度をするジョエルのもとに、ハワードが顔を見にやってくる。
「コタ、あ、ごめんなさい」
「期待したひとじゃなかったですか? がっかりしないでください」
ドアを閉めながらハワードはクスクスと笑みをこぼした。
「失礼いたしました」
「そう畏まらないでいいですよ。良い報告ですから」
ハワードの話はテスト結果と、主犯が捕まったという朗報だった。
「全教師がアルトリアさんの成績を褒めていましたよ。素晴らしい結果ですと。あなたを貶めようとした事件も問題なく解決に至りました。詳しく知りたいですか?」
「はい。お願いします」
「では話しますが、いえ、過度な心配は不要ですね。あなたの成績を改ざんするよう指示を出していたのは、お父上の側近でした」
「それは、父が命じたのでしょうか」
「そうではないと本人の自白がありました。自らの独断で学園の人間と繋がり決行したと述べています。私の推測は当たっていました。幼い頃からアルトリアさんを嫁がせたいとする将来を視野に入れ、昨今ではあなたの成長ぶりに熱を上げて見ていたそうです」
以前シーレハウス学園に視察にきた父の一団の中に犯人がいたということだ、ジョエルはゾッとする。
長い間フローレス侯爵に仕えながら下心を含んだ目で見られていたのだ。情婦の子だといびってきていた誰かが、ずっと。
「そのような対象に見られるのは、気持ち悪いものですね」
「アルトリアさん、自室に戻れますか? あと一日ここにいてもよろしいのですよ。私から医務官に口を利きましょう」
「・・・・・・情けないです。気にしていたらきりがないのに」
「立場があるので同意してあげることはできませんが、私は学園生の皆が心から望まれて大切にされる場所に行けたらいいのにと希ってしまう時があります。シーレハウス学園の教育を施されても卒業後の安定した幸せは選ばれた者のみしか手にできない。皆が彼のようであればいいのですけれど」
ハワードの言う選ばれた者に、ジョエルはピンとくる。
「もしかして、その彼って」
「ええ、タイミング良く。寮長がもうすぐ最終カリキュラムを終えて帰ってきますよ」
ジョエルの顔が華やいで明るくなり、ハワードは頷いた。
「次期の寮長候補としてアルトリアさんは面識を持っておいた方がいいでしょうね。話したことは?」
「数回、声をかけていただいたことがあります」
「なるほど、ではご自分で推薦状を頼んでおくように。寮長選出のために必要になります」
「承知しました」
それを聞き届けるとハワードは背を向ける。ジョエルは話が終わったのだと判断したが、くるりとこちらを向いた。
「時に、コタローさんは近頃どうですか。気になったところ、特に体の異変は見られますか?」
反射的に、顔が凍りついた。目が揺れないようハワードを凝視する。
「どういう意味でしょうか」
ハワードには何も話していない。琥太郎から聞いたトーキョーも、オメガじゃない可能性も、モーリッツの見つけた過去文献の話も。
知っているはずはない。
誤魔化し誤魔化し、報告を先延ばしにしてきたが、今の段階では琥太郎はただの学園生のひとりに変わりない。
「通常の定期確認です。深い意味はありません。では、ゆっくりしていって構いませんから。気持ちが落ち着いてから戻りなさい」
ハワードが微笑し、ドアを開ける。
「ありがとう・・・ございます」
ジョエルはハワードの姿が見えなくなった後に、ベッドにへなへなと腰を落とした。早く琥太郎のいる寮室に帰りたかったが、足腰の震えが治まるまで、まだ隔離部屋の外には出られなさそうだった。
これはキスだ。ジョエルが動かなければ唇が重なる。
しかし琥太郎は直前でハッとしたように顔の位置を移動させ、ほっぺたに口づけた。チュッと頬に触れた唇は猫の素早さで離れる。
ジョエルは呆然とする。
「びっくりした・・・・・・」
「俺も」
「え、君からしたんだよ?」
「ごめん。マジで無意識。部屋に戻ってきてジョエルの・・・なんて言うか。あー、わかんねぇわ、何言ってんだろ」
本気で混乱している様子にジョエルは胸が疼いて傷んだ。心をかき混ぜられる。甘い香りが匂い立つ。いけないことなのに、手を当てた胸の下で、その疼きにあたたかく火が灯った。覚えたての欲望だが、この前までは漠然としていた心が今ははっきりしている。抱きしめたいと望む感情は、こうして生まれるのかと傍観者のような目線で己れの心を見つめる。
こちらも無意識だ。
ジョエルは琥太郎を抱きしめる・・・のは気恥ずかしくて、頭を撫でるに留めた。あまり上手じゃなかっただろう、手を頭頂部にぺたりと乗せただけの仕草に琥太郎が目を見開いたのは五秒後。
「は?」
「可愛いなって思って」
「っ、子どもじゃねぇから。やめろよ」
ツンと目を逸らした琥太郎はジョエルの瞳にやっぱり可愛く映る。
「でもコタローも僕にしてくれたことある」
「キッ、・・・・スはしてないだろ、いつした?」
「キスじゃない。僕に泣かないでくれって、ギュッてしてぽんぽんってしてくれた」
覚えてるでしょと首を傾げると、近い距離にいた彼は——かくも寝食を共にしているルームメイトが、ささいな動作に耳まで顔を赤く染める。
しかし羞恥に溺れて慌てふためくような行いだったかと訊かれると明確な相違だ。
爽やかな友情の付き合いに、ジョエルはどろどろしたものを混在させた。
(きっかけを作ったのはコタローなのにな・・・・・・)
その代償は高くつき、琥太郎に思いきり距離を取られてしまう。
「そうだったかもな。なら安心しろ、もうしないっ、だからお前もするな! 変なことするなよ! 話は終わりだ飯を食え」
「テーブルの上にいつの間にトレーを。ありがとう」
ジョエルは皿に載ったドーナツをつまんだ。
でこぼこの丸い菓子。茶色い地表に白い雪のような粉砂糖。
ドーナツメニューの中でも一番甘い、ジョエルの好物だ。
琥太郎こそわかってやっているのか、このドーナツは今日は出ないメニュー。ジョエルのために厨房に頼んで作ってもらったのだろう。まったく神妙な面持ちで指先についた粉砂糖を舐めたのだった。
それから数日、周期時計の針が一から十に変わった。再テストは無事に終わり、四の針の日にジョエルの体に前倒しでヒートが来た。積み重なった疲れのせいで狂ったのでしょうと言われたが、ジョエルはそうじゃないことを自覚していた。
医務室の隔離部屋で過ごしている間、苦しい熱を慰めてくれたのは脳裏に浮かべた琥太郎だった。
誰かひとりを思い浮かべるのは初めて。他人を想って過ごすことすら初めてだ。
早く寮室に戻りたいなと願って六日目、ようやく医務官のオーケーが出た。
支度をするジョエルのもとに、ハワードが顔を見にやってくる。
「コタ、あ、ごめんなさい」
「期待したひとじゃなかったですか? がっかりしないでください」
ドアを閉めながらハワードはクスクスと笑みをこぼした。
「失礼いたしました」
「そう畏まらないでいいですよ。良い報告ですから」
ハワードの話はテスト結果と、主犯が捕まったという朗報だった。
「全教師がアルトリアさんの成績を褒めていましたよ。素晴らしい結果ですと。あなたを貶めようとした事件も問題なく解決に至りました。詳しく知りたいですか?」
「はい。お願いします」
「では話しますが、いえ、過度な心配は不要ですね。あなたの成績を改ざんするよう指示を出していたのは、お父上の側近でした」
「それは、父が命じたのでしょうか」
「そうではないと本人の自白がありました。自らの独断で学園の人間と繋がり決行したと述べています。私の推測は当たっていました。幼い頃からアルトリアさんを嫁がせたいとする将来を視野に入れ、昨今ではあなたの成長ぶりに熱を上げて見ていたそうです」
以前シーレハウス学園に視察にきた父の一団の中に犯人がいたということだ、ジョエルはゾッとする。
長い間フローレス侯爵に仕えながら下心を含んだ目で見られていたのだ。情婦の子だといびってきていた誰かが、ずっと。
「そのような対象に見られるのは、気持ち悪いものですね」
「アルトリアさん、自室に戻れますか? あと一日ここにいてもよろしいのですよ。私から医務官に口を利きましょう」
「・・・・・・情けないです。気にしていたらきりがないのに」
「立場があるので同意してあげることはできませんが、私は学園生の皆が心から望まれて大切にされる場所に行けたらいいのにと希ってしまう時があります。シーレハウス学園の教育を施されても卒業後の安定した幸せは選ばれた者のみしか手にできない。皆が彼のようであればいいのですけれど」
ハワードの言う選ばれた者に、ジョエルはピンとくる。
「もしかして、その彼って」
「ええ、タイミング良く。寮長がもうすぐ最終カリキュラムを終えて帰ってきますよ」
ジョエルの顔が華やいで明るくなり、ハワードは頷いた。
「次期の寮長候補としてアルトリアさんは面識を持っておいた方がいいでしょうね。話したことは?」
「数回、声をかけていただいたことがあります」
「なるほど、ではご自分で推薦状を頼んでおくように。寮長選出のために必要になります」
「承知しました」
それを聞き届けるとハワードは背を向ける。ジョエルは話が終わったのだと判断したが、くるりとこちらを向いた。
「時に、コタローさんは近頃どうですか。気になったところ、特に体の異変は見られますか?」
反射的に、顔が凍りついた。目が揺れないようハワードを凝視する。
「どういう意味でしょうか」
ハワードには何も話していない。琥太郎から聞いたトーキョーも、オメガじゃない可能性も、モーリッツの見つけた過去文献の話も。
知っているはずはない。
誤魔化し誤魔化し、報告を先延ばしにしてきたが、今の段階では琥太郎はただの学園生のひとりに変わりない。
「通常の定期確認です。深い意味はありません。では、ゆっくりしていって構いませんから。気持ちが落ち着いてから戻りなさい」
ハワードが微笑し、ドアを開ける。
「ありがとう・・・ございます」
ジョエルはハワードの姿が見えなくなった後に、ベッドにへなへなと腰を落とした。早く琥太郎のいる寮室に帰りたかったが、足腰の震えが治まるまで、まだ隔離部屋の外には出られなさそうだった。
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