映画を一分で読む。

洋画1

ドラキュラ

　ドラキュラは、古城に花嫁を三人も囲っていたが、満足できない老人だった。
　すでに、数百年も生きている。
　彼の元へ、資産管理の弁護士、ジョナサンが訪れた。ドラキュラは、ジョナサンに城へ滞在するように強制し、三人の花嫁でもてなす。

　ジョナサンを城へとどめる一方、ドラキュラは、姿を変えて街へ行く。
　彼は、血を補給する度に変身できた。

　実は、ドラキュラの目的は、ジョナサンの婚約者のミナだった。ミナは、ドラキュラの精力剤と化したルーシーの看病をしていた。

　ミナとのきっかけを求めていたドラキュラは、サーカス小屋の狼を脱走させ、ミナの元へ向かわせる。そこを彼が助け、ドラマチックな出会いを演出した。

　若い紳士に変身したドラキュラは、ミナの心を捕らえる。ドラキュラがミナにこだわる訳は、彼女の容姿にあった。ミナは、ドラキュラが城主だった時の妻、エリザベートに瓜二つだった。

　エリザベートは、ドラキュラが戦死したと勘違いし、みずから命を絶っていた。
　エリザベートのおこないは、神から許されるものではなかった。ドラキュラは、エリザベートが天国へ行けない事を知り、神を呪い悪魔に魂を売った。

　さて、ドラキュラに利用されて亡くなったルーシーには、ヘルシングと言う教授がついていた。
　ヘルシングは、事件の黒幕がドラキュラだと確信し、悪魔を狩る決意をする。
　古城に囚われたジョナサンは、命からがら脱出して来た。
　ミナは、ジョナサンの帰還を知り、ドラキュラと別れる決意をする。
　しかし、事態は、ドラキュラと人間との対決に移っていた。
　ミナは、ドラキュラにより、ヴァンパイアにされてしまう。
　ジョナサンとヘルシングは、ドラキュラに反撃し、追い詰めた。
　最終場面では、ミナがドラキュラにトドメを刺す。心臓に杭を打ち、首を刎ねた。

　ドラキュラは、穏やかな表情で最期を迎えた。
　地獄へ行けば、エリザベートが待っている。