31 / 33
第三章
理(ことわり)
しおりを挟む
本堂が見ていたのは腕時計の文字盤だった。
周りの組員は釣られて自身のスマホや腕時計に目を落とす。
伊津もポケットを探ったが、スマホは拉致された時に取り上げられていたようだ。見当たらない。
ただ一人、本堂と対峙する竜善組長は傲然たる面持ちを崩さず腕を組んだ。
「おいお前ら、惑わされるな。何も出てきやしない」
「そうでしょうか」
「もう小芝居はいい本堂、俺は暇じゃねぇんだ。茶番は終いだ」
しかし竜善組長が本堂を腕で退けようとした時、門前に一台の車が停まった。
「ありゃ、清琳会のとこの会長さんじゃないっすか?!」
現れた男を見て邸宅の端々で驚嘆の声が上がる。
助手席を降りてきたのは本堂が預けてきた丹野。丹野は後部座席のドアを開け、玄場会長に道を開けた。
「これはこれは、玄場会長の方から出向いてこられるとは思いませんでしたな」
「失礼するよ。いやなに、すぐお暇させてもらう。息子を迎えにきただけだ」
敷居を跨いだ玄場会長は本堂を顎でしゃくった。
伊津はこれでもかとまなこを開き、固唾を呑んで見守る。
「本堂、説明しろ」
竜善組長に睥睨されたが、本堂の表情は揺らがなかった。
「そのままの意味ですよ。本堂出雲は竜善丈太郎との親子盃を返上し、新たに玄場敏道会長と親子の盃を交わす。この件が片付き次第、正式に清琳会傘下にて本堂組を立ち上げると宣言する」
「馬鹿げたこと言ってんじゃねぇ。組員はあれか、お前一人か?」
冗談に笑い声を上げたのは竜善組長にくっついている幹部だけだった。反応に困っている組員が大半だ。
「それはお前さんの方じゃないかな」
どっしりと構えた玄場会長の声が彼らの関心を引き寄せる。
「俺ぁな、極道が綺麗なもんだとは思ってないし、裏で何しようと勝手だが、俺らの世界は慕ってくれる人間がついて来なくなったら生きていかれねぇよ」
「言っている意味がわかりかねますが」
竜善組長は冷笑した。
あくまで冷静に、焦りを押し殺したような声を出す。
「こいつはな、己れが生きる世界と愛する者のために自分を犠牲にしてもいいって俺に頭下げたんだ。はっきり言ってそれじゃなんの解決にもならん。だが、竜善組長、あんたよりずっと可愛げがあっていい。そしてそう思ったのが、どうも他にもいるみたいだ」
玄場会長が手で合図をすると、丹野は車に走り、トランクを開ける。途端、押し込められていた紙の束が道路に舞った。丹野がそれらを腕に抱えて慌ただしく戻ってくるせいで、抱えきれなかった紙が地面が雪化粧をしたように舞い散らばる。
伊津の足元にも風で飛ばされてきたので、うちの一枚に目を落としてみれば、内容は竜善組からの除籍を願う書面だった。
「頭ぁ、この短時間でこれだけの数が集まったんだぜ!」
丹野が本堂の横に駆け寄る。
「それからこれもな」
そう言って玄場会長が、懐から白い布を丸めたものを取り出した。包まれていた中身は詰めた指だ。
「書面だけでいいって止めたのにケジメつけたいって頑固なやつもいてな。だが、必要ないよな。あんたみたいな非人情な親分にくれてやる指なんかねぇだろ」
竜善組長は玄関先を埋めるほどの除籍願いに言葉を失い、立ち尽くしている。
伊津はその横を通り抜け、本堂の腕にしがみついた。
「本堂、どうやったのか教えろ。何をした? これは何だ?」
「はい。すまない伊津さん。結果がわからないうちは不確かなことは言えなかった」
本堂は眩しそうに目を細める。それが照れているのだと確信した途端、伊津は胸がはち切れんばかりに苦しくなり、けれど嬉しくなって視界いっぱいが滲んでいた。
本堂は・・・組長になるのだ。
「伊津さん泣かないで」
「うるせぇ、年甲斐もなくとか言ったら殴るからなっ」
「はいはい、泣き止んで。俺以外に伊津さんの可愛い顔見せたくないので」
「う、イテッ」
頬をゴシゴシと擦られ、頭を撫でられる。
「あと少し待っててくれるか。蹴りをつけてくる」
本堂は伊津の肩を叩くと、竜善組長のもとに歩み寄った。
「組長。俺は最初あなたの代わりに出頭しようと思っていたんです」
伊津はさっきの本堂の目を思い出す。離れ離れになる最悪の可能性を、あの時は示唆していたのかもしれない。
本堂は玄場会長にも同じ内容を伝えていた。これだけ警察と麻取の捜査網が広がっていれば、いくら竜善組長の力でも逮捕される恐れがあると考えたからだった。
本堂の情報筋によれば、かなり深い部分まで調べが進められているという。
「適当な下っ端構成員を差し出したところで納得してもらえないでしょう。あなたも自分の身を案じたから対策を講じようとしていた」
本堂が竜善組長に向けて淡々と言い募る。
「だからなんだ。借りを作ってやろうとでもしたのか?」
「ええ。あなたにだけじゃないですよ。玄場会長にもです。竜善組の勢力と稼ぎを失えば清琳会にとっても大きな痛手になります。会長はそのことで悩んでおられました。そして俺は見返りとして伊津さんの保護をお願いしたんです」
伊津は胸が震えた。本堂は自身が刑務所務めを終えて出てくるまで、竜善組長が伊津に指一本触れられないようにして欲しいと土下座をして頼んでくれたのだ。
本堂はその後も続けた。
「いいですか、俺の言うことは脅しじゃない。ほぼ全組員が竜善組から組抜けをしても、あなた自身をどうこうする力はありません」
それは伊津にもわかる。この紙吹雪は派手なパフォーマンスにしかならない。
「しかし」
と、本堂が声を強めた。
「今後も組を存続させたとして誰があなたに付き従ってくれるでしょうか。弱体化した組を立て直せなければ、末路は決まっています。清琳会幹部を除名されるのは確実でしょう」
「何が言いたい」
竜善組長は負けじとしているが、本堂の目線の方がやや上だった。下だと思っていた男に見下ろされ、顔が屈辱に歪む。
本堂はゆったりとにじり寄ると、竜善組長の耳元で声色を低くした。
「二度と伊津さんに近づこうなどと考えず、さっさと大事に隠しているブツを持って何処にでも消えてください」
唯我独尊を気取っていた天下の組長の余裕顔が崩れたのは、後にも先にもこれが最初だった。
竜善丈太郎はこの日のうちに姿を消して、竜善組は解散した。
周りの組員は釣られて自身のスマホや腕時計に目を落とす。
伊津もポケットを探ったが、スマホは拉致された時に取り上げられていたようだ。見当たらない。
ただ一人、本堂と対峙する竜善組長は傲然たる面持ちを崩さず腕を組んだ。
「おいお前ら、惑わされるな。何も出てきやしない」
「そうでしょうか」
「もう小芝居はいい本堂、俺は暇じゃねぇんだ。茶番は終いだ」
しかし竜善組長が本堂を腕で退けようとした時、門前に一台の車が停まった。
「ありゃ、清琳会のとこの会長さんじゃないっすか?!」
現れた男を見て邸宅の端々で驚嘆の声が上がる。
助手席を降りてきたのは本堂が預けてきた丹野。丹野は後部座席のドアを開け、玄場会長に道を開けた。
「これはこれは、玄場会長の方から出向いてこられるとは思いませんでしたな」
「失礼するよ。いやなに、すぐお暇させてもらう。息子を迎えにきただけだ」
敷居を跨いだ玄場会長は本堂を顎でしゃくった。
伊津はこれでもかとまなこを開き、固唾を呑んで見守る。
「本堂、説明しろ」
竜善組長に睥睨されたが、本堂の表情は揺らがなかった。
「そのままの意味ですよ。本堂出雲は竜善丈太郎との親子盃を返上し、新たに玄場敏道会長と親子の盃を交わす。この件が片付き次第、正式に清琳会傘下にて本堂組を立ち上げると宣言する」
「馬鹿げたこと言ってんじゃねぇ。組員はあれか、お前一人か?」
冗談に笑い声を上げたのは竜善組長にくっついている幹部だけだった。反応に困っている組員が大半だ。
「それはお前さんの方じゃないかな」
どっしりと構えた玄場会長の声が彼らの関心を引き寄せる。
「俺ぁな、極道が綺麗なもんだとは思ってないし、裏で何しようと勝手だが、俺らの世界は慕ってくれる人間がついて来なくなったら生きていかれねぇよ」
「言っている意味がわかりかねますが」
竜善組長は冷笑した。
あくまで冷静に、焦りを押し殺したような声を出す。
「こいつはな、己れが生きる世界と愛する者のために自分を犠牲にしてもいいって俺に頭下げたんだ。はっきり言ってそれじゃなんの解決にもならん。だが、竜善組長、あんたよりずっと可愛げがあっていい。そしてそう思ったのが、どうも他にもいるみたいだ」
玄場会長が手で合図をすると、丹野は車に走り、トランクを開ける。途端、押し込められていた紙の束が道路に舞った。丹野がそれらを腕に抱えて慌ただしく戻ってくるせいで、抱えきれなかった紙が地面が雪化粧をしたように舞い散らばる。
伊津の足元にも風で飛ばされてきたので、うちの一枚に目を落としてみれば、内容は竜善組からの除籍を願う書面だった。
「頭ぁ、この短時間でこれだけの数が集まったんだぜ!」
丹野が本堂の横に駆け寄る。
「それからこれもな」
そう言って玄場会長が、懐から白い布を丸めたものを取り出した。包まれていた中身は詰めた指だ。
「書面だけでいいって止めたのにケジメつけたいって頑固なやつもいてな。だが、必要ないよな。あんたみたいな非人情な親分にくれてやる指なんかねぇだろ」
竜善組長は玄関先を埋めるほどの除籍願いに言葉を失い、立ち尽くしている。
伊津はその横を通り抜け、本堂の腕にしがみついた。
「本堂、どうやったのか教えろ。何をした? これは何だ?」
「はい。すまない伊津さん。結果がわからないうちは不確かなことは言えなかった」
本堂は眩しそうに目を細める。それが照れているのだと確信した途端、伊津は胸がはち切れんばかりに苦しくなり、けれど嬉しくなって視界いっぱいが滲んでいた。
本堂は・・・組長になるのだ。
「伊津さん泣かないで」
「うるせぇ、年甲斐もなくとか言ったら殴るからなっ」
「はいはい、泣き止んで。俺以外に伊津さんの可愛い顔見せたくないので」
「う、イテッ」
頬をゴシゴシと擦られ、頭を撫でられる。
「あと少し待っててくれるか。蹴りをつけてくる」
本堂は伊津の肩を叩くと、竜善組長のもとに歩み寄った。
「組長。俺は最初あなたの代わりに出頭しようと思っていたんです」
伊津はさっきの本堂の目を思い出す。離れ離れになる最悪の可能性を、あの時は示唆していたのかもしれない。
本堂は玄場会長にも同じ内容を伝えていた。これだけ警察と麻取の捜査網が広がっていれば、いくら竜善組長の力でも逮捕される恐れがあると考えたからだった。
本堂の情報筋によれば、かなり深い部分まで調べが進められているという。
「適当な下っ端構成員を差し出したところで納得してもらえないでしょう。あなたも自分の身を案じたから対策を講じようとしていた」
本堂が竜善組長に向けて淡々と言い募る。
「だからなんだ。借りを作ってやろうとでもしたのか?」
「ええ。あなたにだけじゃないですよ。玄場会長にもです。竜善組の勢力と稼ぎを失えば清琳会にとっても大きな痛手になります。会長はそのことで悩んでおられました。そして俺は見返りとして伊津さんの保護をお願いしたんです」
伊津は胸が震えた。本堂は自身が刑務所務めを終えて出てくるまで、竜善組長が伊津に指一本触れられないようにして欲しいと土下座をして頼んでくれたのだ。
本堂はその後も続けた。
「いいですか、俺の言うことは脅しじゃない。ほぼ全組員が竜善組から組抜けをしても、あなた自身をどうこうする力はありません」
それは伊津にもわかる。この紙吹雪は派手なパフォーマンスにしかならない。
「しかし」
と、本堂が声を強めた。
「今後も組を存続させたとして誰があなたに付き従ってくれるでしょうか。弱体化した組を立て直せなければ、末路は決まっています。清琳会幹部を除名されるのは確実でしょう」
「何が言いたい」
竜善組長は負けじとしているが、本堂の目線の方がやや上だった。下だと思っていた男に見下ろされ、顔が屈辱に歪む。
本堂はゆったりとにじり寄ると、竜善組長の耳元で声色を低くした。
「二度と伊津さんに近づこうなどと考えず、さっさと大事に隠しているブツを持って何処にでも消えてください」
唯我独尊を気取っていた天下の組長の余裕顔が崩れたのは、後にも先にもこれが最初だった。
竜善丈太郎はこの日のうちに姿を消して、竜善組は解散した。
5
あなたにおすすめの小説
イケメンモデルと新人マネージャーが結ばれるまでの話
タタミ
BL
新坂真澄…27歳。トップモデル。端正な顔立ちと抜群のスタイルでブレイク中。瀬戸のことが好きだが、隠している。
瀬戸幸人…24歳。マネージャー。最近新坂の担当になった社会人2年目。新坂に仲良くしてもらって懐いているが、好意には気付いていない。
笹川尚也…27歳。チーフマネージャー。新坂とは学生時代からの友人関係。新坂のことは大抵なんでも分かる。
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
溺愛前提のちょっといじわるなタイプの短編集
あかさたな!
BL
全話独立したお話です。
溺愛前提のラブラブ感と
ちょっぴりいじわるをしちゃうスパイスを加えた短編集になっております。
いきなりオトナな内容に入るので、ご注意を!
【片思いしていた相手の数年越しに知った裏の顔】【モテ男に徐々に心を開いていく恋愛初心者】【久しぶりの夜は燃える】【伝説の狼男と恋に落ちる】【ヤンキーを喰う生徒会長】【犬の躾に抜かりがないご主人様】【取引先の年下に屈服するリーマン】【優秀な弟子に可愛がられる師匠】【ケンカの後の夜は甘い】【好きな子を守りたい故に】【マンネリを打ち明けると進み出す】【キスだけじゃあ我慢できない】【マッサージという名目だけど】【尿道攻めというやつ】【ミニスカといえば】【ステージで新人に喰われる】
------------------
【2021/10/29を持って、こちらの短編集を完結致します。
同シリーズの[完結済み・年上が溺愛される短編集]
等もあるので、詳しくはプロフィールをご覧いただけると幸いです。
ありがとうございました。
引き続き応援いただけると幸いです。】
完結|好きから一番遠いはずだった
七角@書籍化進行中!
BL
大学生の石田陽は、石ころみたいな自分に自信がない。酒の力を借りて恋愛のきっかけをつかもうと意気込む。
しかしサークル歴代最高イケメン・星川叶斗が邪魔してくる。恋愛なんて簡単そうなこの後輩、ずるいし、好きじゃない。
なのにあれこれ世話を焼かれる。いや利用されてるだけだ。恋愛相手として最も遠い後輩に、勘違いしない。
…はずだった。
またのご利用をお待ちしています。
あらき奏多
BL
職場の同僚にすすめられた、とあるマッサージ店。
緊張しつつもゴッドハンドで全身とろとろに癒され、初めての感覚に下半身が誤作動してしまい……?!
・マッサージ師×客
・年下敬語攻め
・男前土木作業員受け
・ノリ軽め
※年齢順イメージ
九重≒達也>坂田(店長)≫四ノ宮
【登場人物】
▼坂田 祐介(さかた ゆうすけ) 攻
・マッサージ店の店長
・爽やかイケメン
・優しくて低めのセクシーボイス
・良識はある人
▼杉村 達也(すぎむら たつや) 受
・土木作業員
・敏感体質
・快楽に流されやすい。すぐ喘ぐ
・性格も見た目も男前
【登場人物(第二弾の人たち)】
▼四ノ宮 葵(しのみや あおい) 攻
・マッサージ店の施術者のひとり。
・店では年齢は下から二番目。経歴は店長の次に長い。敏腕。
・顔と名前だけ中性的。愛想は人並み。
・自覚済隠れS。仕事とプライベートは区別してる。はずだった。
▼九重 柚葉(ここのえ ゆずは) 受
・愛称『ココ』『ココさん』『ココちゃん』
・名前だけ可愛い。性格は可愛くない。見た目も別に可愛くない。
・理性が強め。隠れコミュ障。
・無自覚ドM。乱れるときは乱れる
作品はすべて個人サイト(http://lyze.jp/nyanko03/)からの転載です。
徐々に移動していきたいと思いますが、作品数は個人サイトが一番多いです。
よろしくお願いいたします。
被虐趣味のオメガはドSなアルファ様にいじめられたい。
かとらり。
BL
セシリオ・ド・ジューンはこの国で一番尊いとされる公爵家の末っ子だ。
オメガなのもあり、蝶よ花よと育てられ、何不自由なく育ったセシリオには悩みがあった。
それは……重度の被虐趣味だ。
虐げられたい、手ひどく抱かれたい…そう思うのに、自分の身分が高いのといつのまにかついてしまった高潔なイメージのせいで、被虐心を満たすことができない。
だれか、だれか僕を虐げてくれるドSはいないの…?
そう悩んでいたある日、セシリオは学舎の隅で見つけてしまった。
ご主人様と呼ぶべき、最高のドSを…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる