18 / 53
第三章 サラマンダー恋慕に花束を
-4-
しおりを挟む
「あかん・・・・話には聞いとったけれど・・・ウチの天使がここにおった」
へっ?驚く私に八重子さんは駆け寄って両手伸ばして私を包む。着物の首袖が頬に当たり桃の香りがした。
その後は八重子さんの腕の中に収まってされるがままに頭をなでられ、ビールを口に運びながら神話の絵画よろしく陽気に昔の武勇伝を康夫さんは語り始めた。肩を組まれたアールさんが悲しそうな瞳で私を見た。
ミーナさんは楽しそうに晩酌の準備を終えると、厨房に見を預けながら楽しそうにファッション雑誌を眺めている。なんとも愉快な初日になったなと眺めていると、八重子さんに頭がなでられ体が揺れた。
次の日、待ち合わせよりもちょっとだけ早い時間に私はカフェ・ノードを訪れた。もうすでに太陽は高く昇っている。一応今後のことを含めてミーナさんと連絡先を交換しようとしたのだけど、
「ごめんねー。私はそういうの詳しくなくて。魔法の方が簡単に思えるよー」
ミーナさんはがっかりしたようすで答えた。魔法を使うことができたのならこういった端末はいらなくなるのかな。
私は時刻を確認した後、端末をポケットに入れる。端末がひどく重たく感じる。確かに必要な情報はすぐに集まるけれど自分にとって必要もない、知らなくてもいい事実もまたたくさん集まってくるのはとても私の心を重くする。
秋の空は高くて羊雲がまばらに青空の中で気持ちよさそうに浮かんでいた。これからまたすっと気温が下がってきてこの路面は凍りつく日も訪れるのだ。考えると気持ちもまた冷たくなる。
「おぉ!あいかわらず早いな!」
店の前にはアールさんが立っており、そのかぎ爪を存分に広げながら私へ手を振った。
昨日の作業着とは違い深い緑色をしたチノパンと昨日と変わらない黒いインナー、どこで買ったかはわからない赤と緑の派手なチェック柄のカーディガンを羽織っている。もとは火の元素を司る精霊だからあんまり寒くないのかな?私が手を振り返すとちょっと遅れて店の中からミーナさんも顔を出す。
深いグレーの丈の長いワンピースに若草色カーディガンを羽織っている。緊張した面持ちのミーナさんをカーディガンがいつもよりずっと大人に見せた。少しおとなしすぎるほどに。
「それじゃ行きましょうか。昨日はワクワクしてあまり眠れなかったの」
ミーナさんは目をこすりながらあくびをかみ殺し、俺もだよ。とアールさんもそれに続く。そんなに緊張するものなのかと私は首をかしげる。
「どうやっていきますか?市バスなら三十分くらいですが」
そうすっか。とアールさんはポケットに手を突っ込み、それを見て私はサラマンダーのかぎ爪を収めることのできるポケットの構造が気になった。ミーナさんはそうねぇと口元に手を当てる。
「せっかくだし。空を歩いて行きましょうか。こんなに素敵な秋晴れだもの」
私とアールさんが顔を合わせるとミーナさんは右の人差し指を空に向けて言葉を放つ。聞いたことのない言語だと思ったし、それは言葉というより、ひとつのメロディーとなってミーナさんの口元からあふれてきた。
「ちょっと待った!まだ気持ちの準備が・・・」
アールさんの言葉を待たずに、ミーナさんは私に片目をつぶって見せると一度右手を大きく回し、空に向けて高々とあげる。
足元から風が吹いた。
北から吹き荒ぶ風向きは私たちを取り巻く。頭上で回転しつつそのまま地面に向けて吹き下ろした。
風向きが巻き上げられた茶色をした木の葉でよくわかった。地面から吹き上げる風は徐々に強まると一瞬の静寂を境に一気に強くなる。
私は自分の体が重さを失ってしまったかのように地面から足が離れる。そして風はどんどん強まり、私たちはしばらくふわふわ浮いた後、空へ向かって一気に跳ね上げられた。
きりもみしながら上下もわからず私が目を白黒させていると、上昇する時間はすぐに終わり眼下に見えるカフェが手のひらで包んでしまえそうなほど小さく見える。
京都の街を包む山々と同じくらいの高さで私たちは街を見下ろしていた。はるか遠くに浮かんでいたはずの羊雲はもう手でつかんでしまえそうな位置にある。
私は驚きながらもなんとか空の上で姿勢を整えようともがいていると、ミーナさんは心地よさそうに両手を枕に浮かんでいる。アールさんといえば肩をガックリと落として両手で顔を覆っていた。
「ねっ。気持ちいいでしょ?あっこれじゃちょっと目立ちすぎるから後はアールさん。よろしくね」
ここまでやったら自分でやればいいだろう。とアールさんはできるだけ眼下に視線を向けることを避けつつミーナさんを見る。後学のためにね。とミーナさんが返すとアールさんはちらりと横目で私を見た。そして左手で一度顔を包み、そこから腕を振るって顔を出すとフッと口元をすぼめて息を吐く。
赤い吐息は少し離れた場所にいる私でも温度を感じるほどの熱量であった。それは私たちの足元へと広がり、赤色は鮮明さを落として徐々に透明となる。
「これでよし。とこれで周りから俺たちのことは見えない。俺の陽炎で包んでしまったからな。しかしこんなに派手なことするなんてらしくないな」
「たまにはいいじゃない。こんなに気持ちがいい陽気だもの」
呆れるアールさんの横でふわふわと浮かびながらミーナさんは空のさらに高い所を一度見上げ、それでは行きましょうかとくるりと反転し直立になると足を前に踏み出す。
私もそれに習い足を踏み出してみると地面はないはずなのに深い腐葉土の上に立った時みたいに、頼りなくともしっかりとそれが私の足を包んだ。
なんとかバランスを保つといつの間にか隣に並ぶミーナさんを私は見上げる。
「これは・・・魔法ですよね?」
「風便り(かぜだより)って魔法だよ。大気に溶け込む風の元素を司るシルフさんたちに、お手伝いしてもらって空を歩く魔法なの。箒に乗ったら魔女らしいけどそれは腰を痛めるからね。長距離を移動するには便利だけど、これくらいの距離なら歩いた方が楽だよ」
「そういうものですか。私にも使えるようになりますか?」
どうかなー。とちょっとだけ意地悪な笑みを浮かべるミーナさんの後ろから、空を歩くのに苦労していたアールさんがようやく横に並ぶ。
「琴音ちゃんにはどうかな。本当はこんな簡単に元素、というか俺たちの力を操ることはできないんだよ」
どういうことですか?と私がぱちくりとさせていると、どうぞ。とミーナさんが手のひらをアールさんに向けた。
うん。とアールさんは腕組みをする。
「なんというか。いろいろな元素は形を持たないままあらゆる所に存在している。目に見ることができなくてな、俺たちみたいに形を成した元素は、それぞれの意思を持って目に見えることができて同じ元素なら操れる。まぁ弟たちみたいなもんだからな」
でも人は違うだろう?とアールさんは私の瞳を覗き込みながら言った。ミーナさんは手足を伸ばして陽気に歩く。
「人だった魔女や魔法使いは違う。だから杖だとか魔法の力が込められた道具がいるんだ。道具をこう・・・ある種のデバイスとして用いて元素たちと話をするんだよ。そうして従えることができたら、従えた元素の持つ力を使って、いわゆる魔法が使える」
「ミーナさんは何も持っていないように見えますが・・・」
「そうなんだよなぁ。それがわかんねえし、そもそも人が何種類も元素を操ることなんてできないんだよ。琴音ちゃんは外国の言葉を何種類も上手に話せないだろう?俺だって日本の言葉を覚えるのには苦労した。同じで、元素を使役するための言葉も違うし方法も違う。それぞれの性格だって違うからこんなに従えることは決してできない。だからまぁ俺たちからしても、ミーナさんは謎の人物なんだ」
「ふふー。秘密があるのは大人の女っぽいでしょ?それに私が道具を使って魔法を使ったら、みんな頑張りすぎちゃうからね。たとえば風便りの魔法なんて、道具を使って同じように使ったらね・・・ここよりずっと高い場所で凍えなきゃならないし、飛び上がる瞬間にお店を吹き飛ばしちゃう。アールさんだってここよりずっと高い場所で冬眠なんかしたくないでしょ?」
そりゃなぁ。とアールさんは深く考えこむ素振りをした後すぐにやーめた。とお手上げといった具合に両手をあげる。
「こんな世界に生きていたら説明がつかない、不思議なことなんて慣れちまうからな。琴音ちゃんは琴音ちゃんのペースでやればいいんだ。俺だったらいつでも力を貸すからさ」
アールさんはそういうとフッと吐息をもらす。赤色の吐息は空に浮かんで消えた。
そうそう焦らずにゆっくりと。とミーナさんもメロディーに乗せた口調で言った。
アールさんの説明を聞いてしまうと魔法がずっと遠くの存在に感じてしまうけど、今、私が身にまとうシルフの魔法は私を日常からずっと遠い場所へと連れていってくれている。
いつかこんな魔法が使えたらいいな。と私は胸の奥で風と共に揺れる母からもらったディアーナの首飾りをぎゅっと握った。
へっ?驚く私に八重子さんは駆け寄って両手伸ばして私を包む。着物の首袖が頬に当たり桃の香りがした。
その後は八重子さんの腕の中に収まってされるがままに頭をなでられ、ビールを口に運びながら神話の絵画よろしく陽気に昔の武勇伝を康夫さんは語り始めた。肩を組まれたアールさんが悲しそうな瞳で私を見た。
ミーナさんは楽しそうに晩酌の準備を終えると、厨房に見を預けながら楽しそうにファッション雑誌を眺めている。なんとも愉快な初日になったなと眺めていると、八重子さんに頭がなでられ体が揺れた。
次の日、待ち合わせよりもちょっとだけ早い時間に私はカフェ・ノードを訪れた。もうすでに太陽は高く昇っている。一応今後のことを含めてミーナさんと連絡先を交換しようとしたのだけど、
「ごめんねー。私はそういうの詳しくなくて。魔法の方が簡単に思えるよー」
ミーナさんはがっかりしたようすで答えた。魔法を使うことができたのならこういった端末はいらなくなるのかな。
私は時刻を確認した後、端末をポケットに入れる。端末がひどく重たく感じる。確かに必要な情報はすぐに集まるけれど自分にとって必要もない、知らなくてもいい事実もまたたくさん集まってくるのはとても私の心を重くする。
秋の空は高くて羊雲がまばらに青空の中で気持ちよさそうに浮かんでいた。これからまたすっと気温が下がってきてこの路面は凍りつく日も訪れるのだ。考えると気持ちもまた冷たくなる。
「おぉ!あいかわらず早いな!」
店の前にはアールさんが立っており、そのかぎ爪を存分に広げながら私へ手を振った。
昨日の作業着とは違い深い緑色をしたチノパンと昨日と変わらない黒いインナー、どこで買ったかはわからない赤と緑の派手なチェック柄のカーディガンを羽織っている。もとは火の元素を司る精霊だからあんまり寒くないのかな?私が手を振り返すとちょっと遅れて店の中からミーナさんも顔を出す。
深いグレーの丈の長いワンピースに若草色カーディガンを羽織っている。緊張した面持ちのミーナさんをカーディガンがいつもよりずっと大人に見せた。少しおとなしすぎるほどに。
「それじゃ行きましょうか。昨日はワクワクしてあまり眠れなかったの」
ミーナさんは目をこすりながらあくびをかみ殺し、俺もだよ。とアールさんもそれに続く。そんなに緊張するものなのかと私は首をかしげる。
「どうやっていきますか?市バスなら三十分くらいですが」
そうすっか。とアールさんはポケットに手を突っ込み、それを見て私はサラマンダーのかぎ爪を収めることのできるポケットの構造が気になった。ミーナさんはそうねぇと口元に手を当てる。
「せっかくだし。空を歩いて行きましょうか。こんなに素敵な秋晴れだもの」
私とアールさんが顔を合わせるとミーナさんは右の人差し指を空に向けて言葉を放つ。聞いたことのない言語だと思ったし、それは言葉というより、ひとつのメロディーとなってミーナさんの口元からあふれてきた。
「ちょっと待った!まだ気持ちの準備が・・・」
アールさんの言葉を待たずに、ミーナさんは私に片目をつぶって見せると一度右手を大きく回し、空に向けて高々とあげる。
足元から風が吹いた。
北から吹き荒ぶ風向きは私たちを取り巻く。頭上で回転しつつそのまま地面に向けて吹き下ろした。
風向きが巻き上げられた茶色をした木の葉でよくわかった。地面から吹き上げる風は徐々に強まると一瞬の静寂を境に一気に強くなる。
私は自分の体が重さを失ってしまったかのように地面から足が離れる。そして風はどんどん強まり、私たちはしばらくふわふわ浮いた後、空へ向かって一気に跳ね上げられた。
きりもみしながら上下もわからず私が目を白黒させていると、上昇する時間はすぐに終わり眼下に見えるカフェが手のひらで包んでしまえそうなほど小さく見える。
京都の街を包む山々と同じくらいの高さで私たちは街を見下ろしていた。はるか遠くに浮かんでいたはずの羊雲はもう手でつかんでしまえそうな位置にある。
私は驚きながらもなんとか空の上で姿勢を整えようともがいていると、ミーナさんは心地よさそうに両手を枕に浮かんでいる。アールさんといえば肩をガックリと落として両手で顔を覆っていた。
「ねっ。気持ちいいでしょ?あっこれじゃちょっと目立ちすぎるから後はアールさん。よろしくね」
ここまでやったら自分でやればいいだろう。とアールさんはできるだけ眼下に視線を向けることを避けつつミーナさんを見る。後学のためにね。とミーナさんが返すとアールさんはちらりと横目で私を見た。そして左手で一度顔を包み、そこから腕を振るって顔を出すとフッと口元をすぼめて息を吐く。
赤い吐息は少し離れた場所にいる私でも温度を感じるほどの熱量であった。それは私たちの足元へと広がり、赤色は鮮明さを落として徐々に透明となる。
「これでよし。とこれで周りから俺たちのことは見えない。俺の陽炎で包んでしまったからな。しかしこんなに派手なことするなんてらしくないな」
「たまにはいいじゃない。こんなに気持ちがいい陽気だもの」
呆れるアールさんの横でふわふわと浮かびながらミーナさんは空のさらに高い所を一度見上げ、それでは行きましょうかとくるりと反転し直立になると足を前に踏み出す。
私もそれに習い足を踏み出してみると地面はないはずなのに深い腐葉土の上に立った時みたいに、頼りなくともしっかりとそれが私の足を包んだ。
なんとかバランスを保つといつの間にか隣に並ぶミーナさんを私は見上げる。
「これは・・・魔法ですよね?」
「風便り(かぜだより)って魔法だよ。大気に溶け込む風の元素を司るシルフさんたちに、お手伝いしてもらって空を歩く魔法なの。箒に乗ったら魔女らしいけどそれは腰を痛めるからね。長距離を移動するには便利だけど、これくらいの距離なら歩いた方が楽だよ」
「そういうものですか。私にも使えるようになりますか?」
どうかなー。とちょっとだけ意地悪な笑みを浮かべるミーナさんの後ろから、空を歩くのに苦労していたアールさんがようやく横に並ぶ。
「琴音ちゃんにはどうかな。本当はこんな簡単に元素、というか俺たちの力を操ることはできないんだよ」
どういうことですか?と私がぱちくりとさせていると、どうぞ。とミーナさんが手のひらをアールさんに向けた。
うん。とアールさんは腕組みをする。
「なんというか。いろいろな元素は形を持たないままあらゆる所に存在している。目に見ることができなくてな、俺たちみたいに形を成した元素は、それぞれの意思を持って目に見えることができて同じ元素なら操れる。まぁ弟たちみたいなもんだからな」
でも人は違うだろう?とアールさんは私の瞳を覗き込みながら言った。ミーナさんは手足を伸ばして陽気に歩く。
「人だった魔女や魔法使いは違う。だから杖だとか魔法の力が込められた道具がいるんだ。道具をこう・・・ある種のデバイスとして用いて元素たちと話をするんだよ。そうして従えることができたら、従えた元素の持つ力を使って、いわゆる魔法が使える」
「ミーナさんは何も持っていないように見えますが・・・」
「そうなんだよなぁ。それがわかんねえし、そもそも人が何種類も元素を操ることなんてできないんだよ。琴音ちゃんは外国の言葉を何種類も上手に話せないだろう?俺だって日本の言葉を覚えるのには苦労した。同じで、元素を使役するための言葉も違うし方法も違う。それぞれの性格だって違うからこんなに従えることは決してできない。だからまぁ俺たちからしても、ミーナさんは謎の人物なんだ」
「ふふー。秘密があるのは大人の女っぽいでしょ?それに私が道具を使って魔法を使ったら、みんな頑張りすぎちゃうからね。たとえば風便りの魔法なんて、道具を使って同じように使ったらね・・・ここよりずっと高い場所で凍えなきゃならないし、飛び上がる瞬間にお店を吹き飛ばしちゃう。アールさんだってここよりずっと高い場所で冬眠なんかしたくないでしょ?」
そりゃなぁ。とアールさんは深く考えこむ素振りをした後すぐにやーめた。とお手上げといった具合に両手をあげる。
「こんな世界に生きていたら説明がつかない、不思議なことなんて慣れちまうからな。琴音ちゃんは琴音ちゃんのペースでやればいいんだ。俺だったらいつでも力を貸すからさ」
アールさんはそういうとフッと吐息をもらす。赤色の吐息は空に浮かんで消えた。
そうそう焦らずにゆっくりと。とミーナさんもメロディーに乗せた口調で言った。
アールさんの説明を聞いてしまうと魔法がずっと遠くの存在に感じてしまうけど、今、私が身にまとうシルフの魔法は私を日常からずっと遠い場所へと連れていってくれている。
いつかこんな魔法が使えたらいいな。と私は胸の奥で風と共に揺れる母からもらったディアーナの首飾りをぎゅっと握った。
0
あなたにおすすめの小説
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
神のミスで転生したけど、幼女化しちゃった! 神具【調薬釜】で、異世界ライフを楽しもう!
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
旧題:神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!
電子書籍は、2026/3/9に発売です!
書籍は2026/3/11に発売(予約受付中)です!メロンブックス様より、特典の描き下ろしSSペーパーがあります。詳しくは、メロンブックス様へお願い致します。
イラストは、にとろん様です。よろしくお願い致します!
ファンタジー小説大賞に投票して頂いた皆様には、大変感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる