104 / 344
第二部
五十話 蕾の薔薇と世の喜び《承接》前②
しおりを挟む
俺に背を向けて鐘に向かいながら、マスルールはため息を吐いた。
「こちらが説明してお帰りいただけるような雰囲気ではないと、下の者に泣きつかれましたので。正直私にはゆっくり対応している暇がありません。今手が離せないので、地上についたら官吏の者に案内は任せます」
「ありがとうございます!」
淡々と言った彼に俺は信じられない気持ちでお礼を言った。
鐘に手を触れたマスルールと共にイラムの一層に転移する。
やはりグウェン達をイラムに上げることはできないらしい。
それでも六女典礼の候補者が地上に降りていいなんてかなりイレギュラーな対応だろう。グウェンの相手をしている人達が本当に困っているのかもしれないが。
「もうすぐ鐘が鳴ります。なるべく早く話を通すように気をつけてください。でないと強制転移のせいでまた話がややこしくなります」
「強制転移?」
イラムの一層目に降りて、宮殿の中を円柱のエレベーターに向かいながら首を捻ると、彼は歩くスピードを緩めずに説明する。
「これから鈴園の鐘は試験の開始ごとに鳴ります。しかし鐘が鳴った時に鈴園にいない候補者がいた場合、強制転移の魔法が発動します。あの馬の魔道具に記録されている者は、鐘が鳴ればどこに居ようと鈴園の広場に戻ってくることになります。候補者を変更することはできないと言ったのはそれが理由です」
まだ新たな爆弾を落としてきたな。
俺は内心で頭を抱えた。
そういうことか。
つまり、このまま逃げようとしても俺は鐘が鳴れば鈴園に戻って来てしまうということだな。
初代皇帝はまた厄介な仕組みを作ってくれたものだ。
「把握しました。状況だけでも分かってもらうように説明します……」
許されるとは到底思えないけどな。
六女典礼に巻き込まれてるから帰れないなんて、どうやって説明したらいいんだ。
なんだかどきどきしてきた。
グウェンとは仲直り出来てなかったし、めちゃくちゃ怒ってるかもしれない。
どうしよう。
二人でイラムの宮殿から出ると噴水を横切って円柱のエレベーターにたどり着く。
マスルールが手を触れると昨日と同じように入り口が丸く開いてその中に入った。
「不死鳥の卵と一緒に連れてこられた者を返せと言っているようなので、非公式の訪問として処理します。六女典礼に巻き込んだのはこちらですが、強制転移がかかる以上はあなたをすぐにお返しすることができませんので、何とか宥めてください」
「善処します……」
確かに突然デルトフィアの近衛騎士団長が訪問したって公式記録を残すわけにもいかないよな。しかも理由が俺を取り返しに来たなんて。不死鳥のことが記録に残るのもまずいし。
僅かな浮遊感を感じた後入り口が開いて、俺たちは回廊の庭に出た。
マスルールはどこかに転移して一瞬いなくなると、すぐにまた現れて俺を廊下の方に促した。自分はまた白い円柱の壁に触れる。
「すぐに案内の者が来ます。私は先にイラムに戻りますので」
「ありがとうございました」
速やかに去ろうとしたマスルールが、何か思い出した顔で俺に手を伸ばした。
「その卵、念のため預かっておきます」
そう言われて俺は肩に提げた鞄を思い出す。
そういえばそうだな。
卵だけならデルトフィアの関係者に渡してしまえば宮殿から連れ出せてしまう。
当然のリスク管理だな、と俺は素直に鞄を肩から抜いてマスルールに渡した。メルはずっと俺の頭の上に身を潜めているから、鞄に入っているのは卵の殻だけだが、一応タオルとターバンも巻き付けてあるから重さはきっと分からないだろう。マスルールがタオルを開けてしまわないことを祈る。
「では後ほど」
そう言って彼は円柱の中に消えた。
本当に忙しそうだな。
一応候補者である俺を地上に降ろしたのだって多分もうやけくそなんだろう。そのうち過労死しないといいんだが。
ちょっと同情していると、地上に着いたのが分かったのか頭の上でメルが足を踏ん張った。
珍しい景色で外を覗いているのかもしれない。
「メル、気をつけろよ。もう人が来るから、静かにな」
「ぴっ」
囁くと、メルは小さな声で返事をした。
まもなく役人の若い男性がやってきて、その人に連れられて宮殿の外に出ると、待っていた馬車に押し込まれた。すぐに走り出した馬車は宮殿から真っ直ぐに伸びる長い石畳みの道を走り、少し離れた場所に建つ白い外壁のそこそこ大きい煉瓦造りの建物の前に止まった。
すると建物の中からまた別の官吏の若者がすっ飛んで来て、馬車の扉を開けるなり俺に早く降りるように促して来る。
慌てて降りると、そのまま腕を引かれるくらいの勢いで建物の中に連れ込まれた。
マスルールの教育が行き届いているのか、グウェンが本当に何かしたのか知らないが、みんな動きが迅速だ。
建物に入ってすぐ脇の部屋の扉の前に連れて行かれた。
「こちらでお待ちです。マスルール様から六女典礼のことはうかがっておりますので、どうかご納得いただけるようによろしくお願いします」
そう言って扉を開けた人の言葉が完全に頭の中に入る前に、俺は応接室のような部屋の中で氷のように冷めた表情をして立っている騎士服姿のグウェンと、ソファに座っているウィルとベルを見つけた。
扉が開く気配でこちらに目を向けた彼の鋭い目が俺を捉える。
「グウェン!」
「レイナルド!」
その声を聞いて部屋の中に飛び込んだ。
急いで駆け寄ろうとしたら視界の先でグウェンの姿が掻き消える。え? と思った次の瞬間には、目の前に現れた彼に強く抱きしめられていた。
「ふわ?!」
この距離を転移したのだとすぐに理解したが、思わず口から驚きの声が漏れた。走る時間すら惜しかったのか、俺が驚いている間に覆いかぶさるように彼の腕が巻き付いてくる。強く抱きしめられて紫色の騎士服に顔が埋まった。
俺もグウェンの背中に腕を伸ばしてしがみついたら、身体に巻き付いた腕にもっと強く抱きしめられた。馴染んだ匂いに包まれてほっとして、目の前の胸に頭を預ける。
「……怪我はないか」
俺の耳元に顔を近づけたグウェンが掠れた声で聞いてきた。
そのいくらか緊張の残った彼の心地良い低い声を聞いて、俺は胸に込み上げる愛しさと安堵で喉の奥が少し震えた。
「ん。……大丈夫」
絶対に離さないという意志を感じる腕が背中と腰に巻き付いてぎゅうぎゅうと締め付けてくる。身動きが取れなくて苦しいが、それでも幸せだった。
「無体なことはされていないな」
「うん」
俺の返事を聞いて深く安堵の息を吐いた彼の息遣いを耳元で聞いて、俺はグウェンの胸に埋まった顔をぐりぐりと擦り付けた。
「……グウェン、俺が怒鳴ったの、まだ怒ってるか?」
ずっと気になっていたから恐々と聞いてみると、彼は少し黙ってから「怒っていない。怒っていたのは君の方だろう」と小さな声で囁いてきた。
「私の方がすまなかった」
と沈んだ声で言われたので、俺はまた彼の胸に顔を押し付けて首を横に振った。
「俺が変なところに拘ったから悪い。ごめんな」
「君は悪くないだろう。私が無神経なことを言った。悪かった」
ぎゅっと腕に力を入れて抱きしめられた。
心から悔やんでいる、というようなトーンの声を聞いて、俺はまた喉の奥が攣るように震えてきて息を深く吸った。
ようやく仲直りできた。よかった。
安心して身体から緊張が抜けると、グウェンの顔をよく見たくなって顔を上げた。頭の上のターバンが少しずれて、そういえばターバンを巻いていたんだったと思い出した。
メルは大丈夫か、と気配を探るとまだ頭皮に足が引っかかっている感覚がある。騒がしい雰囲気に様子見しているのか身を潜めているようなので、俺は安心してグウェンの顔を見上げた。
俺を見下ろす少し強張った精悍な顔はいつものグウェンで、離れていたのはたった二、三日のことだったのに色々ありすぎて随分会っていなかったような気がした。やっぱり、俺はこの男がいないとダメなんだな、と再確認する。ここ数日でダメージを受けていた精神的な疲労が今は嘘みたいに軽い。グウェンの顔を見ると、色々なことが怖くなくなるから不思議だ。
俺は自然と微笑みを浮かべて彼を見つめた。
「こんなところまで来てくれてありがとう」
「君は、本当に私をどうにかさせたいんだろう」
怒りながらも安心した気持ちが強いのか、目元は緩めながら目は怒っているというような複雑な表情をしたグウェンが俺に顔を寄せてくる。
キスを受け止めようと顔を上に向けて目を閉じようとした時、長い服の裾を下からつんと引っ張られた。
「こちらが説明してお帰りいただけるような雰囲気ではないと、下の者に泣きつかれましたので。正直私にはゆっくり対応している暇がありません。今手が離せないので、地上についたら官吏の者に案内は任せます」
「ありがとうございます!」
淡々と言った彼に俺は信じられない気持ちでお礼を言った。
鐘に手を触れたマスルールと共にイラムの一層に転移する。
やはりグウェン達をイラムに上げることはできないらしい。
それでも六女典礼の候補者が地上に降りていいなんてかなりイレギュラーな対応だろう。グウェンの相手をしている人達が本当に困っているのかもしれないが。
「もうすぐ鐘が鳴ります。なるべく早く話を通すように気をつけてください。でないと強制転移のせいでまた話がややこしくなります」
「強制転移?」
イラムの一層目に降りて、宮殿の中を円柱のエレベーターに向かいながら首を捻ると、彼は歩くスピードを緩めずに説明する。
「これから鈴園の鐘は試験の開始ごとに鳴ります。しかし鐘が鳴った時に鈴園にいない候補者がいた場合、強制転移の魔法が発動します。あの馬の魔道具に記録されている者は、鐘が鳴ればどこに居ようと鈴園の広場に戻ってくることになります。候補者を変更することはできないと言ったのはそれが理由です」
まだ新たな爆弾を落としてきたな。
俺は内心で頭を抱えた。
そういうことか。
つまり、このまま逃げようとしても俺は鐘が鳴れば鈴園に戻って来てしまうということだな。
初代皇帝はまた厄介な仕組みを作ってくれたものだ。
「把握しました。状況だけでも分かってもらうように説明します……」
許されるとは到底思えないけどな。
六女典礼に巻き込まれてるから帰れないなんて、どうやって説明したらいいんだ。
なんだかどきどきしてきた。
グウェンとは仲直り出来てなかったし、めちゃくちゃ怒ってるかもしれない。
どうしよう。
二人でイラムの宮殿から出ると噴水を横切って円柱のエレベーターにたどり着く。
マスルールが手を触れると昨日と同じように入り口が丸く開いてその中に入った。
「不死鳥の卵と一緒に連れてこられた者を返せと言っているようなので、非公式の訪問として処理します。六女典礼に巻き込んだのはこちらですが、強制転移がかかる以上はあなたをすぐにお返しすることができませんので、何とか宥めてください」
「善処します……」
確かに突然デルトフィアの近衛騎士団長が訪問したって公式記録を残すわけにもいかないよな。しかも理由が俺を取り返しに来たなんて。不死鳥のことが記録に残るのもまずいし。
僅かな浮遊感を感じた後入り口が開いて、俺たちは回廊の庭に出た。
マスルールはどこかに転移して一瞬いなくなると、すぐにまた現れて俺を廊下の方に促した。自分はまた白い円柱の壁に触れる。
「すぐに案内の者が来ます。私は先にイラムに戻りますので」
「ありがとうございました」
速やかに去ろうとしたマスルールが、何か思い出した顔で俺に手を伸ばした。
「その卵、念のため預かっておきます」
そう言われて俺は肩に提げた鞄を思い出す。
そういえばそうだな。
卵だけならデルトフィアの関係者に渡してしまえば宮殿から連れ出せてしまう。
当然のリスク管理だな、と俺は素直に鞄を肩から抜いてマスルールに渡した。メルはずっと俺の頭の上に身を潜めているから、鞄に入っているのは卵の殻だけだが、一応タオルとターバンも巻き付けてあるから重さはきっと分からないだろう。マスルールがタオルを開けてしまわないことを祈る。
「では後ほど」
そう言って彼は円柱の中に消えた。
本当に忙しそうだな。
一応候補者である俺を地上に降ろしたのだって多分もうやけくそなんだろう。そのうち過労死しないといいんだが。
ちょっと同情していると、地上に着いたのが分かったのか頭の上でメルが足を踏ん張った。
珍しい景色で外を覗いているのかもしれない。
「メル、気をつけろよ。もう人が来るから、静かにな」
「ぴっ」
囁くと、メルは小さな声で返事をした。
まもなく役人の若い男性がやってきて、その人に連れられて宮殿の外に出ると、待っていた馬車に押し込まれた。すぐに走り出した馬車は宮殿から真っ直ぐに伸びる長い石畳みの道を走り、少し離れた場所に建つ白い外壁のそこそこ大きい煉瓦造りの建物の前に止まった。
すると建物の中からまた別の官吏の若者がすっ飛んで来て、馬車の扉を開けるなり俺に早く降りるように促して来る。
慌てて降りると、そのまま腕を引かれるくらいの勢いで建物の中に連れ込まれた。
マスルールの教育が行き届いているのか、グウェンが本当に何かしたのか知らないが、みんな動きが迅速だ。
建物に入ってすぐ脇の部屋の扉の前に連れて行かれた。
「こちらでお待ちです。マスルール様から六女典礼のことはうかがっておりますので、どうかご納得いただけるようによろしくお願いします」
そう言って扉を開けた人の言葉が完全に頭の中に入る前に、俺は応接室のような部屋の中で氷のように冷めた表情をして立っている騎士服姿のグウェンと、ソファに座っているウィルとベルを見つけた。
扉が開く気配でこちらに目を向けた彼の鋭い目が俺を捉える。
「グウェン!」
「レイナルド!」
その声を聞いて部屋の中に飛び込んだ。
急いで駆け寄ろうとしたら視界の先でグウェンの姿が掻き消える。え? と思った次の瞬間には、目の前に現れた彼に強く抱きしめられていた。
「ふわ?!」
この距離を転移したのだとすぐに理解したが、思わず口から驚きの声が漏れた。走る時間すら惜しかったのか、俺が驚いている間に覆いかぶさるように彼の腕が巻き付いてくる。強く抱きしめられて紫色の騎士服に顔が埋まった。
俺もグウェンの背中に腕を伸ばしてしがみついたら、身体に巻き付いた腕にもっと強く抱きしめられた。馴染んだ匂いに包まれてほっとして、目の前の胸に頭を預ける。
「……怪我はないか」
俺の耳元に顔を近づけたグウェンが掠れた声で聞いてきた。
そのいくらか緊張の残った彼の心地良い低い声を聞いて、俺は胸に込み上げる愛しさと安堵で喉の奥が少し震えた。
「ん。……大丈夫」
絶対に離さないという意志を感じる腕が背中と腰に巻き付いてぎゅうぎゅうと締め付けてくる。身動きが取れなくて苦しいが、それでも幸せだった。
「無体なことはされていないな」
「うん」
俺の返事を聞いて深く安堵の息を吐いた彼の息遣いを耳元で聞いて、俺はグウェンの胸に埋まった顔をぐりぐりと擦り付けた。
「……グウェン、俺が怒鳴ったの、まだ怒ってるか?」
ずっと気になっていたから恐々と聞いてみると、彼は少し黙ってから「怒っていない。怒っていたのは君の方だろう」と小さな声で囁いてきた。
「私の方がすまなかった」
と沈んだ声で言われたので、俺はまた彼の胸に顔を押し付けて首を横に振った。
「俺が変なところに拘ったから悪い。ごめんな」
「君は悪くないだろう。私が無神経なことを言った。悪かった」
ぎゅっと腕に力を入れて抱きしめられた。
心から悔やんでいる、というようなトーンの声を聞いて、俺はまた喉の奥が攣るように震えてきて息を深く吸った。
ようやく仲直りできた。よかった。
安心して身体から緊張が抜けると、グウェンの顔をよく見たくなって顔を上げた。頭の上のターバンが少しずれて、そういえばターバンを巻いていたんだったと思い出した。
メルは大丈夫か、と気配を探るとまだ頭皮に足が引っかかっている感覚がある。騒がしい雰囲気に様子見しているのか身を潜めているようなので、俺は安心してグウェンの顔を見上げた。
俺を見下ろす少し強張った精悍な顔はいつものグウェンで、離れていたのはたった二、三日のことだったのに色々ありすぎて随分会っていなかったような気がした。やっぱり、俺はこの男がいないとダメなんだな、と再確認する。ここ数日でダメージを受けていた精神的な疲労が今は嘘みたいに軽い。グウェンの顔を見ると、色々なことが怖くなくなるから不思議だ。
俺は自然と微笑みを浮かべて彼を見つめた。
「こんなところまで来てくれてありがとう」
「君は、本当に私をどうにかさせたいんだろう」
怒りながらも安心した気持ちが強いのか、目元は緩めながら目は怒っているというような複雑な表情をしたグウェンが俺に顔を寄せてくる。
キスを受け止めようと顔を上に向けて目を閉じようとした時、長い服の裾を下からつんと引っ張られた。
953
あなたにおすすめの小説
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
11月にアンダルシュノベルズ様から出版されます!
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
他サイトでも公開中
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放
大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。
嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。
だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。
嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。
混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。
琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う――
「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」
知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。
耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
【完結】悪役令息の従者に転職しました
* ゆるゆ
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
透夜×ロロァのお話です。
本編完結、『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけを更新するかもです。
『悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?』のカイの師匠も
『悪役令息の伴侶(予定)に転生しました』のトマの師匠も、このお話の主人公、透夜です!(笑)
大陸中に、かっこいー激つよ従僕たちを輸出して、悪役令息たちをたすける透夜(笑)
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
キュートなモブ令息に転生したボク。可愛さと前世の知識で悪役令息なお義兄さまを守りますっ!
をち。「もう我慢なんて」書籍発売中
BL
これは、あざと可愛い悪役令息の義弟VS.あざと主人公のおはなし。
ボクの名前は、クリストファー。
突然だけど、ボクには前世の記憶がある。
ジルベスターお義兄さまと初めて会ったとき、そのご尊顔を見て
「あああ!《《この人》》、知ってるう!悪役令息っ!」
と思い出したのだ。
あ、この人ゲームの悪役じゃん、って。
そう、俺が今いるこの世界は、ゲームの中の世界だったの!
そして、ボクは悪役令息ジルベスターの義弟に転生していたのだ!
しかも、モブ。
繰り返します。ボクはモブ!!「完全なるモブ」なのだ!
ゲームの中のボクには、モブすぎて名前もキャラデザもなかった。
どおりで今まで毎日自分の顔をみてもなんにも思い出さなかったわけだ!
ちなみに、ジルベスターお義兄さまは悪役ながら非常に人気があった。
その理由の第一は、ビジュアル!
夜空に輝く月みたいにキラキラした銀髪。夜の闇を思わせる深い紺碧の瞳。
涼やかに切れ上がった眦はサイコーにクール!!
イケメンではなく美形!ビューティフル!ワンダフォー!
ありとあらゆる美辞麗句を並び立てたくなるくらいに美しい姿かたちなのだ!
当然ながらボクもそのビジュアルにノックアウトされた。
ネップリももちろんコンプリートしたし、アクスタももちろん手に入れた!
そんなボクの推しジルベスターは、その無表情のせいで「人を馬鹿にしている」「心がない」「冷酷」といわれ、悪役令息と呼ばれていた。
でもボクにはわかっていた。全部誤解なんだって。
ジルベスターは優しい人なんだって。
あの無表情の下には確かに温かなものが隠れてるはずなの!
なのに誰もそれを理解しようとしなかった。
そして最後に断罪されてしまうのだ!あのピンク頭に惑わされたあんぽんたんたちのせいで!!
ジルベスターが断罪されたときには悔し涙にぬれた。
なんとかジルベスターを救おうとすべてのルートを試し、ゲームをやり込みまくった。
でも何をしてもジルベスターは断罪された。
ボクはこの世界で大声で叫ぶ。
ボクのお義兄様はカッコよくて優しい最高のお義兄様なんだからっ!
ゲームの世界ならいざしらず、このボクがついてるからには断罪なんてさせないっ!
最高に可愛いハイスぺモブ令息に転生したボクは、可愛さと前世の知識を武器にお義兄さまを守りますっ!
⭐︎⭐︎⭐︎
ご拝読頂きありがとうございます!
コメント、エール、いいねお待ちしております♡
「もう我慢なんてしません!家族からうとまれていた俺は、家を出て冒険者になります!」書籍発売中!
連載続いておりますので、そちらもぜひ♡
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。