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戻ってきた日常
きいてません
しおりを挟む「乾燥」
水に濡れた服が乾いていく
生活魔法のひとつ乾燥だ
生活魔法は便利なものが多く使い勝手がいい
というよりも生活魔法以外は扱いが難しいともいう
生活魔法は唱えるだけで発動するが、初級魔法以上となると威力が安定しなかったり、コントロールが出来なかったり、下手をすれば暴発してダメージを喰らうこともあったりする
それでも1部のプレイヤーは使用することが出来ており、なかには中級以上を使用することが出来るプレイヤーいるらしいが、所詮は中級なので最前線では牽制くらいにしか使えず、メインは武器でサブで魔法といった感じらしい
ディファレント・ワールドには職業というものがない
俺は戦士だ
とかいってるやつはスキル構成が戦士だということ
戦士っぽいスキルなら剣術や槍術等の武器スキル、力や頑丈さ等のステータスを上げるスキルがあったりする
それっぽいスキルを持っていればいいのだ
職業が無いので装備なども、ステータスや重量などを気にしなければ好きな物を着ればいい
なかには商人や生産系がメインといいつつ、最前線で戦う猛者もいるようだ
「なかはけっこう明るいな」
洞窟内で暗いかと思ったが、所々に光っている石があり、少し足元が暗い程度だ
暗視のスキルがあるから大丈夫なんですけどね
俺の使用しているアバターは、凡庸性のあるスキルはある程度覚えている
スキルはレベルアップの際に、それまでの行動で覚えたり、敵や宝箱からのドロップなどがある
街でも初期的なスキルなら売っているので希少価値のあるスキルでなければ比較的簡単に覚えることが出来るのだ
スキル所持は制限は無いが、スキルを育てるには基本的には使用するしかない
たしかな検証はないのだが、スキルを所持しすぎるとスキルレベルが上がりづらいというのを掲示板で読んだ気がする
もちろん俺は読み専用だし、たまにしか観ない
スキル所持でレベルがどうのこうのなどというのは俺は諦めている
だってソロだからな
ソロは必要最低限は自分でしなければならない
戦闘はもちろん、斥候や罠の解除、道具の手入れ、やることがたくさんある
それでも俺は挫けずにソロで頑張ってきた
辛いと思ったこともあったが、やっとの思いでプレイすることが出来たゲームだ
そして何よりもソロであろうがディファレント・ワールドというゲームは楽しかった
楽しかったから俺が折れることはなかった
「モンスターも居ないし、罠の類も全く無いな」
しばらく洞窟内を進んだがモンスターの1匹も出てこない
運が良いことに行き止まりに当たることもなく進めている
ここが唯の洞窟ではないのはわかっている
洞窟を鑑定した際に???の洞窟と表示されており、名前が付くのはダンジョンかイベントがほとんどであった
そのためモンスターが出ず、罠すら無い事に違和感を感じ、そろそろ時間的にも帰ろうかと思いはじめ、来た道を引き返す
ズンッ
「え?」
急に来た道に岩の壁が立ち塞がる
え?え?なんでぇぇ?
罠の気配も無かったし、岩の壁自体も急に現れた
岩の壁を触ってみるが、俺の攻撃力ではとても壊せる感じじゃない
仕方なく先に進もうとすると
ズンッ
、、、
来た道と同じ様に岩の壁が現れた
今度は前と来たかー
後ろを向いても岩の壁、前を向いても岩の壁
脱出経路が無いかと探すが隙間すら無い
詰んだか?
そう思った瞬間
ガポッ
床が全て抜けた
ちょっ
「確定ハメやめてくれませんかねぇぇぇぇ」
俺は叫びながら落ちていった
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