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ぐっどにゅーす オリジナル版

マタイ78

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 さて、彼らがエルサレムに近づき、オリブ山沿いのベテパゲに着いたとき、イエスはふたりの弟子をつかわして言われた、 

「向こうの村へ行きなさい。するとすぐ、ろばがつながれていて、子ろばがそばにいるのを見るであろう。それを解いてわたしのところに引いてきなさい。もしだれかが、あなたがたに何か言ったなら、主がお入り用なのです、と言いなさい。そう言えば、すぐ渡してくれるであろう」。 

 こうしたのは、預言者によって言われたことが、成就するためである。すなわち、

「シオンの娘に告げよ、
見よ、あなたの王がおいでになる、
柔和なおかたで、ろばに乗って、
くびきを負うろばの子に乗って」。

 弟子たちは出て行って、イエスがお命じになったとおりにし、ろばと子ろばとを引いてきた。そしてその上に自分たちの上着をかけると、イエスはそれにお乗りになった。
 群衆のうち多くの者は自分たちの上着を道に敷き、また、ほかの者たちは木の枝を切ってきて道に敷いた。
 そして群衆は、前に行く者も、あとに従う者も、共に叫びつづけた、

「ダビデの子に、ホサナ。
主の御名によってきたる者に、祝福あれ。
いと高き所に、ホサナ」。

 イエスがエルサレムにはいって行かれたとき、町中がこぞって騒ぎ立ち、

「これは、いったい、どなただろう」と言った。 
 そこで群衆は、「この人はガリラヤのナザレから出た預言者イエスである」と言った。




   感想

 もう、お祭り騒ぎな感じが楽しい場面です。メシアカーニバルと言ったイベント状態です。
 村人も何事かと出てきたでしょう。注目されると叩かれる危険性があるのは、当時も現代も一緒でしょうね。
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