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四章【何処かで】
4-8 開幕
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大会が始まって数時間。
ーーすでに、死人が出ていた。
参加者は容赦がないーーと言うより、むしろ殺すことを楽しんでいるような気がして。観客達もそれに盛り上がりを見せて、狂気の熱狂に、リオは吐き気を感じる。
「そろそろ俺の番か」
観客席に座ったままのシェイアードが言った。
「きっ、気を付けてね‥‥」
リオは心配そうに言う。
すでに死人を見たせいもあるが、何よりもシェイアードの戦いをまだ見たことがない。
彼が強いのかどうか、それがわからない。
「お前は自分の心配をしろ。顔色が良くない」
シェイアードはそう言うと、控え室に向かった。
(人を心配してる場合じゃない、か。参加者の中に私みたいな子供は少ないし、私だって死ぬ可能性がある。戦いの経験だって、私は浅い。でも、まだ死ぬわけにはいかない。必ずフォード国に帰るんだ。皆に会って、安心させて‥‥レイラの墓を作って。それまでは死ねない)
リオがそう決意を固めると、
「おい、てめぇ」
「えっ?」
いきなりぶっきらぼうに声を掛けられ、リオはゆっくりと振り向く。
「次に、シェイアード・フライシル、イーセン・ニライト。両者、入場」
そう、兵士の声が響いたので、
「何か用?私は試合を見たいんだけど」
シェイアードの番の為、リオが声をかけてきた男に嫌そうに言えば、
「まあ、そうだな。話は奴の試合が終わってからにするか」
ぶっきらぼうな声の主はそう言ってリオの隣に座った。
「そこ、シェイアードさんの席なんだけど‥‥」
「この試合が終わって、話が終わったら戻る。奴とは顔を合わせたくないからな」
赤毛のツンツンと生えた髪に、淡いブルーの瞳。水色の軽いジャケットを羽織った、リオと同い歳くらいの少年である。
「シェイアードさんの知り合い?」
リオが聞くと、
「ほら、試合が始まるぜ」
少年の言葉にリオは慌てて試合に目を向けた。
シェイアードの相手の男、片手に大きな斧を手にしたイーセン・ニライトの姿を見たリオは、
「ええっ!?でかい!!シェイアードさん大丈夫かな!?」
相手は鍛えぬいた筋肉を持ち、シェイアードよりも遥かに背の高い大柄な男だった。
「背丈や図体が問題じゃないだろ、勝敗を決めるのはいつだって力だ」
◆◆◆◆◆
「初戦からシェイアード・フライシル様、あなたのような貴族様が相手とは。これは殺さない程度に軽く終わらせた方がいいですかねぇ?」
イーセン・ニライトが嫌味ったらしくシェイアードに言うと、
「気にするな、殺す勢いで来い。この大会では貴族だとかそんなことは関係ないからな」
シェイアードがそう言うので、
「えーっ!?シェイアードさん、なんてことを‥‥」
リオは観客席から不安そうに試合を見つめている。見た目だけだったら、絶対にシェイアードが負けてしまいそうだから。
「殺す勢いでですか。くくく‥‥では、遠慮なく!」
ニヤリと笑ったイーセンは、自分の体に合った大きな斧を軽々と振り回し、シェイアードに向かった。
あんな大きな斧で斬りかかられたら‥‥リオは思わず目を閉じてしまう。
ギンッーー!
鉄と鉄がぶつかる音が耳に入った。
だが、それは一瞬の出来事、一度だけの音。
観客達のざわめきの声に、リオはゆっくりと目を開けーー‥‥宙を舞う斧を見た。
シェイアードは斧よりも遥かに軽く、小さい己が剣でイーセンの斧を遠くに振り払っていたのだ、たった一振りで。
ゴドッ!!!
イーセンの手から離れた斧は大きな音を立て、地面に落ちる。
シェイアードは武器をなくしたイーセンの前までゆっくりと歩き、彼の喉元に剣の切っ先を向けた。
「ぐっ‥‥!まだだ!まだやれる!!」
イーセンは遠くに落ちた斧を拾うこともせず、そのままシェイアードに突っ込んでいく。
「拳で戦うか、悪くはない。だがーー‥‥」
「オラァッーー!!」
拳を振り上げてきたイーセンの一撃をシェイアードはかわし、
「図体のでかいお前の動きは遅すぎる」
静かにそう言って、ブンッーー‥‥と、シェイアードはイーセンの右腕を軽く斬った。
イーセンの悲鳴と、少量の血飛沫が舞う。
「今みたいにじわじわ痛めつけて殺られたいか、一気にトドメをさすかーー‥‥もしくはここでリタイアするか。どれだ?」
シェイアードは相手に選択権を与えた。
その様子を、ハラハラしながらリオは見つめ、しばらくして‥‥
「勝者、シェイアード・フライシル!!」
兵士のその声に、リオはほっと胸を撫で下ろす。
「よ、良かったぁ!!シェイアードさん、あんな大きな男の人に勝っちゃった!!凄い!」
ーー結局、イーセンはリタイアした。
それに対しても、リオは安心している。
多分、シェイアードはあんな問いを最後にしたが、イーセンがどれを選んでも殺さなかったんじゃないかなと感じた。
すると、隣でこの勝敗を見ていた赤毛の少年はつまらなさそうに鼻で笑っているので、リオは首を傾げつつも、
「えーっと、話、だよね?」
「ああ。お前は、奴ーーシェイアードとどういった関係だ?」
思いも寄らぬ質問に、リオは目を丸くする。
と言うよりも、以前にも、カシルにシュイアとの関係を聞かれたことがあるなと、リオはそれを思い出していた。
「奴はあの日から誰に対しても心を閉ざしてきたはずだ。だから、なんでお前みたいな庶民の男と一緒にいるのかわからねぇ」
「ちょっ、庶民とか男って‥‥」
リオが気にしたのはその部分である。
「えーっと?あの日とか、心を閉ざすって?私はこの国の人間じゃないから。乗船してた船の代金が払えなくて、その時にシェイアードさんが代わりに払ってくれたんだよ。それで、色々あって‥‥行く宛てがなくって野営しようとした私を大会までシェイアードさんの家に置いてくれるって感じになっただけだよ」
とりあえず、これまでの流れを間接に説明してみせた。
少年は不思議そうな顔をしていたが、
「噂に聞いた奴は何事にも無関心だと聞いたんでな。ちょっと意外だわ。おっと、そろそろ戻らねーとシェイアードが来ちまうな」
少年が席から立つので、
「あっ。君、名前は?」
リオが尋ねると、
「ナガだ」
少年ーーナガはそれだけ言って立ち去った。
◆◆◆◆◆
「シェイアードさんおめでとう!!」
戻ってきたシェイアードに、リオは声を張り上げ、彼に抱きついて言うので、
「あ、ああ‥‥だからお前、抱きつくなと‥‥変な目で見られるぞ」
そんなリオにシェイアードは少々引き気味である。促されて渋々リオは彼から離れ、
「あっ、そうだ。シェイアードさん、ナガって人、知ってる?」
リオは先程の少年のことを聞いた。
「‥‥ナガ?知らないな。確か参加者だったか?そいつがどうした」
シェイアードは少し考えたが、知らないようで、首を傾げながら席に座る。
「ううん、なんでもないよ」
知らないなら知らないでいいかとリオは思った。
「さて、そろそろお前の番だぞ。控え室に向かった方がいい」
シェイアードに言われ、
「うっ、うん‥‥」
リオは不安気に席を立つ。
胸元に下げた、青色の、約束の石に軽く触れながら。
ーーすでに、死人が出ていた。
参加者は容赦がないーーと言うより、むしろ殺すことを楽しんでいるような気がして。観客達もそれに盛り上がりを見せて、狂気の熱狂に、リオは吐き気を感じる。
「そろそろ俺の番か」
観客席に座ったままのシェイアードが言った。
「きっ、気を付けてね‥‥」
リオは心配そうに言う。
すでに死人を見たせいもあるが、何よりもシェイアードの戦いをまだ見たことがない。
彼が強いのかどうか、それがわからない。
「お前は自分の心配をしろ。顔色が良くない」
シェイアードはそう言うと、控え室に向かった。
(人を心配してる場合じゃない、か。参加者の中に私みたいな子供は少ないし、私だって死ぬ可能性がある。戦いの経験だって、私は浅い。でも、まだ死ぬわけにはいかない。必ずフォード国に帰るんだ。皆に会って、安心させて‥‥レイラの墓を作って。それまでは死ねない)
リオがそう決意を固めると、
「おい、てめぇ」
「えっ?」
いきなりぶっきらぼうに声を掛けられ、リオはゆっくりと振り向く。
「次に、シェイアード・フライシル、イーセン・ニライト。両者、入場」
そう、兵士の声が響いたので、
「何か用?私は試合を見たいんだけど」
シェイアードの番の為、リオが声をかけてきた男に嫌そうに言えば、
「まあ、そうだな。話は奴の試合が終わってからにするか」
ぶっきらぼうな声の主はそう言ってリオの隣に座った。
「そこ、シェイアードさんの席なんだけど‥‥」
「この試合が終わって、話が終わったら戻る。奴とは顔を合わせたくないからな」
赤毛のツンツンと生えた髪に、淡いブルーの瞳。水色の軽いジャケットを羽織った、リオと同い歳くらいの少年である。
「シェイアードさんの知り合い?」
リオが聞くと、
「ほら、試合が始まるぜ」
少年の言葉にリオは慌てて試合に目を向けた。
シェイアードの相手の男、片手に大きな斧を手にしたイーセン・ニライトの姿を見たリオは、
「ええっ!?でかい!!シェイアードさん大丈夫かな!?」
相手は鍛えぬいた筋肉を持ち、シェイアードよりも遥かに背の高い大柄な男だった。
「背丈や図体が問題じゃないだろ、勝敗を決めるのはいつだって力だ」
◆◆◆◆◆
「初戦からシェイアード・フライシル様、あなたのような貴族様が相手とは。これは殺さない程度に軽く終わらせた方がいいですかねぇ?」
イーセン・ニライトが嫌味ったらしくシェイアードに言うと、
「気にするな、殺す勢いで来い。この大会では貴族だとかそんなことは関係ないからな」
シェイアードがそう言うので、
「えーっ!?シェイアードさん、なんてことを‥‥」
リオは観客席から不安そうに試合を見つめている。見た目だけだったら、絶対にシェイアードが負けてしまいそうだから。
「殺す勢いでですか。くくく‥‥では、遠慮なく!」
ニヤリと笑ったイーセンは、自分の体に合った大きな斧を軽々と振り回し、シェイアードに向かった。
あんな大きな斧で斬りかかられたら‥‥リオは思わず目を閉じてしまう。
ギンッーー!
鉄と鉄がぶつかる音が耳に入った。
だが、それは一瞬の出来事、一度だけの音。
観客達のざわめきの声に、リオはゆっくりと目を開けーー‥‥宙を舞う斧を見た。
シェイアードは斧よりも遥かに軽く、小さい己が剣でイーセンの斧を遠くに振り払っていたのだ、たった一振りで。
ゴドッ!!!
イーセンの手から離れた斧は大きな音を立て、地面に落ちる。
シェイアードは武器をなくしたイーセンの前までゆっくりと歩き、彼の喉元に剣の切っ先を向けた。
「ぐっ‥‥!まだだ!まだやれる!!」
イーセンは遠くに落ちた斧を拾うこともせず、そのままシェイアードに突っ込んでいく。
「拳で戦うか、悪くはない。だがーー‥‥」
「オラァッーー!!」
拳を振り上げてきたイーセンの一撃をシェイアードはかわし、
「図体のでかいお前の動きは遅すぎる」
静かにそう言って、ブンッーー‥‥と、シェイアードはイーセンの右腕を軽く斬った。
イーセンの悲鳴と、少量の血飛沫が舞う。
「今みたいにじわじわ痛めつけて殺られたいか、一気にトドメをさすかーー‥‥もしくはここでリタイアするか。どれだ?」
シェイアードは相手に選択権を与えた。
その様子を、ハラハラしながらリオは見つめ、しばらくして‥‥
「勝者、シェイアード・フライシル!!」
兵士のその声に、リオはほっと胸を撫で下ろす。
「よ、良かったぁ!!シェイアードさん、あんな大きな男の人に勝っちゃった!!凄い!」
ーー結局、イーセンはリタイアした。
それに対しても、リオは安心している。
多分、シェイアードはあんな問いを最後にしたが、イーセンがどれを選んでも殺さなかったんじゃないかなと感じた。
すると、隣でこの勝敗を見ていた赤毛の少年はつまらなさそうに鼻で笑っているので、リオは首を傾げつつも、
「えーっと、話、だよね?」
「ああ。お前は、奴ーーシェイアードとどういった関係だ?」
思いも寄らぬ質問に、リオは目を丸くする。
と言うよりも、以前にも、カシルにシュイアとの関係を聞かれたことがあるなと、リオはそれを思い出していた。
「奴はあの日から誰に対しても心を閉ざしてきたはずだ。だから、なんでお前みたいな庶民の男と一緒にいるのかわからねぇ」
「ちょっ、庶民とか男って‥‥」
リオが気にしたのはその部分である。
「えーっと?あの日とか、心を閉ざすって?私はこの国の人間じゃないから。乗船してた船の代金が払えなくて、その時にシェイアードさんが代わりに払ってくれたんだよ。それで、色々あって‥‥行く宛てがなくって野営しようとした私を大会までシェイアードさんの家に置いてくれるって感じになっただけだよ」
とりあえず、これまでの流れを間接に説明してみせた。
少年は不思議そうな顔をしていたが、
「噂に聞いた奴は何事にも無関心だと聞いたんでな。ちょっと意外だわ。おっと、そろそろ戻らねーとシェイアードが来ちまうな」
少年が席から立つので、
「あっ。君、名前は?」
リオが尋ねると、
「ナガだ」
少年ーーナガはそれだけ言って立ち去った。
◆◆◆◆◆
「シェイアードさんおめでとう!!」
戻ってきたシェイアードに、リオは声を張り上げ、彼に抱きついて言うので、
「あ、ああ‥‥だからお前、抱きつくなと‥‥変な目で見られるぞ」
そんなリオにシェイアードは少々引き気味である。促されて渋々リオは彼から離れ、
「あっ、そうだ。シェイアードさん、ナガって人、知ってる?」
リオは先程の少年のことを聞いた。
「‥‥ナガ?知らないな。確か参加者だったか?そいつがどうした」
シェイアードは少し考えたが、知らないようで、首を傾げながら席に座る。
「ううん、なんでもないよ」
知らないなら知らないでいいかとリオは思った。
「さて、そろそろお前の番だぞ。控え室に向かった方がいい」
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