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第一章『放り込まれてきた堕天使』
39 となり
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戻りたくないなと二の足を踏み、ジョエルはたっぷり時間をつぶして寮室に戻った。
琥太郎はベッドにいた。気づかないふりをしたのか、本当に眠っていたのか、息をひそめたように静かだ。
翌朝から彼はジョエルを避けるようになった。
そっちがその気ならこちらこそと対抗してみたけれど、一日経たないうちに心が痛んでくる。
ジョエルは琥太郎に触れていたかった。
ぼんやりしているうちに自然と足はモーリッツの研究室に向かっていた。
(あーあ、僕ばかり気にして馬鹿みたい)
情けなくて呆れる。己れの愚行に奥歯を噛みながらノックをすると、温厚な初老教師が迎え入れてくれる。
「アルトリアさんが訪ねて来てくれるのは珍しいね。優秀な君のことだから授業の質問ではないだろうね、コタローさんのことかな?」
「はい、先生」
ジョエルと違って博識なモーリッツは察しがいい。
「彼が昨日こちらにお邪魔したはずなんですが、その時の会話の内容をお聞かせ願えますか?」
「ほう、これはまた何故かな」
「予定では僕も付き添いたいと思っていたのですけど、監督生の仕事で来られなくて」
嘘をついてしまった。ジョエルは脇にじわりと汗をかいて肘をさする。
「承知しました。ちょうど調べていたところだったんですよ。どうぞ」
モーリッツはジョエルの言うことを信じきり、書物のページを開いて差し出してくれた。
ジョエルは胸を撫で下ろす。覗き込もうとして、土壇場で目をぎゅっと閉じた。
(見ていいのかな? 琥太郎の個人的な事情にズケズケと入り込んで・・・、いいわけない)
小さなことだが、嘘をついて聞き出そうとしている自分自身への良心の呵責で泣きたくなる。
「・・・・・・やっぱり、すみません。出直しますっ」
「見なくていいのかい?」
「はい、用は済みました!」
きょとんとしているモーリッツに頭を下げ、研究室を後にする。コソコソして恥じるような行動を取るくらいなら、嫌われるかもしれないけれど、・・・もう嫌われているかもしれないけれど、琥太郎の心に直接踏み込むべきだ。後からバレても同じく怒る。
教室棟からの帰り道、ジョエルは顔見知りのセラス寮生に居場所を訊ねた。
「ヘリオス寮の監督生と歩いてましたよ? 派手な燃えるような髪色の」
「ジェイコブだね、ありがとう」
そちらに向かおうとすると、学園生は「あの」とまだ何か話し足りなそうな声を出す。
「ウラノス寮で面白い催しものがあるって聞いたんです。そっちに向かって行ったみたいで大丈夫でしょうか。また怪しいことをして、ウラノスって庶民の集まりですし、野蛮なことをしているんじゃ」
「そう・・・教えてくれてありがとう。でも寮で差別するのは良くないよ。発言に気をつけて」
「すみません」
学園生は罰が悪そうに口を押さえた。
「シスターに聞かれなくて良かったね」
ジョエルはにっこりと笑ってフォローし、場を後にする。ウラノス寮の催しとは確かに怪しいが、ジェイコブがついているなら平気だろう。
(けど、いつの間に。僕のことは避けるのに、ジェイコブとは仲良しなんだ)
正直言って面白くない。ジェイコブは大切な友人だ。尊敬できて借りもたくさんある。友だちとして大好きな存在だけれど、琥太郎の一番は自分であってほしかった。
ジョエルは足を速める。
これは何度目? 何度同じことを繰り返してるだろう。外好きな野良猫みたいに、ふらりといなくなってしまう琥太郎を探して、箱庭に連れ戻すのは自分の仕事。彼がこの世界で不自由なりとも生きていけるよう自分がしっかり目を光らせておかなければいけない。
(僕の役目だから、琥太郎は僕が守ってあげなくちゃいけないんだ。だから僕の隣にいて)
ウラノス寮までの道を急いでいたが、ジョエルはある瞬間に首を傾げた。それっぽい後ろ姿に足を止める。オメガの学園生たちの中では断トツに背が高い後ろ姿は間違いなく琥太郎とジェイコブだ。
二人はウラノス寮に行っていなかったらしい。
ひとの往来がある場所なので、特に隠れる気はないのだろう。立ち話が長引いているという雰囲気が伝わってくる。
並んだ姿を見ているうちに心の靄が再燃した。話しかけるべく歩み寄ると、話し声が聞こえてきた。
「ジェイコブ、色々教えてくれてありがとうな」
「おやすいご用だ。こちらこそ稽古に付き合ってくれてありがとう。それよりジョエルに言わなくていいのか? 本気で出て行きたいんだろう?」
「ああ、うん」
「迷ってるのか?」
「言えねぇよ」
「鈍いあいつにはびしっと言ってやらないと駄目だぜ?」
なんの話をしてるんだろうか。ジョエルは秘密めいた会話に嫉妬する。
しかし聞き取れたことがあった。「出て行く」と「本気」だという琥太郎の言葉に我慢ならなくなった。
ジョエルの足は苛立ちで無作法に踏み鳴らされる。
「まだそんな馬鹿みたいなこと言ってたの? 無理に決まってるでしょ?」
そう言いながら、ジョエルは二人に近づいた。話しかけた琥太郎より、ジェイコブが驚いて目を瞠る。清廉な唇からは優しく穏やかな言葉しか出てこないと思っている目だ。
けれどジョエルは琥太郎となら喧嘩する。
「ぁあ? 馬鹿ってなんだよ」
琥太郎の反撃。
「そのまんまの意味だよ。もしかしてまだ希望を持ってるの? そろそろ自分の体の変化を認めなよ」
ジョエルも言い返した。
「ちっ、大声で暴露すんじゃねぇっ。ふざけんな!」
「ふざけてるのはそっちでしょ? ジェイコブもジェイコブだよっ! 監督生ならコタローの行いを注意してよね」
非難の声をジェイコブに飛び火させる。
「すまない。でも頭ごなしに否定する前にコタローの話を聞いてみるべきだと思うが」
「コタローのことは僕が一番わかってる」
「だが」
「お世話係は僕だ!」
ジョエルは声を荒げた。ジェイコブの弁解を蹴り、琥太郎の腕を掴む。
引きずって歩くが琥太郎は暴れる。離せと苦情混じりに訴えてくる。しかし離さない。絶対。閉じ込めておけるならそうしたいと願うほど、この時のジョエルは胸のうちが大荒れの吹雪のようだった。
琥太郎はベッドにいた。気づかないふりをしたのか、本当に眠っていたのか、息をひそめたように静かだ。
翌朝から彼はジョエルを避けるようになった。
そっちがその気ならこちらこそと対抗してみたけれど、一日経たないうちに心が痛んでくる。
ジョエルは琥太郎に触れていたかった。
ぼんやりしているうちに自然と足はモーリッツの研究室に向かっていた。
(あーあ、僕ばかり気にして馬鹿みたい)
情けなくて呆れる。己れの愚行に奥歯を噛みながらノックをすると、温厚な初老教師が迎え入れてくれる。
「アルトリアさんが訪ねて来てくれるのは珍しいね。優秀な君のことだから授業の質問ではないだろうね、コタローさんのことかな?」
「はい、先生」
ジョエルと違って博識なモーリッツは察しがいい。
「彼が昨日こちらにお邪魔したはずなんですが、その時の会話の内容をお聞かせ願えますか?」
「ほう、これはまた何故かな」
「予定では僕も付き添いたいと思っていたのですけど、監督生の仕事で来られなくて」
嘘をついてしまった。ジョエルは脇にじわりと汗をかいて肘をさする。
「承知しました。ちょうど調べていたところだったんですよ。どうぞ」
モーリッツはジョエルの言うことを信じきり、書物のページを開いて差し出してくれた。
ジョエルは胸を撫で下ろす。覗き込もうとして、土壇場で目をぎゅっと閉じた。
(見ていいのかな? 琥太郎の個人的な事情にズケズケと入り込んで・・・、いいわけない)
小さなことだが、嘘をついて聞き出そうとしている自分自身への良心の呵責で泣きたくなる。
「・・・・・・やっぱり、すみません。出直しますっ」
「見なくていいのかい?」
「はい、用は済みました!」
きょとんとしているモーリッツに頭を下げ、研究室を後にする。コソコソして恥じるような行動を取るくらいなら、嫌われるかもしれないけれど、・・・もう嫌われているかもしれないけれど、琥太郎の心に直接踏み込むべきだ。後からバレても同じく怒る。
教室棟からの帰り道、ジョエルは顔見知りのセラス寮生に居場所を訊ねた。
「ヘリオス寮の監督生と歩いてましたよ? 派手な燃えるような髪色の」
「ジェイコブだね、ありがとう」
そちらに向かおうとすると、学園生は「あの」とまだ何か話し足りなそうな声を出す。
「ウラノス寮で面白い催しものがあるって聞いたんです。そっちに向かって行ったみたいで大丈夫でしょうか。また怪しいことをして、ウラノスって庶民の集まりですし、野蛮なことをしているんじゃ」
「そう・・・教えてくれてありがとう。でも寮で差別するのは良くないよ。発言に気をつけて」
「すみません」
学園生は罰が悪そうに口を押さえた。
「シスターに聞かれなくて良かったね」
ジョエルはにっこりと笑ってフォローし、場を後にする。ウラノス寮の催しとは確かに怪しいが、ジェイコブがついているなら平気だろう。
(けど、いつの間に。僕のことは避けるのに、ジェイコブとは仲良しなんだ)
正直言って面白くない。ジェイコブは大切な友人だ。尊敬できて借りもたくさんある。友だちとして大好きな存在だけれど、琥太郎の一番は自分であってほしかった。
ジョエルは足を速める。
これは何度目? 何度同じことを繰り返してるだろう。外好きな野良猫みたいに、ふらりといなくなってしまう琥太郎を探して、箱庭に連れ戻すのは自分の仕事。彼がこの世界で不自由なりとも生きていけるよう自分がしっかり目を光らせておかなければいけない。
(僕の役目だから、琥太郎は僕が守ってあげなくちゃいけないんだ。だから僕の隣にいて)
ウラノス寮までの道を急いでいたが、ジョエルはある瞬間に首を傾げた。それっぽい後ろ姿に足を止める。オメガの学園生たちの中では断トツに背が高い後ろ姿は間違いなく琥太郎とジェイコブだ。
二人はウラノス寮に行っていなかったらしい。
ひとの往来がある場所なので、特に隠れる気はないのだろう。立ち話が長引いているという雰囲気が伝わってくる。
並んだ姿を見ているうちに心の靄が再燃した。話しかけるべく歩み寄ると、話し声が聞こえてきた。
「ジェイコブ、色々教えてくれてありがとうな」
「おやすいご用だ。こちらこそ稽古に付き合ってくれてありがとう。それよりジョエルに言わなくていいのか? 本気で出て行きたいんだろう?」
「ああ、うん」
「迷ってるのか?」
「言えねぇよ」
「鈍いあいつにはびしっと言ってやらないと駄目だぜ?」
なんの話をしてるんだろうか。ジョエルは秘密めいた会話に嫉妬する。
しかし聞き取れたことがあった。「出て行く」と「本気」だという琥太郎の言葉に我慢ならなくなった。
ジョエルの足は苛立ちで無作法に踏み鳴らされる。
「まだそんな馬鹿みたいなこと言ってたの? 無理に決まってるでしょ?」
そう言いながら、ジョエルは二人に近づいた。話しかけた琥太郎より、ジェイコブが驚いて目を瞠る。清廉な唇からは優しく穏やかな言葉しか出てこないと思っている目だ。
けれどジョエルは琥太郎となら喧嘩する。
「ぁあ? 馬鹿ってなんだよ」
琥太郎の反撃。
「そのまんまの意味だよ。もしかしてまだ希望を持ってるの? そろそろ自分の体の変化を認めなよ」
ジョエルも言い返した。
「ちっ、大声で暴露すんじゃねぇっ。ふざけんな!」
「ふざけてるのはそっちでしょ? ジェイコブもジェイコブだよっ! 監督生ならコタローの行いを注意してよね」
非難の声をジェイコブに飛び火させる。
「すまない。でも頭ごなしに否定する前にコタローの話を聞いてみるべきだと思うが」
「コタローのことは僕が一番わかってる」
「だが」
「お世話係は僕だ!」
ジョエルは声を荒げた。ジェイコブの弁解を蹴り、琥太郎の腕を掴む。
引きずって歩くが琥太郎は暴れる。離せと苦情混じりに訴えてくる。しかし離さない。絶対。閉じ込めておけるならそうしたいと願うほど、この時のジョエルは胸のうちが大荒れの吹雪のようだった。
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