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ぐっどにゅーす オリジナル版

マタイ88

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 さて、パリサイ人たちは、イエスがサドカイ人たちを言いこめられたと聞いて、一緒に集まった。 そして彼らの中のひとりの律法学者が、イエスをためそうとして質問した、

「先生、律法の中で、どのいましめがいちばん大切なのですか」。 

 イエスは言われた、

「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。 
これがいちばん大切な、第一のいましめである。 
第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。 
これらの二つのいましめに、律法全体と預言者とが、かかっている」。




   感想

 キリスト教には、数多くの聖句があります。それぞれにお気に入りがあり、大切にしているでしょう。
 それは良いのですが、多すぎる事が、宗派の細分化に繋がった面もあるでしょう。
 個人的には、この二つを守るだけに特化しても良いと思っています。

『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。 
 神、つまり、造り主を愛する事は、命を繋げてくれた親を愛する事であり、神からのプレゼントである生活環境に感謝する事です。
 そして、人類全体は、神を親とする兄弟姉妹になります。


『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。 
 この言葉の守備範囲も広いです。試しに、あらゆる場面で人と関わる前に心の中で唱えてみてください。
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