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戻ってきた日常
よかったね
しおりを挟む「助けてください」
石畳の上で呆けている俺に対して話しかけてきたのは絶世の美女だったから呆けから挙動不審になってしまったのはしょうがない
ゲームだと思っていてもNPCにすら最低限の事を話せない俺としては視線を動かすばかり
「突然失礼致しました」
美女は綺麗なお辞儀をしてコチラをみてくる
「私の名前はアルステラ、この世界の滅びの危機から救ってもらいたく貴方を召喚してしまった女神です」
その綺麗な顔を歪ませながらも申し訳無さそうに言ってくる姿はNPCとは思えなかったし嘘を言っているようにも思えなかったんだよなぁ
「とりあえず場所を替えましょう。それで貴方のお名前は?」
「鈴木一郎です」
とっさに本名をいってしまったが、その時は冷静な判断も出来ていなかったんだろうな
本来ならいきなり本名を言うなんてありえない社会だからな
まー、そんなこんなで、本来は自分達の世界は自分達の責任で終わらせたかったがどうしょうもなくなり他世界から可能性がある者を召喚し助けてもらおうと、そして他世界の神は力が大き過ぎて他世界に干渉出来ない戒律が出来ているという話を聞いた
まぁ、侵食してきた上位神だけでもエライことになってたからね
女神が動けないので俺とこの世界で生きる人達とで上位神を倒すなり封印するなりした後に、元の時間軸の世界に返してもらう契約をしたために女神が残念がろうと俺が残りたいと言おうが契約は絶対で帰ることになったのだ
しょうがないよね
ちなみに上位神は俺達に攻められ、少し弱ったところを抗っていた女神が
「オラァ」
と叫んだところ顔をボコボコにして女神の中から出てき、どこからともなく女神かに似た声で
「オラァ」
と聞こえてきた声とともに振ってきたデカイ拳に潰されて、ウギャァァァと消えていった
たぶん聞こえてきた声は神殿に居る女神の方だろう
解放された女神と神殿に帰ってきたときにあった女神がとても清々しい顔をしていたのは世界が救われただけではないだろう
たぶんね
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